各地方は自分たちの力で自分たちを強くするという仕組みに変えていかなければ、真の意味での地方活性化はできないと思う。
御手洗冨士夫 元キヤノン社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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保守派の人々がみな愚かであるというのは正しくない。しかし、愚かな人々の大部分が保守派であるというのは真実だ。
ジョン・スチュアート・ミル 哲学者、思想家
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満足した豚であるよりも不満足な人間のほうがよく、満足した愚か者よりも不満足なソクラテスの方がよい。
ジョン・スチュアート・ミル 哲学者、思想家
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正義というのは、人間が人間社会を維持しようとして生みだしたもっとも偉大な虚構と言えるかもしれない。たしかに自然と現実から見れば、虚構にすぎない。が、その虚構なしに人間はその社会を維持できないという強迫概念をもっている。
司馬遼太郎 小説家
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NHKは、「紅白歌合戦」という旧態依然としたイベントを続けることで、「変化など必要ない」というメッセージを毎年送り続けていることに気づいていないようです。
村上龍 小説家、脚本家
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格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない。
奥田碩 元トヨタ自動車社長
御手洗冨士夫の他の名言
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私が尊敬するデュポンなどは、200年にもわたって繁栄し、何世代も働いている人が珍しくありません。米国企業を指して、よく言われる無機質な労使関係ではなく、家族的な社風です。まさに敬愛される企業でしょう。目標は、まだまだ遠いというのが実感です。
御手洗冨士夫
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自己完結的で内向き志向の日本人は、世界から一歩取り残されるのかと言えば必ずしもそうではありません。日本はもともと多神教的な精神構造を持っているため、宗教的な偏見を持ちません。その意味で日本人はコスモポリタンになれる資質を十分に持っています。相手との違いを理解し、異なる価値観を認める。それにはまず、自分たち自身の強みをしっかり理解することです。自虐的な発想からは何も生まれません。
御手洗冨士夫
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最先端技術の研究開発は大事だが、どの国もそれをやってくる。最先端技術だけで差別化がしにくくなっているのも現実。日本企業特有のメンテナンスやきめ細かいサービス力を生かしていくときだ。
御手洗冨士夫
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効率的な組織の典型は、軍隊でしょう。ボトムアップでバラバラに動く軍隊なんてありません。全滅してしまいます。やはり基本はトップダウンです。トップが調査や議論をして、自分の責任で目標や戦略の基本を作るべきです。これは独裁とは違います。トップが考えを述べて、部下と話し、調整して手直しをする。社長に限らず、事業部長でも課長でも、集団のトップは自分の意見をはっきりと示し、そのうえで部下と交流していくべきです。
御手洗冨士夫
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アメリカにはアメリカの良いところがあります。国民性の違いが社会運営の違いにもなるし、経営の仕方も違ってくる。日本流がいいとか、アメリカ流がいいとか、というのはナンセンス。意味がない。
御手洗冨士夫
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一部のマスコミから、私は「古い経営者だ」と批判される。社員のクビを切らない姿勢なので、そう評されるのだろう。ただ、日本の会社は労使一体だ。戦後の発展は労使コミュニケーションのいい日本的経営が支えてきた。日本の事情に一番合った経営をしているにすぎない。実際、キヤノンUSAの経営をしていたとき私はクビを切りまくっていた。非常に流動性の高い米国社会にとって、それが常識だから。米国では米国流の経営をしないと損だ。もし米国で終身雇用などをブチあげようものなら、有能な人は逃げ3年経つと残るのはバカばかりになる。
御手洗冨士夫
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新卒採用で入って長く会社にいるからこそ愛社精神が育つ。日本の愛社精神は、不正を防ぐコーポレートガバナンスの機能を果たしていると考えることもできます。ひとりが自分の家族を思うように会社を愛せば、ルールがなくても不正は自然となくなる。それから、役員と社員の距離が近いことも経営のチェック機能になる。流動性の高い社会ではありえないことです。
御手洗冨士夫
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目標設定は、権限のあるトップが的確に行うことが絶対に必要です。トップダウンは独裁的との批判もありますが、ボトムアップこそ、トップの責任回避です。
御手洗冨士夫
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経済は心理で動きますから、先行きが明るくなれば経済も好転する。
御手洗冨士夫