知識社会では、画一的な社員ばかりでは務まりません。従来と違って、これからの企業は多様な社員を求めています。経営者にとっても、社員全体に右向け右と言わなければならない場面は徐々に減りつつあります。仮にそう言ったとしても、左や上や後ろを向くような社員もいないと生き残れないのが知識社会です。
宮内義彦 元オリックス社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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マーケティングは、生産品の賢い処理方法を見つけるための技術ではない。顧客に対する真の価値を生み出すためのものなのだ。
フィリップ・コトラー 経営学者
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はっきり言えば、短期的経営は誰にでもできるものです。ひたすらコストを削り、これ以上削れないというところまで削ればいいのです。また、長期的経営も誰にでもできます。「辛抱強く待っていてください。我々の戦略がそのうち成果を上げますから」と言い続ければいいのです。四半期の成果を求める圧力と、収益を生み出す未来を築く必要性の両方に応えることが、優れた経営者の仕事です。
ジャック・ウェルチ ゼネラル・エレクトリックCEO
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今の芸風を変えるつもりは1ミリもないです。これでやって笑ってもらえればいい
出川哲朗 お笑い芸人
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ほんのわずかでもいいから、一作品ごとに試みを行うべきだと思っています。そういうことを放棄した途端に、僕らにとってのアニメーションはただの手段にすぎなくなって、そのなかにストーリーを説明するための手段であったり、自分の大したことのない言いたいことのための手段でしかなくなってしまって、どっかで退廃が起こると思うんです。
宮崎駿 アニメーション作家、映画監督
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戦略とは、最初に現時点で自分がどこに位置しているかを知ることが必要だ。自分が前はどこにいたいと思っていたかでも、いるはずだったかでもなく、いまどこにいるかである。次に、五年後の自分の位置を知る。そして最後に、いまの地点から五年後の地点まで到達できるかどうか、現実的にどの程度の可能性があるかを判断することである。
ジャック・ウェルチ ゼネラル・エレクトリックCEO
宮内義彦の他の名言
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走り続けるためには、勉強を続けることも大切。考えてみると私は、ずっと勉強してきました。勉強しないと乗り切れないことが、次から次へと起きたからです。
宮内義彦
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良い社会をつくろうと思ったら、お役所任せにするのではなく自分たちで努力しなければならない。公共心と公徳心を持って、自分たちで何かをやる気構えがないと日本は良くならない。
宮内義彦
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すべての経営判断が正解だなんてことはありえない。問題は正解になる確率だ。
宮内義彦
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市場原理の働いている社会というのは優勝劣敗の世界です。弱肉強食の世界だとよくいわれていますが、市場経済では、強いものが弱いものを直接打ち負かすわけではありません。売り手が買い手に向かって勝負を挑み、買ってもらえれば勝ち、買ってもらえなければ負けという間接的な勝負です。
宮内義彦
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企業はリスクを取って事業をしなければならない。要は、リスクの取り方。身の丈を心得ずにリスクを取るのはバッドリスク。前後左右をよく見て、ここまでやっても会社は潰れないという瀬踏みをした上でリスクを取るのがグッドリスク。
宮内義彦
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経済の効率を上げようと思えば公平な競争をしなければいけません。公平な競争の中から、良いもの、強いもの、安いものがつくられるわけです。
宮内義彦
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経営者はマネーゲームを目的とする投資家から会社を守らなければなりません。投資家からノーを突き付けられないように配慮しつつ、長期的視点での経営を続けるという難しいことが求められます。
宮内義彦
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経済は利用者のためにあるのであって、供給者のためにあるのではない。何か逆さまになっている。利用者のためにという視点に転換していかなくては。
宮内義彦
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今の就職指導はまったく分かっていないなと思っています。大学がブランド取りの場所になっているのです。さらに、就職もブランド取りだと思っている。必死に就職活動をして、やっとぶら下がれる一番いいブランドの会社へ入るわけでしょう。それが悲劇なんです。無理矢理背伸びして名だたるブランド企業に入ったと喜んでも、ブランドにすがろうと無理して入ったために、その後が大変になってしまいます。本当に、何を考えているのかと。就職は何より、自分が歓迎され、求められているところに行くべきです。
宮内義彦
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私には「オリックスをこうしたい」というような、目指している最終形はありません。あえて言えば、今日よりいい会社にしたい。だから、10年後のオリックスは全く違うビジネスを展開しているかもしれません。
宮内義彦