幸福と不幸について考える時、私はいつもこの言葉を思い出します。それは、「世の中に、不運な人はいないけれども不運だと思っている人は多い。幸運だと思っている人は多いけれども本当に幸運な人はいない」というものです。これは本当なのです。同じ事柄に出合っても、運が悪いと思う人もいれば、何とも思わない人もいます。つまり、幸運も不運も人が自分でつくり出しているのです。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
未熟な自分を責めてる限り、幸せにはなれない。
アルフレッド・アドラー 心理学者、精神科医
-
便利だから楽しいんじゃない。不便さの中にこそ幸せはある。
所ジョージ タレント、歌手
-
僕は「幸福反対論者」だ。幸福というのは、自分につらいことや心配なことが何もなくて、ぬくぬくと、安全な状態をいうんだ。鈍い人間だけが「しあわせ」なんだ。僕は幸福という言葉は大嫌いだ。僕はその代わりに、「歓喜」という言葉を使う。危険なこと、つらいこと、つまり死と対決するとき、人間は燃え上がる。それは生きがいであり、そのとき湧き起こるのが幸せではなくて「歓喜」なんだ。
岡本太郎 前衛芸術家、画家、彫刻家
-
哀しみのかたち、表情は、どれひとつとして同じものがない。幸せの風景は似通っているけど、哀しみの情景は全部違う。
伊集院静 小説家、作詞家
-
何か楽しいことをするから楽しくなるんだと思ってしまう人が多いけどでも、それは大きな勘違いなんです。楽しさは自分の中にある。だから、最初から楽しい気持ちで仕事をする。お茶を飲むにも美味しいお茶かどうかなんて関係ない。美味しそうに飲めば美味しいんです。
武田双雲 書道家
鍵山秀三郎の他の名言
-
好都合と不都合とがあったとき、重要なのは好都合が正しく、不都合は正しくないと決めつけないことです。そもそも、本質的にどうあらねばならないのかという判断ができないから間違うのです。ときに不都合だけれども正しいことがあるものです。
鍵山秀三郎
-
過去に感謝できる人は未来のことを考えることができる。過去に対する感謝もない人は未来を考えることができない。
鍵山秀三郎
-
私だって一個人、一経営者として財が欲しかった。しかしただ財を取るだけなら誰でもできると思って、その正しい手段を考えていました。それからもう一つは、手当たりしだい売上にこだわる会社にはしたくなかった。いろいろな会社を見てきて、あんな会社にはしたくないという会社がいっぱいありました。
鍵山秀三郎
-
良心が咎められるような仕事をさせられていては、元気になるわけがありません。私はいまの企業の多くが、目の前の売上のために自分の良心を売るような仕事を社員にさせている、企業がいわば犯罪人製造株式会社になっているのではないかという危惧を抱いています。
鍵山秀三郎
-
金儲けしたいという志を持つことは、悪いことではありません。住友財閥の伊庭貞剛は、「われ財を愛す」と言いました。しかし、その後に「これを取るに道あり」と続けたんです。
鍵山秀三郎
-
聖書の中に「汝の行動は汝の預言者」という言葉があります。まさしくその通り。今とっている行動そのものが未来を予見している。
鍵山秀三郎
-
大切なのは努力することです。努力をしなかったら何も始まらない。だから私は、掃除の実践を通じて努力のしかたを伝えているのです。掃除を通して精進することで、どんな人でもある一定の水準まで向上できる。その人たちが努力をすれば何とかなるという確信が持てれば、いかなる境遇になっても絶望しないですむ。
鍵山秀三郎
-
自らに厳しい人ほど、人に優しくなれる。そして厳しいことをやってきた人ほど、小さな喜びを大きく感ずる。
鍵山秀三郎
-
現代は日本に限らず、人類は助け合うという「衆の世界」から「個の世界」に移ってまいりました。自分だけが今の「快」「心地よさ」「好都合」を追求していれば幸せというふうに勘違いしている。いくら追求してもそこに幸せはない。
鍵山秀三郎
-
人が見捨てたり、見逃したり、見過したりしている物の中に宝の山がある。
鍵山秀三郎