会社も社則を10年に一度、状況に合わせて改める。そうしない会社が沈没するように、変化できない日本は沈没するしかない。
奥田碩 元トヨタ自動車社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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小売りのプロからすれば、素人が何アホなこと言っているんだとなりますが、素人だからできる発想もあります。小売りの流儀を守っていては「二番手」という枠から一歩も外に出られません。既存のルールでは、トップには戦いを挑めません。
新浪剛史 元ローソン社長、サントリーホールディングス社長
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我が社は技術のソニーと言われますが、それは一方的な見解です。
盛田昭夫 ソニー創業者
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私はいま、経営体制から離れていますし、これから先も私自身が経営に口出しすることはありません。そこで辞めるにあたって、ひとつ提案をしています。かつて人々が考えたことのないような発想の転換をして、そういうハードを作っていく。そしてそれに対応するハードを作っていくべきなのです。しかもそのソフトは、いま現在作っているソフトに比べて短い時間と低いコストで作れ、これまでのものとは明確に違うという認識をユーザーに持ってもらえるようなものです。話だけを聞いてもらえると、「そんなものが作れるのか?」と言われそうですけど、そういう挑戦をし続けるのが任天堂のビジネスですし、私が言い続けてきた「任天堂のソフト化路線」というのは、実はそういうことを志向することでありました。そんなことを、私からの提案として新経営陣に残しました。そのソフトが具体的にどんなものかは言えませんが、おそらく彼らは近い将来、少なくとも私が生きているうちに、市場に送りだしてくれるだろうと期待しています。
山内溥 任天堂創業者
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戦略的に正しい行動を取ることは、短期的な利益を出すことよりも重要だ。
フィリップ・コトラー 経営学者
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他人を儲けさせろ。そうすれば自然と自分も儲かる。アリババは金の鉱脈を見つけても、決して自分達では掘らない。他の人に掘らせてやって、その中のひとかけらを貰えればそれでいいんだ。多くの人ががっちり金鉱を守りたがる。だが、俺たちは他人が稼ぐのを助ける。他人が稼げば、俺たちも儲かるからそれでいい。俺たちに必要なものは、そんなに多くないからね。
ジャック・マー アリババグループ創業者
奥田碩の他の名言
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「ここは日本だから」という言葉を使った時点で、もうできないということと同じ。グローバルスタンダードを目指そうとする改革を放棄したことになる。
奥田碩
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現在日本は第二の敗戦を迎えたといわれていますが、それならば経営者が本当にその責任をとったらいいのではないか。戦後、公職追放と言う形で多くの経営者がパージを受けました。それによって経営陣が若返り、30代、40代の経営者が生まれて戦後の経済を支えていったのです。第二の公職追放をとまでは言いませんが、自ら取るべき責任をうやむやにしたまま、新しい経営体制を築くことには無理がある。
奥田碩
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日本の経営者は通勤に使う自動車も会社持ちなら、昼飯も会社が払う。ゴルフの会員権まで会社が負担している。日本では経営者まで会社に依存しているわけです。そのもう一つのいい例が、日本では会社を退いた後でも、いろいろな秘書をつけてもらって会社の金で出勤してくる。これでは何のために退職金をもらったのかわかりません。会社にしがみつくなら、退職金はもらうなと言いたい。アメリカの経営者は会社を辞めて退職金をもらったら、もう会社へは来ない。
奥田碩
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グローバルスタンダードなどというおかしな言葉に振り回されてすべてを他国と一緒にしてしまっては国際競争に勝てない。
奥田碩
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人間の国際化しないと日本ダメになる。第2の大和民族を作ってもよいから若い外国人に来て貰い少子化対策を。
奥田碩
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いい意味での個性を持った人、それから気概とか、気骨のある人が21世紀の企業には必要だ。会社の中で自分の主張を信じて実現していく。それがいちばん大事な社員ということだね。
奥田碩
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感謝の気持ちを持つことが大事。傲慢になってはいけない。
奥田碩
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バブルの影響で消費が落ち込みましたが、それは経営者の責任で社員には責任はない。それなのにその反省はまるでされていません。逆に言えば経営者に責任を取るつもりがないからバブルになってしまったのです。経営者がもっと侍的な精神を持っていたら、自ら腹を切っているはずです。土光敏夫さんや石坂泰三さんの世代にはまだそうした責任感があったように思います。
奥田碩
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一人ひとりが起業家、経営者の視点に立ち、「打倒トヨタ」の発想で改革に着手してほしい。最大の敵は内なる慢心。変革のチャンス、ニーズを見逃すな。
奥田碩
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時代が変われば、今までの強さが弱さになる。社内でも「トヨタが永遠に大丈夫だなんて考えるな」と言っている。企業カルチャーは絶えず変わっていくべきだ。
奥田碩