今までの日本では、変えよう変わろうっていう人は、大体ひどい目にあってきました。例えば、金子さんっていう人は世の中が変わるかもしれないと思って「Winny」というファイル共有ソフトを開発して世に出したけれど、逮捕されちゃった。でも同じことをアメリカでやったショーン・パーカーは、巨額の富を手にした。その変えよう変わろうっていうのが、社会にとっていいことなんだと、マインドチェンジをしていかないと、また日本は失敗してしまう。
夏野剛 iモードの開発メンバー、ドワンゴCEO
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
アフリカでは1日4万人が餓死していますが、自殺する人間はいません。一方、日本では年間3万人も自殺をしている。どうしてこんな豊かな国で人は自殺するのか。それは生きる力が落ちているからだと私は考えています。日本ほど、快適、便利、安全な社会では遺伝子にスイッチが入らないのです。
岡田武史 サッカー監督、元サッカー選手
-
現在の大きな問題は言論や多数決によってではなく、鉄と血によって解決される。
オットー・フォン・ビスマルク プロイセン王国首相、ドイツ帝国首相
-
国家が望めば、国家が生き長らえるためなら、殺人も合法となるんだよ。国民のためにそうなってるわけじゃない。全部、国家のためだ。
伊坂幸太郎 小説家
-
核兵器をもたない世界なんて、全人類にとってより安定を欠いた、より危険な世界となるだろう。
マーガレット・サッチャー イギリス初の女性首相
-
私は人間集団よりも動物の集団を好む。野生の動物は残酷だが、無慈悲さは人間の特権だ。
フロイト 精神分析学者
夏野剛の他の名言
-
日本では個別最適と全体最適の問題があまりに解けてない。個別最適と全体最適をいかに一致させるかっていうのが、いわゆる政治が考えなきゃいけないことのはずなんだけれど、政治が個別最適を求めてしまうケースも多い。
夏野剛
-
僕も上司に対して「僕の使い方を誤っている」と思ったことがあります。赤ペンを手にとり、一字一句に修正を入れるかのような指示だったのです。これは、マネジメントとしてはまったく的を得ていません。僕のやる気は、任せてもらったときにスイッチが入るのですから。細かく指示を出す上司は、ただ自分の地位を誇示したいだけなのです。
夏野剛
-
これからも経済成長をしていこうとすれば、今までと同じことをやっていては到底無理、経済はどんどん縮小していく一方です。どの産業においてもどの企業においても、新たな付加価値を継続的につくりだす仕組みをつくらなくてはなりません。
夏野剛
-
昔からの友情が何十年も続くケースは2つしかない。ひとつは自分と一緒に友人の信頼レベルも上がっていく場合。もうひとつは共通の趣味があって、社会的成功とは無縁のところでつながっている場合。そうでなければ、つきあい続けるのは難しい。
夏野剛
-
グローバライゼーションというのは多様性を理解することであって、少なくとも語学を習得することではありません。もちろん、語学はツールとして習得しておく必要はありますが、それよりも大切なのが、自分と違う考え方をする人を許容できる、寛容性を身に付けることです。ところが残念ながら、日本のほとんどの大人にそれが身に付いていないので、親も参考にならないし、先生だって参考にならない。だから、まず自分なりに多様性を理解し、自分と人は違うのだと、違っていいのだと理解する気持ちを持つこと、そして語学がついて来れば、もうそれで立派なグローバル人材です。
夏野剛
-
今、AIって言われているものほとんどが、統計学の世界なんですよ。確率的に一番高いものを選択して出しているだけなので過去に存在しない手を使ったら勝ち。だから人間の果たす役割は無くなりません。全ての人間の行動がAIによって予測されることも無いです。あくまで確率だから。
夏野剛
-
ITの発展のおかげで情報を収集することにおいても、情報を発信することにおいても、組織と個人のパワーバランスが完全に変わった。個人がいくらでも好きなように才能を伸ばすことができる。情報を収集し、その情報を自分のフィルターを通して発信して、スターになれる時代になった。
夏野剛
-
僕は日本のエンジニアにズバリ言いたい。「逃げるな」と。AIをはじめとする先端テクノロジーと人間とが向き合っていくシンギュラリティの時代、自らアウトプットをしていける技を持ったエンジニアは最高に強力な存在なのに、重要な決定事項から逃げ出そうとする人がいるでしょ。絶対にだめですよ、そんなの。特に私が嫌いなのは「ボクはエンジニアなのでぇ……」という逃げの姿勢。「エンジニアだから」を言い訳にすんなと。
夏野剛
-
信長が鉄砲を有効に運用できたのは、彼自身が鉄砲の一番のユーザーだったので、その威力も弱点もよくわかっていた。だから、鉄砲の弱点を補い、長所を存分に活かせる戦法を思いつくことができたんです。けれどもほかの武将は、家臣には鉄砲を使わせたかもしれないけれど、自分で撃ってみることはしなかったのではないでしょうか。そのため、鉄砲の時代に合った新しい戦法を作り出せなかった。
夏野剛
-
周りの評価を重要視している会社は少なくないでしょうが、落ち込む周りに合わせると、自分も一緒に落ち込んでしまうだけです。
夏野剛