物事がうまく運び、周囲の称賛を浴びているときに、なぜ勝利の方程式を書き換えなければならないのか?答えは簡単だ。世の中は常に変化しているからである。顧客のニーズや好みは毎年変化し、競争も激化する。ビジネスでも人生でも、変化を免れるものは一つもない。現状に寄りかかっていると不幸な結果を招くことになるんだ。
ハワード・シュルツ 元スターバックスCEO
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実は、ある時期「もしかしたら、もう会社はつぶれないかもしれない」と思うようになりました。業績が悪化してもどこかが買ってくれるだろうと。そうしてある程度安定してから、自分は人間として劣化してしまったなと感じるようになりました。つぶれるかもしれないという恐怖心があったからこそここまでやってこれたのです。
矢野博丈 ダイソー創業者
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多くのビジネスでは、お客さんが欲しいから、最初に設定したハードルをすぐ下げてしまいます。でも、「イヤなら参加しなくてもいいですよ」というぐらいの気持ちで、ギリギリまで踏ん張らないと駄目です。仮にJリーグ発足時の参加チームが6チームぐらいしかなかったとしたら、主導権はチーム側にあるわけだから、参加資格の条件をどんどん下げなくてはいけなかったと思います。もしそうなっていたら、Jリーグは発足しても成功していなかったでしょう。
川淵三郎 Jリーグ初代チェアマン、B.LEAGUE初代チェアマン
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私自身はソニーに「神話」があったとは思っていない。
盛田昭夫 ソニー創業者
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僕は経済誌などのインタビューにはほとんど出たことがない。なぜかというとコンプレックスがあったんです。僕が出るような雑誌じゃないと思ってしまう。「大好きだった音楽を作っていたら、会社が大きくなり、たまたま社長になってしまった」という思いがどうしてもある。大学時代に経済のことを一生懸命勉強して会社に入って叩き上げで社長になった、ということではない。
松浦勝人 エイベックス創業者、音楽プロデューサー
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常に新たなことに取り組まなければ会社は存続できない。
宮内義彦 元オリックス社長
ハワード・シュルツの他の名言
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規模の大小にかかわらず、何か新たな事業を興す場合には、予想した以上に時間と金がかかることを絶対に頭に叩き込んでおかなければならない。事業計画が大掛かりなものであれば、たとえ売り上げが急増していても、一時的に利益以上の額を投資に回さざるを得ないことを覚悟しておくべきである。
ハワード・シュルツ
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自分のアイデアを話しているうちに、いま何をなすべきかがわかってきた。いまが絶好のチャンスなのだ。このチャンスをつかまずに、現状に甘えてリスクを避け、いたずらに時を過ごしていたらチャンスは二度と戻ってこないだろう。このチャンスをつかまなかったら一生後悔することになると私は思った。結果がどうなろうとやらなければならない。
ハワード・シュルツ
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株主の利益だけを考える企業は従業員を道具のように扱い、コストを低く抑えようとする。情け容赦なく首切りを実行する経営者が一時的に自社の株価を上げる場合がよくある。しかし長期的に見れば、そんな経営者は社員の士気を低下させるだけでなく、革新を阻み、起業家精神を枯渇させ、会社の発展を支えてきた大切な人たちとの心の絆を断ち切っているのだ。
ハワード・シュルツ
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従業員の福利厚生を充実させれば競争上優位に立てるというのが私の持論である。経営に携わるようになった当初から、スターバックスを誰もが働きたがる人気のある企業にしたいと考えてきた。他の小売店やレストランよりも高い給与を支払い、他に抜きんでた福利厚生制度を整えることによって、コーヒーに対する我が社の情熱を人々に伝えたいという強い意欲を持つ人材を集めたかったのだ。これと正反対の考え方の企業が実に多い。下級職に対する福利厚生費用はぎりぎりの線まで削るべきだと考えられている。
ハワード・シュルツ
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ビジネスは単なるゼロサムゲームではない。このことを自覚できない経営者が増えている。従業員の利益を図ることはコストが増え利益が減るどころか、経営者が予想もしなかったような大企業に発展するための強力な活性剤になることを自覚する必要がある。
ハワード・シュルツ
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どんな企業も、第一に何を基盤にするかが問われる。スターバックスは単なる良質のコーヒーではなく、創立者が魅せられた深入りコーヒーの風味を基盤にしたおかげで、他のコーヒー店とは一味違う本物になれたのである。
ハワード・シュルツ
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経営者が従業員を取り換えが効く歯車のように扱えば、従業員も同じような姿勢で経営者に対することになる。従業員は歯車ではない。彼らは人間であり、皆自分に価値があることを実感したいし、自分や家族の必要を満たすための収入も得たいのだ。結局のところ、従業員のひたむきな献身がなければ、スターバックスは繁栄することも顧客の心をとらえることもできない。
ハワード・シュルツ
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物件を見に行くためにシカゴの込み合った通りを歩きながら、私はこう言った。「ジャック、5年後ここにいる連中がみんなスターバックスのコーヒーカップを手にして歩くようになるよ」。ジャックは私を見つめ、笑いながら答えた「夢みたいな話だね」。だが、私にはその光景が見えていた。
ハワード・シュルツ
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スターバックスが他社に抜きんでた存在となった理由を一つだけ挙げるとすれば、それはビーンストックを導入したことだろう。ビーンストックとは、スターバックスのストックオプション制度の名前である。スターバックスは株式を公開していなかったにも関わらず、ストックオプション制度を導入した。対象は経営トップからバリスターに至る全社員で、それぞれの基本給に応じて自社株購入権が与えられた。全社員が経営のパートナーになったのだ。
ハワード・シュルツ