その時代時代によって、人間が考えている「常識」と呼ばれるものっていうのはどんどん変わっていくわけですよね。ビジネスというのは、そういった時代が変化することによって、刻々と変わっていく人間の気持ちというかニーズをいかに捉えるかどうか、こういう事に尽きるわけですよね。
松井道夫 元松井証券社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
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供給者主体の仕組みを温存しようという時代は終わったのです。僕がいくら口をすっぱくして言っても、そういう世界になったことを信じようとしない、なんとか昔の世界を守ろうとする人たちもいます。でも、時代の大きな変化の中で、変わらずにいることは不可能なんです。
松井道夫 元松井証券社長
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将来どうなるかは誰にも分からないことです。ただし、産業の中で1つの機能が役目を終えると、また新しい機能が生まれるものです。時代の潮流を察知しながら、サービスを提供できる会社が伸びてくるに違いありません。
松井道夫 元松井証券社長
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規制をなくして自由競争の世界に放り込まれるのは厳しいことです。中には国際競争で負ける分野もあるかもしれません。それでも、競争の中で切蹉琢磨してサービス品質やコストを改善していけば、利用者である国民にとってプラスです。それに、そういう競争の中で磨かれた企業は確実に強くなります。
宮内義彦 元オリックス社長
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僕たちがFacebookを成功させたのではない。社会がやがて受け入れていったのだ。
マーク・ザッカーバーグ Facebook創業者
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基本的には人間の本質は共通だと思います。マリオをいちばん初めに作った時には、海外で受けることなど考えていませんでしたから。
岩田聡 元任天堂社長
松井道夫の他の名言
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1999年の売買手数料自由化で手数料を0.3%まで下げました。「そんなに下げて経営が成り立つのか?」とよく問われましたが、十分に成り立ちました。「対面営業廃止」という戦略があったからこそで、対面とネットの両者並立は成り立ちません。その辺を勘違いした証券会社もその後出てきましたが、結局全て失敗しています。水と油を混合してかき回し、新しい液体を作ろうとしても必ず分離します。こんな簡単な理屈がどうして分からないのか私は不思議でなりません。
松井道夫
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社長を辞めるのは体力、気力、頭脳の面から、自分が経営者だったら会社が悪くなると自覚した時としか言いようがない。何歳という線引きはできませんが、残念ながら人間には寿命があるし、歳を取れば古いものを守ろうとする力が働いて世の中の変化に付いて行けなくなる。そういう意味で、自分の限界に気付いた時ですね。
松井道夫
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全ては顧客が決める。自分という星の廻りをお客さんという星が廻っているんじゃない。無数のお客さんという星の廻りを自分という星が廻っているんだ。天動説ではなく地動説。顧客第一主義という傲慢な天動説ではなく、顧客中心主義という謙虚な地動説なんだ。
松井道夫
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「たわ言」から、すべてが始まるんです。それをあえて唱えて、その実現に向けて悩み苦しむことが本来のビジネスなんです。
松井道夫
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世の中の大きな流れをつかんで、自分が信じることをやればいい。
松井道夫
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戦後日本の社会システムのもとで、サラリーマンは会社の成長とともに自分も大きくなったような幻想を抱きました。しかし実態はというと、成長がストップしたとたん会社は個人を切り捨てはじめた。組織が主で、個人が従という会社全体のシステムのもと、組織に裏切られ、個人が責任を取らされるケースまで生じています。組織に従属した個人というのがいかにないがしろされているか。彼らの気持ち、彼らの家族の気持ちを考えると、正直言ってたまらない気持になる。
松井道夫
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これからの時代、会社やグループの規模が大きいことに価値があるとは思えない。
松井道夫
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ビジネスモデルが陳腐化すると、価格競争が激化しがち。安売りは業界全体の衰退を誘う。
松井道夫
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顧客第一主義という言葉があります。じつは、これは顧客を「集団」としてとらえた企業中心の考え方です。これでビジネスをやっていてはだめです。顧客一人一人を中心に置くことが重要なんです。お客さんは我々にお金を払ってくれる側。我々はお金をいただく側。そういう立場ですよ。我々商人というのは、選ばれるか選ばれないかという存在にすぎない。
松井道夫
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お客を騙して儲けようといった魂胆は、通用しないのだ。
松井道夫