自分の感情で物事を決めていくのではなく、しっかりとした判断基準がなければだめだということ。言い換えれば、会社を辞めるにせよ、残るにせよ、そこには必ず“大義名分”が必要だということです。絶対に目先のお金などにとらわれ、損得勘定で決めてはいけない。
稲盛和夫 京セラ創業者
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苦手なことでお金を儲けることはできない。好きじゃない仕事に追われたら、貧乏神に取りつかれる。
水木しげる 漫画家
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25歳のころ、父親に借金が発覚しました。総額1億円以上、利息だけで年900万円の返済が必要でした。僕はこれを返済し続け、30代で返し終えることができました。20代後半に猛烈に働けた一つの理由は、この借金のおかげでしょう。お金のことを考えるのが嫌で、仕事に没頭していた面もあります。
鈴木おさむ 放送作家
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人並みに働いている人というのは、やはり人並みの生活なのです。そして、人並み以上、頭ひとつ出している人は、ほかの人たちの2倍3倍も働いているのです。頭脳労働も肉体労働も両方。つまり、出し惜しみをしないのです。苦労の出し惜しみをしない人は、それだけで恵まれています。
美輪明宏 歌手、俳優、タレント
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僕は全部が副業ですから、どれも本業ではないんですよ。そこが大きいかもしれないですね。やっぱり勤めている人って、それが本業だと思うわけじゃないですか。でも、本業なんて作らないことが一番だと思うんですよね。本業だと思うとしんどいじゃないですか。そもそも仕事って、人間の本業じゃないですもん。他の生物を見てください。そんなこと言ってるの人間だけですから。
みうらじゅん イラストレーター、ライター、タレント
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理系離れは深刻です。日本では研究者の地位があまりに低い。若い人たちに研究者が魅力的な仕事に見えていません。このままでは担い手がいなくなってしまうと懸念しています。米国は日本の逆です。研究者の社会的地位が高い。ハードワークなのは日米同じですが、ちゃんとした家に住んで、ホームパーティーを開いて、楽しく暮らしている人が多いのです。給料そのものも高く、ベンチャー企業とのつながりも強い。米国では研究者が憧れの職業なのです。
山中伸弥 医学者、iPS細胞の開発者
稲盛和夫の他の名言
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起業家に必要な資質は「燃えるような情熱、強い意志を持っていること」。「誠実で前向きであること」。「独創性と緻密さを合わせ持っていること」。「大義名分を目的として明確に打ち出せること」。
稲盛和夫
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長期の目標を立てる時、私はわざと自分の能力を超えたところに設定します。言い換えると、現在の自分の力では達成不可能と思える目標を選択するのです。誰でも、現在自分が持っている能力を考えて、今、何ができて何ができないかという判断はできます。しかし、新しいことを成し遂げようとする時、それだけでは不充分なのです。現時点ではとうてい実現不可能だと思えるようなことを、何とか成し遂げようとする努力からのみ、驚くような成果が生み出されるのです。
稲盛和夫
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仕事を心から好きになり、一生懸命精魂込めて働く、それだけでいいのです。
稲盛和夫
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「天職」とは出会うものではなく、自らつくり出すものなのです。
稲盛和夫
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意識の変化には、JALの社員が倒産という「死の淵」を覗いたことも大きかったでしょう。その恐怖心がなかったら、本気で意識改革をしようなどとは思わなかったかもしれません。
稲盛和夫
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完成品を作るには、九十九パーセントの努力では足りません。一つのミス、一つの妥協、一つの手抜きも許されない、百パーセントを目指す「パーフェクト」な取り組みがいつも要求されるのです。
稲盛和夫
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金儲けを目的として、安易に起業をする人が増えていることに不安と憂いを感じています。現在のITベンチャーは、確固たる目的、万人に受け入れられる経営理念のようなものがないことが多い。このような危うい経営では、長続きするはずがありません。
稲盛和夫
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さじを投げたくなるような難しいことに直面したら、素直な目と単純明快な原理に基づいて、事の是非、善悪を判断すればいいのです。
稲盛和夫
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誰から見ても、どこから眺めても、立派だと言えるような高邁な志、目的意識がなければ、自分の持てる力のすべてを出し切ることも、周囲の人々から協力を得ることも、成功を続けることもできないのである。
稲盛和夫
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懸命に汗をかくことをどこかさげすむような風潮のある時代だからこそ、単純でまっすぐな問いかけが重い意味を持つのだと私は信じています。
稲盛和夫