私は「過不足なきよう」、換言すれば所定の製産に対して余分の労力と時間の過剰を出さないようにする事を第一に考えております。無駄と過剰のない事。部分品が移動し循環してゆくに就いて「待たせたり」しない事。「ジャスト、インタイム」に各部分品が整えられる事が大切だと思います。これが能率向上の第一義と思います。
豊田喜一郎 トヨタ自動車創業者
この名言を見ている方にお薦めの名言
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初めから売りを考えて買うような株は、10分たりとも持ってはいけない。
ウォーレン・バフェット 投資家、バークシャー・ハサウェイ会長兼CEO
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Googleは、常に変わっていき、新しいモデルに適応していく会社だ。広告モデルに関しても、どれだけクリックされたのかをベースに価格設定するというユニークな方法を採っている。
エリック・シュミット 元GoogleCEO
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正しい構造が成果を約束してくれるわけではない。しかし、間違った構造は成果を生まず、最高の努力を無駄にしてしまう。
ピーター・ドラッカー 経営学者
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おそらくあなたの会社は、グローバルな競争にまだ完全に包囲されているわけではないのでしょう。あなたは慌てふためいておられるように見えませんから。戦争がまだ実際に起きていないのですから、変化を起こすのは、会社が苦難に陥っている場合よりもはるかに難しいでしょう。
ジャック・ウェルチ ゼネラル・エレクトリックCEO
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複数の企業によるアライアンスの基本理念は共存共栄です。企業が協力して新しいネットワークを構築し、協同することによって互いの利益総額が大きくなります。互いのコアビジネス、つまり得意技同士を持ち寄って、何かあがらしいシステムを作る企業間提携は、これまで単独の企業ごとではできなかった異業種のノウハウを結集できます。うまくいけば、斬新で参入障壁の高いネットワークも作りあげられます。
宮内義彦 元オリックス社長
豊田喜一郎の他の名言
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どんな些細な欠陥でも、本質に立ち返って見直しなさい。
豊田喜一郎
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汽車に乗るのに一分のことで乗り遅れたというが、一分どころか一秒だって遅れたら汽車には乗れない。かといって、駅に行くのが早すぎれば、汽車が来るまでぼんやりと待っていなければならず、時間の無駄である。つまり、私のいう「ジャスト・イン・タイム」とは、間に合うというだけの意味ではない。余分なものを間に合わせても仕方がないんだ。
豊田喜一郎
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どうせやるなら、世人の一番難しいという、大衆乗用車を作ってみようという立場からやりたかったのです。
豊田喜一郎
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私が憂慮しているのは、諸先輩の努力で確立した「ゆるぎなき自信と自負」が「慢心」に転化していないか、これまで当然見えていたものが、当たり前として見えなくなっていないか、また、「安易な習慣化」により努力が適切に評価されなかったり、チャレンジ精神をむしばんでいないか、ということである。
豊田喜一郎
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私たちはやがて自動織機をつくり、さらに紡機をつくります。紡機ができて軌道に乗ったら自動車をつくります。
豊田喜一郎
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我々日本人の誰かが自動車工業を確立しなければ、日本のあらゆる民族産業が育ちません。それは別にトヨタでなくともいい。けれども現状のままでは、カナダがフォードのノックダウン生産に占領されて自動車工業など芽もないように....日本も同じ道をたどります。引いては日本の工業が全部アメリカの隷属下に入り、日本は永久にアメリカの経済的植民地になってしまいます。
豊田喜一郎
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現在私の工場でも幾らでも作りたいと思って居ますが、自動車を作る工作機械は大部分外国から輸入するものであって、自動車や飛行機等直接陸軍に必要なものに対しては、社会も政治家も保護奨励をされるけれども、自動車や飛行機を製作する根本のものは工作機械であるのに、その方面に力を入れられないという事は、日本の政治家が真に工業というものを理解されて居ないからではないでしょうか。
豊田喜一郎
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必要な時に、必要なモノを、必要なだけ。
豊田喜一郎
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もちろん、人のやったものをそのまま輸入する必要もありますが、何と云っても、苦心してそこまでもって行った者には尚それをよりよく進歩させる力があります。人のものをそのまま受け継いだものには、楽をしてそれだけの知識を得ただけに、さらに進んで進歩させる力や迫力には欠けるものであります。日本の真の工業の独立をはからんとすれば、この迫力を養わなければなりません。
豊田喜一郎