会社を設立したばかりのころはお金が入らず出て行く一方。成長するためには資金が必要ですからね。クラウドファンディングのような一般の人から直接、投資をしてもらうような仕組みもあるけど、金額に上限もある。僕がソニーに入ったときに経験したことと同じようなことでベンチャー企業は苦しんでいるよね。
出井伸之 元ソニーCEO、クオンタムリープ創業者
この名言を見ている方にお薦めの名言
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顧客獲得以上に重要なのは獲得した顧客の中で、大事な顧客を逃さないようにすること。顧客維持コストについても考慮をする必要があります。通常は、一度獲得した顧客は商品・サービスによほどの瑕疵がない限り、惰性で利用を続けるケースが多いのです。なぜなら別のサービスにスイッチするときには取引コストがかかるため、その取引コストを乗り越えるほどのメリットがない限り、移行しないためです。逆にだからこそ新規顧客の獲得は難しいわけです。
勝間和代 公認会計士、経済評論家
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投資に際して大切なのは、ビジネスそのものです。最近投資したIBMにも同じことが言えます。経営者が素晴らしいうえに、顧客基盤が強固です。最も大切なのは、土台としている事業が自分の一生涯と考えてもいいぐらいの、今後何十年にもわたって持続可能な競争力を持っていることなのです。
ウォーレン・バフェット 投資家、バークシャー・ハサウェイ会長兼CEO
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「死に金は一銭たりとも使わない」というのが私のポリシーです。たとえば、工場内ではなんでもかんでもコンベヤー化しようとしたり、自動化しようとしたりする傾向があります。その多くは、大いなる無駄です。わざわざコンベヤーを設置しなくても、ちょっとラインを傾けて自然と重力で動くようにすればいい。電気やガスといったエネルギーにはお金がかかりますが、重力はタダなのです。
鈴木修 元スズキ株式会社社長
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払ってくれそうだったら日参しなさい。しかし、おそらく時間の損をするだけで、その900万円のために、あなたは時間もエネルギーもどんどん使って消耗するばかり。それをもう思い切ってあげるのです。明日すぐにそのお得意先に行って、「もう売掛金はいりません。その代わり、2度とあなたとは仕事をいたしません」と言いなさい。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
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日本は技術で高付加価値の商品やサービスをつくり、生産技術でコストを徹底的に削減していくことが大事。
御手洗冨士夫 元キヤノン社長
出井伸之の他の名言
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自分が直接責任を取って、必死になってやってくれる経営者がもっともっと出てきてほしいですね。そのような人が増えれば、日本はまだまだ世界で存在感を発揮できる。次世代を担う中堅・中小・ベンチャー企業の経営者におおいに期待しています。
出井伸之
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イノベーションとは、単なるハードに限らない。また特にITにおいては、メーカーだけではなく、ユーザーの視点から生み出されることも多い。たとえばGoogleを創業したラリー・ぺイジとセルゲイ・ブリンは、ユーザーの視点からイノベーションを起こした。日本ではNHNJapanの森川亮社長が「LINE」というイノベーションを起こしている。すでにある技術を組み合わせることで、社会的に必要性のあるものを生み出すこと。それがいまのイノベーションである。
出井伸之
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私がメディアに出て話をするのは「社内」へのメッセージなのだ。
出井伸之
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僕のモットーに「伸びるベンチャーは面倒がかからない」というのがあるんです。よいチームワークで外に迷惑かけず何もしないで勝手に大きくなるというのが、よいベンチャーなのです。
出井伸之
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「なぜ日本のメーカーはiPhoneを生み出せなかったのか」とよく言われる。日本では通信事業者が政府によって保護され、市場を寡占してきたため、メーカーに対して圧倒的に優位な立場にある。発注者が限られていれば、受注者は言いなりにならざるをえない。発売時期や新機能、細かい仕様に至るまでキャリアから指示を受けるメーカーに対して、「独創的であれ」というのは酷な話だ。
出井伸之
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社長業というのはコミュニケーション業だと考えています。私の考えはこうですと突然言っても、普段から付き合いがなければ、驚くだけで受け入れにくいものでしょう。そのためにも日頃から社長はどういう人間か、どういう考えを持っているかということをみんなに示しておこうと心がけています。
出井伸之
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日本でベンチャー育成の役割を担えるのは、現時点では大企業だと思います。だから日本の大企業は意識して、利益の一部をルールブレイクのために投資すべきだと考えています。
出井伸之
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マネージメントにも様々なスタイルがありますが、私はオープンに自分の考えを打ち出して、みんなに共有してもらいたいと考えています。
出井伸之
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私のビジョンとしては、まずカンパニー制でAV・エレクトロニクスの経営を適切に進めていく。その上で、グローバルなネットワーク環境に備え、各カンパニーがより独立してビジネスが進められるように、適切な本社を備えた分散型の体制を整えておくということです。競争を優位に進めていくための準備を進めています。
出井伸之
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「コミュニティ・オブ・インタレスト」は、日常とはまったく違った価値観に支配された場所と言ってもいいかもしれません。そこでは、財布の大きさすら換わってします。
出井伸之