職人にはこだわりがあるんです。私も職人だから、「そんなにこだわること、ないじゃないか」と言われると、本当に腹が立つ。自分を否定されたような感じになるんです。職人とはそういうものであり、それくらいこだわりがなかったら、ビジネスなんてできません。
松井道夫 元松井証券社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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新しい戦略の一部分を真似することと、その戦略全体を模倣することとは、全く別問題である。偉大な戦略というものは、容易に真似のできない多くの強力な活動をもとにした独自の組み合わせから構成されている。
フィリップ・コトラー 経営学者
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われわれはずっと長く使われるサービスをつくる。他の連中は何ひとつわかっちゃいない。
マーク・ザッカーバーグ Facebook創業者
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逆風だから何もしないというのなら、もっと逆風が来る。
矢野博丈 ダイソー創業者
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今の芸風を変えるつもりは1ミリもないです。これでやって笑ってもらえればいい
出川哲朗 お笑い芸人
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のんびりやれない。何から何まで変えていかなきゃいけない。
新浪剛史 元ローソン社長、サントリーホールディングス社長
松井道夫の他の名言
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戦後日本の社会システムのもとで、サラリーマンは会社の成長とともに自分も大きくなったような幻想を抱きました。しかし実態はというと、成長がストップしたとたん会社は個人を切り捨てはじめた。組織が主で、個人が従という会社全体のシステムのもと、組織に裏切られ、個人が責任を取らされるケースまで生じています。組織に従属した個人というのがいかにないがしろされているか。彼らの気持ち、彼らの家族の気持ちを考えると、正直言ってたまらない気持になる。
松井道夫
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古いものを捨てなければ新しいものは生まれない。捨てるのは反対も多い。新しく始めたネット証券は米国のまねにすぎないが、証券会社の外交営業を捨てたことが私にとって1番だったと思う。
松井道夫
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インターネットというのは、単なるツールの転換ではありません。コンセプトの変革です。インターネットは電話の代わりではなく、営業マンの代わりなのです。
松井道夫
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会社を主語にするのではなく、個人を主語にする「組織から個へ」の時代はもう始まっていると思います。「あの会社大きいねえ」を「その会社に属する個人も大きいねえ」と誰が思いますか?組織としての売り上げの大きさ、利益の大きさ、まして、社員数の多さ・・・そんなものを競う時代ではもうありません。個に因数分解した価値で競う時代だと思います。
松井道夫
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バブルが崩壊して証券業界はみるみる収入が減っていきました。そこで私がすぐに着手したのが「虚業」の排除でした。自由化で駆逐されるのは、顧客が認めていないコストで成り立つ“虚業”であると、郵船時代の実体験で学びました。海運の「虚業」を象徴していたのが「ピカピカのコンテナ」だとしたら、証券会社のそれは何か?業界にどっぷり浸かった人の目にはそれが見えないものです。虚業の正体は「外交セールス」じゃないかと思い始めたのです。
松井道夫
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「人の行く裏に道あり花の山」という相場の格言がありますが、これは経営にも当てはまります。他人と同じことをやっていたら、たいした利益は上がらないんです。
松井道夫
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株式売買手数料が自由化されたとき、「株式委託手数料解体新書」と銘打った全面広告を日本経済新聞に出したんです。松井証券はなぜ手数料を下げるのか、その根拠と理由をそこで説明しました。株式売買の手数料を構成する要素は大きく分けて3つあります。「売買などの執行業務」「情報提供」、そして「コンサルティング」です。それを松井証券はコンサルティングはやらない、情報提供もウェブサイトを通じた客観的なものに限定する、でもその代わり手数料は下げると。いままでが「定食」ならば、こっちは「アラカルト」を出すぞと。
松井道夫
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利益を出してこその会社です。価格を上げられない、利益の出ない競争はやっても意味がない。もっと質の良い競争を自分はやりたい。
松井道夫
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経営の最大のコストは時代とのギャップ。人件費や研究開発費なんてそれに比べたら微々たるもの。時代とのギャップを拡大させるか縮小させるかは、社長の頭の中にかかっていると言っていい。時代とのギャップが大きい社長がいる会社はあっという間に廃れます。それを自覚したら退くべきです。
松井道夫
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今ある不要なものを否定し排除してこそイノベーションは生まれます。不安と同居した強烈な危機感こそイノベーションを生む原動力になるのです。
松井道夫