経営者をやっていく上では、経験以上にマインドが大事です。嘘をつかないとか、不正に対して「NO」といえるとか、人の痛みが分かる感受性を持っているとか、そうした強く正しい心を持っていなければ、経営のプロを目指すのは難しい。
玉塚元一 元ファーストリテイリング社長、元ローソン社長
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
経営者にとって最も大切なことは、目先だけでなく数年先を見て動くことだ。携帯電話や液晶ディスプレー事業の外部への移管を決めた時も、社員の誰もが各事業を続けて拡大したいと願っていたのは分かっていた。しかし、これからグローバルでの競争環境は一層激しくなる。社長にしか判断できないと腹をくくり決断した。
樫尾和雄 カシオ計算機創業者
-
何かを決めつけて、それに固執したらいけません。自分が正しいと思ったやり方で行き詰っても、それをさっさと認めて、朝令暮改すればいいんです。
矢野博丈 ダイソー創業者
-
コロンビア大学のインドから来た留学生がフォーチュン500の経営者・CEO全員にアンケート調査を行いました。「あなたが大会社のトップになれたのはなぜだと思いますか」という質問をしたところ、一番多かった回答は、「自分のやりたいことを仕事にしたからだ」という答えだったそうです。
竹中平蔵 経済学者、政治家
-
新製品開発は、アイデア創出。つまり新商品アイデアを計画的に探索することから始まる。優れた製品案がほんのいくつか出てくるまでに、企業は膨大な数のアイデアを創出しなければならない。
フィリップ・コトラー 経営学者
-
官僚には、もとより優秀な人材が多い。こちらがうまく理解させられれば、相当の仕事をしてくれる。理解してもらうには、三つの要素がある。まず、こちらのほうに相手を説得させるだけの能力があるか否か。次に、仕事の話にこちらの野心、私心というものがないか否か。もう一つは、彼らが納得するまで、徹底的な議論をやる勇気と努力、能力があるか否かだ。これが出来る政治家なら、官僚たちは理解し、ついてきてくれる。
田中角栄 第64代、第65代内閣総理大臣
玉塚元一の他の名言
-
残業抑制も「ダラダラやってる10時間を密度の高い8時間にしましょう」ならいいんだけど、そうもなっていないのが現状ですよね。量だけにフォーカスした残業抑制という動き自体については賛否両論あると思いますが。
玉塚元一
-
店舗数というのは一つの数字ではありますが、すべてではない。全体、あるいは個店の収益力など、重要なバロメーターはいろいろあります。我々が大切にしているのは個店の強さと品質の高さ。
玉塚元一
-
キャリアプランなんて一度も考えたことはないです。イメージとしては、目の前に新たに訪れた出会いや挑戦に対し、その度に散々考えた結果、向き合うことを選んでいった。その連続だった、ということです。
玉塚元一
-
上司を変えないと駄目だとかいう人がいますが、上司を変える前に自分ができることはたくさんあります。上司のやり方が間違っていたり、課や部内に課題があると思うなら、真っ向から指摘して改善を提案すべきです。一人で起こせる波は小さいかもしれませんが、問題には逃げずに立ち向かっていけばいつか現状が変化します。
玉塚元一
-
ユニクロの仕事をしないかと誘われたとき、アパレルのことは何も知らなかった。ローソンへ来ないかと声をかけられたとき、コンビニ業界とは無縁だった。誰かに導かれて、異業種にチャレンジする。こんなに楽しい仕事人生はない。
玉塚元一
-
実際に見聞きして、確認した意見こそ重要。空想や机上の空論には耳を貸さないような企業カルチャーが求められる。
玉塚元一
-
順調でのんきに過ごしていたら、人としての成長はないと思うのです。大きな壁や障害が前にそびえたっているからこそ、それを突破したときにはじめて成長できます。本当の意味での人としての筋肉がつきます。
玉塚元一
-
企業は掛け声だけでは変わらない。だから具体的に次世代の仕組みを入れ、全てを変えようとしている。
玉塚元一
-
商売にはデジタルとアナログの両方が必要。セミオート発注システムは徹底的に活用する。だけど同時に、いい商品が出たら、それを積極的に売っていく、アナログな商売も大切なんです。
玉塚元一
-
僕が恵まれていたのは、7年間柳井さんの薫陶を受けて、商売の原理原則というものを学ばせてもらったことです。つまりすべてをお客さま起点、現場起点で考えること。ゼロベースで現状を俯瞰して、必要があればすべてやり替えることを恐れないこと。経営にはスピードが大切なこと。仮説、実行、検証のサイクルを早く回すこと……いろいろとありましたね。
玉塚元一