会社を「大きく大きく」するというのは20世紀型経営で通っても21世紀型経営では通りません。コストという点で致命的な重荷を背負うことになるからです。だから、私は21世紀に入って暫くしてから、会社を「小さく小さく」することを目指してきました。そうすれば、どのようなイノベーションでも対応できると思ったからです。松井証券の最大の差別化戦略です。
松井道夫 元松井証券社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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不況を、長期成長戦略を練り直す好機ととらえ、そのために時代の大きな流れ、現実や変化を国際的な視野で迅速につかむ必要がある。
千本倖生 DDI(現KDDI)共同創業者、イー・アクセス、イー・モバイル創業者
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開発や製造計画を先に作り固定してはいけない。計画を作るとそれに縛られてしまい、創意工夫がなされない。仮にうまくいっても、計画より早くはならない。
井深大 ソニー創業者
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効率と非効率は陽と陰のようなものだと私は考える。どちらがいいか悪いかではない。陰陽のバランスが崩れれば世の中が乱れる。効率を追求するあまり、バランスが崩れているのが今の社会だ。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
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組織内で自然と起こることは3つだけだ。それは摩擦、混乱、能率の低下である。他の何かを起こすにはリーダーシップが必要となる。
ピーター・ドラッカー 経営学者
松井道夫の他の名言
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松井証券では社員を120人に絞り、給料は会社からもらうのではなく、顧客から得た利益の中からもらうという意識を徹底させている。会社という組織の中で「給料をもらって働く」のではなく「自分が働いて給料をもらう」というのは至極当然の考え方である。
松井道夫
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私はこんなに努力しています。一生懸命働いています。というのは本人の勝手な思い込みです。肝心なのは働いた結果として、どれだけ商売ができたのかということです。
松井道夫
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「たわ言」から、すべてが始まるんです。それをあえて唱えて、その実現に向けて悩み苦しむことが本来のビジネスなんです。
松井道夫
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これからは「個」の時代です。組織を構成する一人一人が主体性を持って行動できなければなりません。明治維新などの過去の「革命」の例を見ても、「個」が組織を利用して改革を成し遂げたのであり、今まさにそうした発想ができる人間が求められています。
松井道夫
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誰も彼も、なぜこうも「できない理由」を一所懸命に探し、それを自分に言い聞かせているのか?それで一体どうなるというのだろうか?
松井道夫
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プロであればあるほど、「相場はこう動きます」なんて言わない。「絶対」がないことをよく知っているからです。
松井道夫
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様々な改革をしてきましたが、確信は常にありません。全て試行錯誤です。軌道修正すればいいんです。社長にとって一番大事なのは思い込みなんです。思い込みがなかったら何も行動できないです。なぜ思い込みが大事なのかと言いますと、世の中がどんどん変わっているにもかかわらず、どちらに変わっているか誰も教えてくれないからなんです。
松井道夫
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当初の路線を継続しようが、しまいが、どっちみち叩かれる。どうせ叩かれるんだったら、自分が信じた道を行った方がいい。
松井道夫