永守重信

日本電産創業者

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永守重信の名言

永守重信の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 危機ほど楽しいものはない。困難と出合うたびにそう思う。克服することで、会社がますます強くなるからだ。

  • 一番ダメなのは、チャレンジしないこと。ダメな経営者も同じで、失敗を恐れてリスクをとりたがらないですよね。

  • 人は誰しも、自分が従事している仕事には冷静な目を向けにくい。異変や波乱があっても、それは「一時的なもので、やがて平常に戻るだろう」と思い込む。

  • 悪いことは、それをきっかけに業務全体を改革できるチャンスでもある。

  • 「1兆円になったばかりの会社が10兆円なんて、おかしいですよ」と笑う人もいます。おかしいと思うならそれでいい。創業社長なんて、みんなおかしいものです。

  • 財産はたしかに作りましたが、お金には興味ありません。これまでのように医療施設などに寄付を続けていきたいですし、若い研究者は資金がないので、そういうものに助成もしていきたいですね。私自身には車一台と、住む家が一軒あれば充分ですよ。

  • リターンを早く求めたいからすぐ首を切る、資産を売却する。そうすることで企業価値は確かに上がるかもしらんけど、多くの従業員の生活が犠牲になる。従業員の首を切ってまで利益を上げなくてはならなかったら、僕は辞めます。

  • 立派な会社の社長さんが、海外の投資家説明会に出たときに「あなたはどうして株を持っていないのか」と聞かれる。その社長はほとんど株を持っていないんです。買わないのはなぜかといえば、いまこの場ではバラ色の見通しを述べているけれど、本当は達成できないと思っている。そう判断されても仕方ないですよ。

  • 京都にもたくさんの創業社長がおりますが、業績悪化を誰かのせいにするような人はいません。自分の会社は自分で守るしかない。

  • 組織というものは同じ目標で動いている以上、思考も同じ傾向になりやすい。

  • 学ぶ機会、場所はどこにでもある。起きていることをボヤッと見過ごしてはダメだ。その裏に何があるのか、どうしてそうなるのかをいつも考えることが必要だ。

  • 大切なのは、揺さぶることです。テーマの研究が進んだり行き詰まったりしたときに人を組み合わせたり、移動させたりして揺さぶる。その刺激が新たなものを生み出します。

  • 世の中は何があるか分からない、それに対処して問題を解決するために経営者がいる。

  • 成功への道には挫折はつきものです。若いのだから失敗してもやり直せる。思い切ってやるべきです。

  • 大きな夢を持って努力せよ。努力は絶対に人を裏切らない。

  • 「努力」というのは、チャンスをかぎ分ける嗅覚を身に付けるためのものでもある。

  • 日本人はとかく物事のマイナス面に目を向けたがり、悲観主義に陥りがちだが、それでは意味がない。マイナス面はある。しかし、プラス面だってある。

  • 0勝0敗よりも15勝15敗の方がいい

  • 一代でこれだけの規模へ会社を引っ張り上げるには、個人的な楽しみを封じてでも、必死に働きつづける必要があったのだ。

  • 持って生まれた優れた長所を伸ばす教育をしなければ、リーダーは育たない。闘争心、競争心を潰すような教育をしてはいけません。たとえば小学校の運動会の徒競走で全員が一直線に並んでゴールのテープを切るような勝ち負けのない競争はおかしい。

  • いまはグローバル化の時代です。世界が相手である以上、お上の言いつけに従っていれば間違いない、という昔ながらの意識で戦ってはいけません。日本人は口癖のように「政府が悪い」「社会が悪い」「親が悪い」といいますが、自分の努力で道を開くという気概がなくてどうするのか。日本人は依存心をなくし、独立心を持たなければなりません。

  • 人減らしをして固定費を削れば短期的には回復も早まるでしょう。しかし、一度首切りをすれば従業員の心に傷が残ります。次の好況期、会社に対する求心力がどれだけ働くでしょうか。

  • 大きな変化は、大きなビジネスチャンスを連れてくる。

  • いろいろやったらヒトもカネも分散します。小さな会社ではうまく行きません。

  • 人は任せられれば頑張ります。有能な人ほど任せると、意欲を出します。

  • 大事なのは「常に」、そして「徹底して」経営を動かし続けること。

  • 嫌なことも悲しいことも経験すればその分喜びも大きくなる。

  • 短期的にリストラして業績を上げるのは簡単。雇用を守って、投資もして、その上できちんと利益を上げるのがプロの経営者。

  • どこかで苦難とまではいかなくても大きな転換をする時期がないと次の成長の基盤構築ができない。成長の踊り場があったほうがその後に伸びる。

  • 経営とは詰まるところ、「予測」「準備」「実行」「振り返り、作り直し」である。この基本を徹底するだけだ。

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永守重信の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。

永守重信について

永守重信は日本電産株式会社の創業者。日本電産は小型モーターを祖業とし、PC向けのディスクドライブやハードディスク向けの小型モーターで急成長。その後、積極的な企業買収を繰り返して巨大企業グループへと成長した。「元日以外364日働く」という「モーレツ主義」の働き方で知られる。

1944年(昭和38年)京都府日向市生まれ。京都市立洛陽工業高等学校卒業後、職業訓練大学校(現在の職業能力開発総合大学校)電気科に入学。1967年に主席で卒業すると、永守重信は音響機器会社のティアックに入社。子会社の山科精器取締役を務めたのち、1973年7月日本電産を創業。創業時は社長の永守重信の他に従業員3人で、精密小型ACモーターを生産する会社だった。翌年には早くもアメリカに事業拠点を開設、さらに2年後の1976年にはアメリカ現地法人を設立している。

主にハードディスク用モーターで急成長したのち、積極的なM&Aで事業を拡大。祖業の精密小型モーターにとどまらず、世界トップシェアの電動パワステ用モーター、産業用ロボット、ATMカードリーダー、産業用センサー、カメラシャッターなど多角的な事業を展開する巨大企業に育て上げた。

永守重信は創業以来、「元日以外364日働く」という厳しい労働を自らに課して会社を急成長させ、従業員にもハードワークを求めてきた。しかしながら、「モーレツ主義」の限界を感じ、2010年に「売上高が1兆円を突破したら働き方を変える」と宣言。2015年3月期に日本電産の売上高は1兆円を突破し、2016年に「生産性を2倍に高め、2020年に残業ゼロ」にすることを宣言した。