夏野剛

iモードの開発メンバー、ドワンゴCEO

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夏野剛の名言

夏野剛の過去の名言をまとめた名言集です。

  • イノベーションは、和からは生まれるものではなく、摩擦や、異論から生まれるもの。

  • 昔のサラリーマンは、「給料は我慢料」と割り切って我慢することが将来の安定に結びついたかもしれないけど、それは昔の話です。突き抜けたいのなら好きなことをやる。好きなことや得意なことであれば周りの人からも評価されやすいので、確率的にも食っていける可能性が高くなる。楽しみながら働くことが、一番の成功の近道なんです。

  • 自分にはできないと最初から諦めるな。全力を尽くせば限界なんて必ず超えられる。

  • 日本人は、すぐにジャンルで人を区別しようとしますよね。「私は技術屋です」とか、「あいつは事務屋だ」というふうに。でも、一人一人の能力は多種多様なわけで、どんな人だって、社会が定めた枠組みに自分の能力が収まりきるわけがありません。だったら「私は技術屋です」なんて、自分で自分の能力を限定しないほうがいい。

  • 自分ではできないと思っている殻は実際はたいしたことではないし絶対にぶち破れる。

  • 何でもいいから、自分のなかで突き抜けられるモノを見つけて、それを磨くことが大切です。それを武器に転職してもいいし、起業してもいい。いまの会社でもその武器を活かせそうなら、そのまま残ってもいい。

  • 新しい価値を生み出すには、明確な意志、信念こそが欠かせない。固定観念を打ち破る強い意志が必要。

  • ビジョンを持てばプランはいらない。ビジョンと目の前のことをつなげば道は見える。

  • 突き抜けたモノをもった社員であれば、会社も簡単には異動させにくいはずです。捨て駒として使われるようなことはなくなる。会社にぶら下がって生きていこうとしたところで、明るい未来はないはず。それなら、自分の能力を活かすための場として、会社を利用してやるくらいの意識をもつことが大事です。

  • 僕はね、日本はそんなに捨てたもんじゃないと思っています。日本が駄目なのは、適材・適所をしなかったこと。よく考えたら同じ会社に30年勤めるなんて99%の人は合わない仕事をしてるってことですよ。雇用環境は厳しくなっていますが、昔に戻ることはできないし、戻る必要もない。

  • 卵の殻を破らないとニワトリになれないのと同じように安全な殻の中にいたらまったく成長できない。

  • 上手、下手ではなく好きなことを見つけるという考え方のほうがいい。無理に「これなら受けるかも」と考えて、好きでもないことを勉強しても身が入らないですから。

  • 高度経済成長期は、誰が何をやっても、いわゆる波に乗ってそこそこの成果を出すことができました。でも、いまのような経済が縮小するデフレ社会に対応するのは、同じやり方では通用しません。

  • 会社は単なるプラットフォームに過ぎません。そのうえで、自分が能力を開花させるのが重要なのです。自分の能力が理解されないとき、あるいは力が余っていると思ったときは、自分の立つ土台を変えればいい。会社のためにではなく、自分のキャリアのために会社を移るのです。

  • やりたい奴に機会を与えるほうが大事。そこから成功例が3つぐらい出てくれば自分もできるんじゃないかと思う人間がたくさん出てくる。

  • 今までの日本人は「能ある鷹は爪を隠す」だった。でも、爪は隠していると尖らないんだよ。爪を尖らすためには使わないと。

  • 僕は、世直しが好きなんです。おかしいなあって思うところに対して指摘し、それを解決する策を提示し、「出来ればそれを自分の事業としてやらせてくれ」って。世直しが趣味なんです。

  • 新しいテクノロジーを使いこなすのに年齢を言い訳にするのはナンセンスです。「食わず嫌い」をせずにまず試してみる。すべてはそこから。私自身も、そうして自分にしかない価値を常に磨きこみ、その価値を発揮してどこまで社会に貢献できるか自分をアップデートしながら勝負していきたいですね。

  • ルールなんて気にしないで社会のためになると思ったらどんどんやればいい。

  • 簡単に諦めるな。それは潔いのではなくサボっているだけ。

  • AかBかで悩んでも、どちらが成功するかは、実際にやってみないとわからないことがあります。同時に両方は選べないので、どちらかに決めるしかありません。そこで早く決断して動けば、動いたことによって新たな状況がみえてくるので、たとえ判断が間違っていた場合でも、軌道修正ややり直しが可能です。

  • 人間関係において、自分でどうにかできる範囲は50%だ。あとの50%は相手次第。

  • 新しいアイデアはコミュニケーションの相手が多いほど浮かぶ可能性が高くなる。

  • とにかく今、自分が関心のあるものに迷わず打ち込め。それが将来、必ず何かに生きてくる。

  • 仕事に取り組むときに、一番大事なことを最初に決めておく。これをするだけで、仕事の無駄が減り、トラブルも回避できる。

  • 世の中の真理がどうなっているかについて議論する事が楽しくてしょうがない。それはスマホのゲームをやっているより楽しい。エンタメ産業ってレベルの話ではなくて、一人一人が自分の面白いと思えるものや、興味がある楽しいと思えるものに、とことん突っ込める社会をどうつくるのかっていうのが大切だと思うのです。どんなくだらないものでも、他人がやらないくらいに突き詰めれば何らかの成果が出てくるんです。新しい考え方とか、新しいビジネスとかが必ず出てくるんです。

  • 日経新聞に書かれていたんです。経団連で主要なポジションに就く企業経営陣が皆、転職経験のないサラリーマン経営者だと。「昭和」の時代に会社に入った人たちが、起業も転職も経験しないまま30年を過ごして、「平成」が終わろうという今も日本経済の中枢を握って、意志決定をしている。このままでは「失われた30年」どころか、いつまで経っても日本に未来はやってこないよ。

  • 欧米人の多くは変わり身が早い印象があります。「良いモノは良いんだ。何がいけない?」という感性が根付いている。逆に日本の人、とりわけ自身がモノ作りに携わっている経営者とか技術者なんかは、「食わず嫌い」で新しいモノに否定的だったりしないでしょうか?

  • AppleがiPhoneで成功できたのは、ジョブズがトップに君臨して、あらゆる決定を下すことができたからとも言える。生え抜き出世組ばかりが経営陣を形成する日本企業で、中途入社組の外様の執行役員に過ぎなかった私にはいかんともしがたいジレンマはありましたね。

  • iモードの技術は特殊な標準を新たに作るのではなく、できるだけ既存のインターネットの標準プロトコルを利用するという方針で開発を進めました。社会を変えるような力を持つ新たなサービスを成功させるためには、既存の標準技術を使ったほうがよいと強く感じていたからです。

夏野剛について

夏野剛はNTTドコモが開発した携帯電話用ウェブサービス「iモード」の開発メンバーとして知られる人物。iモードが世界初の携帯電話によるwebサービスとして日本で大きく普及。NTTドコモ退社後はiモードの開発メンバーであるという知名度を活かし 三井住友カード、SBIホールディングス、 セガサミーホールディングス、楽天オークション、グリー、 日本オラクル、 ドワンゴなど様々な会社の社外取締役や顧問を歴任。その後、株式会社ドワンゴ代表取締役社長CEOに就任した。

1965年3月17日神奈川県生まれ。立井草高等学校卒業後、早稲田大学政治経済学部入学。大学卒業後の1998年に東京ガス株式会社に入社し、社内留学でペンシルベニア大学ウォートン校に留学しMBAを取得。1995年に帰国後、ベンチャー企業のハイパーネットに転じ、副社長に就任するが、1997年ハイパーネットは経営危機に陥る。夏野剛は元リクルートの松永真理の誘いでNTTドコモに入社。ゲートウェイビジネス部に配属され、iモードの立ち上げに参加する。1999年にiモードのサービスが開始されると、携帯電話でwebサービスが利用できることが受け入れられ、日本で爆発的に普及。2000年にはNTTドコモ傘下のディーツーコミュニケーションズ代表取締役に就任。2005年にNTTドコモの執行役員にまで昇格した。

2008年にNTTドコモを退社すると夏野剛は慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特別招聘教授に就任。 セガサミーホールディングス、SBIホールディングス株式会社、 ドワンゴ、 ビットワレット、ぴあなど多くの企業で社外取締役や顧問を歴任した。2014年にはカドカワの取締役に就任。2019年にカドカワ傘下となっていた株式会社ドワンゴの経営が不振に陥ると、夏野剛がドワンゴ代表取締役社長CEOに任命された。また、夏野剛は内閣府のクールジャパン戦略推進会議構成員、宇宙政策委員会臨時委員、規制改革推進会議委員など政府系の会議にも多く呼ばれ、HTMLの標準化団体であるW3Cのアドバイザリーボードメンバーを務めたこともある。

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