生活を質素にしたり、われわれが経費を節約するというようなことは金を尊重することで、奴隷になることではない。それからまた、合理的に社会・国家のために事業を経営してそして、合理的に利益をあげる。これは金を尊重することだ。しかしながら、昔の商人のように人に迷惑かけようが、社会に迷惑かけようが、金を儲けりゃいい。これは金の奴隷である。それを私はとらなかった。
出光佐三 出光興産創業者
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仕事が好きで、すでにお金があるけれども買収を単なる出口戦略とは考えず、株主を大事にしながら、事業運営を楽しむという、資本主義のお手本のような考え方を持つ企業群の経営者がバークシャー社には集まってくる。
ウォーレン・バフェット 投資家、バークシャー・ハサウェイ会長兼CEO
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国家は光り輝く金属の蓄積によって豊かになるのではない、そんなのは子供じみている。国家が豊かになるのはその国民の経済的な繁栄によってなのだ。
アダム・スミス 経済学者
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金儲けしたいという志を持つことは、悪いことではありません。住友財閥の伊庭貞剛は、「われ財を愛す」と言いました。しかし、その後に「これを取るに道あり」と続けたんです。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
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お金が欲しいんじゃない。ただ、素晴らしい女になりたいの。
マリリン・モンロー 映画女優、歌手
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もっとも希少で有限な要素は「時間」です。「お金」でも「知識」でも「労働」でもありません。「お金」は時間があれば、利子で増やすことができます。「知識」も時間があれば、学んだり調べたりして増やすことができます。「労働」も同じです。長い時間働けばいいのです。しかし、「時間」だけは、すべての人に平等に一日二四時間と限られています。
勝間和代 公認会計士、経済評論家
出光佐三の他の名言
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真面目に働く者が、それに見合う報酬を受けるのは当然の理である。好・不況にかかわらず、社員の生活は保障されねばならない。ぜいたくはいけないが、貧しいのはもっといけない。
出光佐三
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禅的な言葉でいえば自分を殺す、身を犠牲にするというか克己の精神、これが私の信念である。したがって会社の経営も利益本位じゃなく商売本位、事業本位という考え方になった。
出光佐三
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出光商会は事業を目標とせよ。金を目標とするな。しかしながら決して金を侮蔑し軽視せよと言うのではない。
出光佐三
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人間なら誰だって過ちがある。僕が過ちをやっても咎められず、社員がやると咎められる、ていう法はないと思う。それだから人間らしいあやまちは咎めない。ただ、そこで忘れてはならないのは、後で自己を反省する心のあり方だ、反省する心の積み重ねがあって、初めて失敗は尊い経験となって生きてくる。したがって、失敗はその人にとって尊い授業料となりうる。そこに進歩がある。
出光佐三
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努めて難関を歩いて、努めて苦労を味わう。これが人間としては、大切なことである。
出光佐三
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事業資金として大いに金を儲けねばならぬ。経費も節約せねばならぬ。冗費無駄を省かねばならぬ。ただ将来の事業の進展を邪魔するような、儲け方をしてはならぬ。あくまでも事業を主とし、資本蓄積を従とし、この本末を誤ってはならぬ。
出光佐三
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金の奴隷となるな、人を主とし金を従とせよ。
出光佐三
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付焼刃の親切や、鍍金の親切では駄目である。親切は徹底せねばならぬ。上下、又は同僚間に、気兼や遠慮がある様では、親切は決して徹底していない。肉親の兄弟を鞭打つ以上の打解けたる親切であらねばならぬ。誤解を恐れたり、自分の立場を考える様では、人に親切は出来ぬ。
出光佐三