ユーザーの立場に近いものほど、イノベーションを起こす可能性が大きい。したがって大企業からではなく、小さな企業からイノベーションが生まれるチャンスが広がっている。
出井伸之 元ソニーCEO、クオンタムリープ創業者
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
自ら販路を切り開いていく。まさに道なきところに道を作るということ。商売も仕事も人生そのものも、人の通らない道を行くところに醍醐味がある。
田原総一朗 ジャーナリスト
-
ビジネスの目的は顧客の創造であり、たった2つの機能があればよい。それはマーケティングとイノベーションだ。マーケティングとイノベーションのみが結果を生み出し、残る全てはコストである。
ピーター・ドラッカー 経営学者
-
先人が手をつけておらず、まだジャンルとして成立してないものを探し、あたかもあるように見せてきた。それをネーミングするのも、仕掛けて広めるのも自分。デビューしてから「一人電通」をずっと続けてきたわけです。
みうらじゅん イラストレーター、ライター、タレント
-
過去の成功体験をベースとした従来の延長線上の考え方や取り組みでは解決が難しい。それだけに、私たち自身の取り組み意識と姿勢を変え、新しい発想や方法で失敗を恐れず、勇気をもって実行することが必要だ。
奥田碩 元トヨタ自動車社長
-
「たわ言」から、すべてが始まるんです。それをあえて唱えて、その実現に向けて悩み苦しむことが本来のビジネスなんです。
松井道夫 元松井証券社長
出井伸之の他の名言
-
大企業の短所は、大きいがゆえに組織が硬直的で、仕事が固定化している場合が多いこと。それに対してベンチャーの長所は、組織が柔軟で仕事が常に変化している。ベンチャーの短所は、一度大きな失敗をしたら会社が潰れてしまう可能性があること。こういった大企業とベンチャーが、お互いの長所を組み合わせ、短所を補完すれば、日本経済に「クオンタムリープ(非連続の飛躍)」を起こせると私は考えています。
出井伸之
-
さっき(任天堂の)山内さんが話してくださったことを全部書き留めておこう。ソニーは全部、その逆をやって、独自のフォーマットで新しいゲーム機を作ろうじゃないか。
出井伸之
-
変化というのは、質量が「軽い」領域からまず起こってくるというのが私の持論です。一番軽い「お金」を扱う金融業界が変わり、次に映画や音楽といったコンテンツがインターネットを通じてビットで行き来する、知的情報産業が変化の荒波にさらされた。その次は比較的質量の軽いエレクトロニクス産業で、自動車や重電などの産業のスピードと比べるとはるかに速いスピードで産業構造の再編を迫られています。
出井伸之
-
これからは個々の社員が起業家、事業家にならないとビジネスがうまくいかない。
出井伸之
-
それぞれの業界にはルールがあって、そのルールを理解したうえで弱点を見つけてブレイクするようなことをすれば勝つことができる。ソニーが任天堂のモデルに競り勝ったプレイステーションが、今度はセガの新しいモデルから技術面でもビジネスモデルとしてもチャレンジを受けます。ビジネスはこの繰り返しです。
出井伸之
-
他人と異なる強みを持つことができれば、社外からも必要とされる人材になれる。
出井伸之
-
私もこの歳になると「ゼロから起業して、会社経営するなんてスゴイですね」と言われますが、じゃあ引退して、毎日ゴルフでもしてろって言うのかと。それもひとつの生き方ですが、私はハングリー精神を持って、新しい仕事に挑戦している方が楽しいんです。一生、挑戦し続けていたい。
出井伸之
-
業はひとつの生命体です。だから自分の意思を持っているし、加速をつけて発展していきます。その中にいる個人も同じく生命体で、いろいろな生命が生きている企業の中では、自分の意思よりも会社にとって何が一番いいかを考えることが一番のポイントです。
出井伸之
-
日本の得意技でもあった「ものづくり」が、いま通用しなくなっています。ものづくりという呼び方自体が、私には時代に合っていないように思えます。ネット時代に入ってから、メーカーは製品をつくるだけでは利益に結びつかなくなりました。ネットの世界とつながって初めて、製品は価値が認められるのです。かつてのものづくりと、ネットの技術の連携が求められているのです。
出井伸之