ネットの世界でトップに立つにはスピードが勝負。従来のように社内会議で意思決定を形成するようでは日本企業が世界の企業との競争に打ち勝つことはできない。
久夛良木健 ソニーコンピューターエンターテイメント元社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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皆さんの月給がかりに十万円であれば、十万円の仕事しかしなかったら、会社には何も残らない。
松下幸之助 パナソニック創業者
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現在日本は第二の敗戦を迎えたといわれていますが、それならば経営者が本当にその責任をとったらいいのではないか。戦後、公職追放と言う形で多くの経営者がパージを受けました。それによって経営陣が若返り、30代、40代の経営者が生まれて戦後の経済を支えていったのです。第二の公職追放をとまでは言いませんが、自ら取るべき責任をうやむやにしたまま、新しい経営体制を築くことには無理がある。
奥田碩 元トヨタ自動車社長
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社員の首切りをしない一番いい方法は何かというと、人を増やさないことです。ある程度の新陳代謝は必要だけれど、もう組織を拡大するのはやめようということ。会社の利益はだれが作るのかというと、社員、すなわち会社の仲間たちです。であるならば、利益は株主と会社の仲間たちに分配するのが当たり前でしょう。だったら、人数は少ない方がいいに決まっている。
松井道夫 元松井証券社長
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竹に節目があるのは大きく成長するためだ。企業にもそういう節目を作るべき時がある。
三木谷浩史 楽天創業者
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私が尊敬するデュポンなどは、200年にもわたって繁栄し、何世代も働いている人が珍しくありません。米国企業を指して、よく言われる無機質な労使関係ではなく、家族的な社風です。まさに敬愛される企業でしょう。目標は、まだまだ遠いというのが実感です。
御手洗冨士夫 元キヤノン社長
久夛良木健の他の名言
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「どうなるか」ではなく、「どうしたいか」を考え実行に移す人材が不可欠。
久夛良木健
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従来は、何をやるにしても「人・モノ・金」が必要で、それらの資本は大企業に集中していた。それが今やインターネット時代の到来により、かなりの部分が水平なレイヤー群として広く提供され、誰でも比較的安価で利用可能になっている。その上で新興ベンチャーが画期的なアイデアを持ち寄り、魅力的なアプリケーションを考えて、例えばツイッターやフェイスブックのように自らのネットワークプラットフォーム上で公開する。それがユーザーの心を掴むと一気に何億人というビジネスがテイクオフできる可能性がある。日本からも様々なベンチャーが戦いやすい状況が既に開けている。
久夛良木健
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夢のようなことはすぐには実現が難しそうに見えても、いつか可能になる時代を迎える。そのためには、「夢」を持ち続け、未来を自ら引き寄せられる人材を育てる必要がある。
久夛良木健
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家電は英語でコンシューマーエレクトロニクスです。消費という概念は産業革命以降に動力が生まれ、大量生産と物流・流通のインフラが整うことで誕生しました。日本でも消費=売っておしまいというビジネスが戦後の高度成長による巨大な需要によって成立したのですが、それは人類の中でほんの数十年の出来事に過ぎないのです。
久夛良木健
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プレイステーションは確かに継続的なビジネスだと言えるでしょう。しかし、それは何もプレイステーションが初めてではなく、八百屋も呉服屋も腕に自信のある職人も、昔からずっと継続的な商売を生業としてきたのです。というより商売とは継続性がなければ成り立たなかったのです。
久夛良木健
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プレイステーションの開発プロジェクトでは、全員一丸となって「コンピュータ・エンタテインメントの創造」という共通の夢に向かって、会社間の垣根をとくに意識することなく、プロジェクト全体を大きな成功へと導くことができました。
久夛良木健
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昔のソニーはその製品を使ってどんな体験ができるかということを提示するのが上手でした。「ウォークマン」は、どこにいても自分の世界が常に音楽に包まれているという、それ以前にはなかった体験をユーザーに提供したのです。
久夛良木健
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ソニーはエンジニアリングで世の中のライフスタイルを変える会社だと私は思っています。従来のやり方を踏襲していたり、社内だ社外だと区別したりしていては、世界を変えることなんてできなかったでしょう。
久夛良木健