人の心は捨てたものではない。伝わらないようでいて伝わっているのです。自分一人でも、人間らしさが高まる行動を起こせば、社会がだんだんよい方向へ向かうはずです。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
英雄はその目的が達成されないときには悪党や盗人とみなされるものだ。世の中の人から馬鹿にされ、虐げられたときにこそ、真の英雄かどうかがわかる。
吉田松蔭 教育者、思想家
-
20世紀はひたすら物資的な豊かさを追いかけてきた。21世紀は経済的な成長も多少は必要だが、心というか精神の豊かさを求める必要があると思う。21世紀を「心の世紀」にしなければいけない。
奥田碩 元トヨタ自動車社長
-
影を産まない光はない。闇について知ることこそが大切なのだ。
アルベール・カミュ フランスの小説家
-
「世の中の役に立ちたい」という気持ちの若者が、日本にはたくさんいます。優しさや助け合いの精神を持ちながら、それを生かす場がないと感じている若者がいるのです。
新浪剛史 元ローソン社長、サントリーホールディングス社長
-
国と国とは同等ですけれども、国民に独立の気力がなければ、独立国家としての権義を世界に広めることなど、到底、不可能です。
福沢諭吉 思想家、教育家
鍵山秀三郎の他の名言
-
人が見過ごしたり、見逃したり、見捨てたりしたものをひとつひとつ拾い上げ、価値を見出す。やれば誰でもできる平凡なことを徹底して、その中で差をつける。そんな信念を持って、私は今まで生きてきました。ともすると人間は、平凡なことはばかにしたり、軽くあしらいがちです。難しくて特別なことをしなければ、成果が上がらないように思い込んでいる人が多くいます。そんなことは決してありません。世の中のことは、平凡の積み重ねが非凡を招くようになっています。
鍵山秀三郎
-
金儲けしたいという志を持つことは、悪いことではありません。住友財閥の伊庭貞剛は、「われ財を愛す」と言いました。しかし、その後に「これを取るに道あり」と続けたんです。
鍵山秀三郎
-
無私の心を自分で確立するのは、実はそれほどむずかしいことではありません。どうすればよいかと言うと、自分の得にならないことをできるだけやっていく、ということに尽きるのです。
鍵山秀三郎
-
人間にとって学問はですね、果てしなく大事なものです。しかし、頭に知識を蓄えただけでは、多額の貯金を持って死んでしまうようなものです。やっぱり、蓄えたものを自分の手足を使い実践をし、表現していく、これがとても大切ですね。
鍵山秀三郎
-
過去に感謝できる人は未来のことを考えることができる。過去に対する感謝もない人は未来を考えることができない。
鍵山秀三郎
-
良心が咎められるような仕事をさせられていては、元気になるわけがありません。私はいまの企業の多くが、目の前の売上のために自分の良心を売るような仕事を社員にさせている、企業がいわば犯罪人製造株式会社になっているのではないかという危惧を抱いています。
鍵山秀三郎
-
許せないのは、社員が傷つけられたり、惨めな、辛い思いをさせられることです。そんな時は、たとえ相手が主要取引先であっても、取引から撤退の決断をします。その結果、会社が倒産するかもしれません。それでも一度決めたら、テコでも動きません。
鍵山秀三郎
-
私は社風をよくするために、大きな犠牲を払いました。たとえば、売上の6割近いお得意先との取引をお断わりしました。たくさん買ってくれて支払いもよい、ただ法外なわがままも言うお得意先でした。なぜお断わりしたかというと、社員がその仕事を維持するために苦労し、だんだん卑屈になってきたからです。先方は嵩にかかって無茶を言う。本当ははらわた煮えくり返っているのに、へつらって仕事をしないといけない。ただ売上と利益を上げるだけなら社員に、「商売だから、それくらい我慢しろ」と言います。でも、そんな我慢を強いることは、私にはできなかった。だから取引をやめました。
鍵山秀三郎
-
国や社会、個人の進退でも理想を語ることは簡単です。しかし、理想とはあくまでも理想であって、時間をかけて到達するものです。それをいますぐやれると言うことは欺瞞にほかなりません。子供が飛行機の操縦士になりたいと言うのは将来の夢です。それをいまもう、すぐにでもなれるかのようにそそのかしてはいけません。正しい努力のしかたこそ伝えるべきなのです。
鍵山秀三郎
-
80年あまりの人生をふり返ると、戦争を含め、天災、人災いろいろな災難に遭ってきました。でも一つ言えることは、私はそれらの災難をみんなバネにしてきたということです。
鍵山秀三郎