玉塚元一
元ファーストリテイリング社長、元ローソン社長
玉塚元一の名言
玉塚元一の過去の名言をまとめた名言集です。
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ポイントポイントで意思決定してきたときのメンタリティとして「挑戦しないリスク」を考えるんですよね。挑戦する機会が訪れた時に、挑戦しなかったことで何も得られないというリスクを恐れているんです。
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上手くいかないとき、環境のせいにする前に、自分ができたことをやりきったかどうか自問自答すべきです。
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変化を迫られる状況は、知恵を絞る絶好の機会であり、全力投球できるチャンス。
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自律型の人間は、矢印が自分に向いています。つまり、目の前の障壁に対して自分で乗り越えようとする人です。ひとつの方向を試してみて上手くいかなければ、別の方法を試してみる。それでも成果が出ない場合、「まだ動き切れていない」「ほかにできることはないか」と考えて、徹底的にやりきろうとします。
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本物の実力を身につけたいなら、ベンチプレスだけでは不十分です。ラグビーで本物の筋肉を鍛えるには、タックルされたり、地面に叩きつけられたり、実践を積み重ねる必要があります。仕事の実力も同じで、実践を通してしか身につきません。
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キャリアプランなんて一度も考えたことはないです。イメージとしては、目の前に新たに訪れた出会いや挑戦に対し、その度に散々考えた結果、向き合うことを選んでいった。その連続だった、ということです。
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僕のような仕事というのは、今、目の前にあるミッションに向き合ってどれだけ結果を残すかということしかないんです。そのミッションを成し遂げる過程で、僕自身も成長する。
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順調でのんきに過ごしていたら、人としての成長はないと思うのです。大きな壁や障害が前にそびえたっているからこそ、それを突破したときにはじめて成長できます。本当の意味での人としての筋肉がつきます。
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商売・経営はお客様のためにある。全社員が一緒になってこそ強くていい会社になることができる。
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ユニクロの仕事をしないかと誘われたとき、アパレルのことは何も知らなかった。ローソンへ来ないかと声をかけられたとき、コンビニ業界とは無縁だった。誰かに導かれて、異業種にチャレンジする。こんなに楽しい仕事人生はない。
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謙虚で常に成長したいと思っている人は経営者として成長できます。僕自身、毎日毎日反省ばかりですし、実際、昨日より今日はもっといい仕事をしようとしたら、謙虚に反省して、自己成長を繰り返していく以外にありません。そのマインドセットを持っているかいないかで、この世界で成功する確率はかなり違ってくると思いますね。
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リスクには、「挑戦するリスク」と「挑戦しないリスク」の2つがあると思います。普通の感覚であれば、安定した大企業に飛び込むことにはあまりリスクを感じませんが、今後の先行きが不透明な、まだ会社の規模も小さい成長企業に飛び込むことにはリスクを感じるでしょう。しかし、飛び込むことに躊躇して、痛手を負わないで過ごした期間と、傷ついて満身創痍となりながらも新しいことを学ぶ自分を想像した時に、個人的には挑戦しないリスクをものすごく感じるんですね。
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仕事をするポジションという意味で、起業ってすごく健全な姿であると思います。そもそも起業があらゆる商売の原点ですし、自分でリスクを張って、コミットして、目指すべきかたちにしていく作業ですよね。
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一人一人に役割があり、彼はこのミッションを高いレベルで達成してくれるという信頼があるからチームワークができていく。それが強い組織を作るベースになります。
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社会人のスタートが工場勤務だったのは幸運だったと思う。厳しい品質管理やコスト競争力を学べたうえに、現場で頑張る人たちに会社は支えられていると実感できたのが大きい。
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どんどん革新を実現し、死ぬほど頑張ってローソンを成長させたい。
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僕は、自分も走るが、みんなを鷲づかみにしながら走るタイプ。ばっとみんなを集めて、周囲を巻き込む。それぞれの知恵や意見を集めて、すぐに決めて動くスタイル。
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商売にはデジタルとアナログの両方が必要。セミオート発注システムは徹底的に活用する。だけど同時に、いい商品が出たら、それを積極的に売っていく、アナログな商売も大切なんです。
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座学による学びはベンチプレスのようなものだと心得て、日々の仕事における挑戦や挫折、成功から学ぶ姿勢が大切だと思います。
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限られた時間で自分を成長させ、能力を伸ばしていくためには、与えられた仕事や職場でできることを精一杯やりきることが大切だと思います。
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わからないことは知ったかぶりをせず、徹底的に学ぶ姿勢を貫けば、現状の理解も進み、本質的な課題や解決法も見えてきます。
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我々はあくまでも営利企業ですが、その事業の結果として地域活性化に貢献したい。
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コンサルタントとして会社を数多く見てわかったのは「会社は簡単に潰れる」ということ。業績が悪い会社は、商売の原理原則から完璧にズレていた。組織はあっという間に崩壊し、会社は潰れる。怖さを痛感した。
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消費者から見て、「ああ、いいね」と驚きがある店は強い。
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実際に見聞きして、確認した意見こそ重要。空想や机上の空論には耳を貸さないような企業カルチャーが求められる。
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武道やスポーツに基本の「型」があるように、商売もいい店舗を作る基本の行動様式がある。
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企業は掛け声だけでは変わらない。だから具体的に次世代の仕組みを入れ、全てを変えようとしている。
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経営者をやっていく上では、経験以上にマインドが大事です。嘘をつかないとか、不正に対して「NO」といえるとか、人の痛みが分かる感受性を持っているとか、そうした強く正しい心を持っていなければ、経営のプロを目指すのは難しい。
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残業抑制も「ダラダラやってる10時間を密度の高い8時間にしましょう」ならいいんだけど、そうもなっていないのが現状ですよね。量だけにフォーカスした残業抑制という動き自体については賛否両論あると思いますが。
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ユニクロでいただいたお金をすべて投じてリヴァンプを創業しました。起業家というのはすべてを賭けるものですし、リスクを負って商売をしなきゃいけないものです。
玉塚元一の名言を見ている方へお薦めする名言
玉塚元一の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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熱意というものは確実に伝わって行きますし、その熱意があれば次第に人は感化されて行くものです。
北尾吉孝 SBIホールディングス創業者
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まずは、狭いなかでの成功例をつくっていけばいいんです。人の嫌がることをどんどんやって、信用を勝ちとっていけばいい。
つんく ミュージシャン、音楽プロデューサー
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現実をありのままに受け止めなさい。過去の状況や自分の願望を現実と誤認してはならない。
ジャック・ウェルチ ゼネラル・エレクトリックCEO
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ビジネスの本質とは自らの足るを知りつつ、変化し続ける社会の中で、人々の役に立つことを常に考え、提供し続けること。
フィリップ・コトラー 経営学者
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公演会とか対談はほとんど断るんです。内容がなくて薄っぺらいから2秒で終わっちゃう。でも断ると逆に、あいつはなんかすごいことを考えてるんじゃないかと思われるんです。
タモリ お笑いタレント、司会者
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金はある手から洩れてくる。金の絶対数がないところでは、いくら知恵をしぼっても洩れてはきはしないのである。なんであれ、ビジネスは現実に金を持っている人から取らないとなりたたない。金を持っていない人びとを相手にしていては、どんなにあがいても商売できるものではない。
藤田田 日本マクドナルド、日本トイザらス創業者
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これまで蓄積してきたノウハウを生かし、他社がマネしたくてもマネできない製品を作っていく。それが、企業として優位性を持ち、生き残っていくためには欠かせない。
樫尾和雄 カシオ計算機創業者
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顧客は常に新しいものを求める。これはわかりきったことのようにも思えます。でも我々は、いったん売り手の側に回ると、顧客の心理を忘れて、過去の経験をもとに同じことを繰り返してしまう。それは、同じことをしたほうが楽だからです。結果、顧客に飽きられる。どの局を見ても同じような番組が流れるテレビ業界などはその典型でしょう。
鈴木敏文 セブン&アイ・ホールディングスCEO
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ベンチャーはかっこよくて、きらびやかなように見えますが、実際はより慎重に周到に準備をしなければなりません。そして並々ならぬ忍耐力が必要です。
千本倖生 DDI(現KDDI)共同創業者、イー・アクセス、イー・モバイル創業者
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自分がそれを好きか嫌いかってこと以外に、自分がそれをできるか、できないかってことを見極める必要がある。
宮崎駿 アニメーション作家、映画監督
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人を集める秘訣は、自分たちがどれだけワクワクしながらサイトをつくれるかじゃないでしょうか。つくり手の気持ちというのは、絶対にそこを訪れた人に伝わります。服なんてどこでも買えるし、ECサイトもたくさんある中で、お客さんがわざわざZOZOTOWNを選んでくれるというのは、ここに来るとなんだか心が躍るような気分になるからだと思います。そして、それは僕らがそういう気持ちでつくっているからに他なりません。
前澤友作 ZOZO創業者
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未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ。未来を予測しようとすると罠にはまる。
ピーター・ドラッカー 経営学者
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二人の人間がすべてにおいて同じ意見なのであれば、そのうち一人は必要ない。
ウィンストン・チャーチル イギリス首相、軍人、作家
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過失の弁明をすると、その過失を目立たせる。
シェイクスピア 劇作家、詩人
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儲けよう、儲けようと焦れば焦るほど失敗する。他人がいいぞと言ったり、上手く儲けた話を聞いて、あわてて手を付けると、もうその時は手遅れだ。いつまでも柳の下にドジョウがいるわけではない。
堤康次郎 西武グループ創業者
玉塚元一について
玉塚元一(タマツカ・ゲンイチ)は東京都出身の経営者。旭硝子、日本IBMを経てユニクロを展開するファーストリテイリングに入社。入社後わずか4年で社長兼COOとなる。その後ロッテリア会長、ローソン社長、ハーツユナイテッドグループ社長などを歴任。日本を代表するプロ経営者である。
1962年(昭和37年)5月23日、東京都に生まれる。玉塚家は曽祖父は玉塚證券創業者、祖父は元東京証券取引所理事長という名門一家である。幼稚舎から慶應義塾で学び、高校・大学と慶應ラグビー部に所属し、フランカーとして活躍。慶應義塾大学法学部卒業後、旭硝子に入社。旭硝子で玉塚元一は工場勤務とシンガポールでの海外勤務を経験し、1997年には社費留学でMBAを取得。翌1998年、日本IBMにコンサルタントとして転職。日本IBMでの業務の中で玉塚元一はファーストリテイリング創業者である柳井正と知り合い、スカウトを受けて1998年にファーストリテイリングに入社。日本IBMに勤めた期間はわずか4ヶ月だった。
ファーストリテイリングでは入社からわずか4年後の2002年に代表取締役社長兼COO就任し、経営の舵取りを任された。しかしながら、就任後に好調だった業績が不振に陥り、責任を取る形で2005年に社長を退任。同年玉塚元一は元ファーストリテイリング副社長の澤田貴司と共に企業再生会社のリヴァンプを設立し共同代表に就任。2006年、リヴァンプで再生を手掛けたロッテリアの会長兼CEOに就任。2010年、玉塚元一はロッテリアの会長を退任し、新浪剛史の誘いでローソンの顧問に就任。2016年、ローソン会長兼CEOとなる。2017年ローソン会長を退任し、デジタルハーツホールディングス社長に就任。 ヤマハ発動機やラクスルで社外取締役も務める。2021年6月、ロッテホールディングスの社長に就任。