カルロス・ゴーン

元日産自動車CEO

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カルロス・ゴーンの名言

カルロス・ゴーンの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 妥協や中途半端があってはならない。問題は一気に解決していかなければならない。やるからには必ず成功に導く。

  • 何をすべきかは誰もが知っている。実行していないことが問題なのだ。

  • 過去に悪党であった時期があるならば、決して英雄になることはできません。そしていつか英雄になったとしても、次の日には悪党になっているかもしれません。

  • よく、日本の経営者はなぜ行動しなければならないときに身をすくめているのかと不思議がる声を聞くことがあります。日本の経営者には行動するつもりがないのかと。私は決して行動するつもりがないわけではないと思います。ただ、どうやったらいいのかわからないのです。つまり、戦略的なヴィジョンが欠けている。

  • 私は「努力」という価値を、「結果」という価値に置き換えることにしました。たくさん働いたという事実が、結果を出したという事実より重要になってはいけません。いくら働いても結果を出せない人もいます。私の場合も、たとえ一日16時間働こうが、そんなことは関係ありません。私はオフィスで過ごした時間ではなく、出した結果で給料をもらっているのですから。

  • もしみんなが同じ意見を言い出したら要注意。ただ私が喜びそうな意見をみんなで言っているだけだからです。

  • 長所短所を知り尽くし、どこに可能性があるかを指摘できるのは当事者だ。素材は全てそこにある。

  • 例え変革が必要だと革新していたとしても、日本人はとても慎重であり続ける。

  • 今日良いリーダーであるということは、10年後に良いリーダーであるということを意味しない。時代に適応しなければならないのだ。

  • 改革を実行したのは私ではなく、従業員たちです。私はテコであり、触媒にすぎません。

  • 他人からプレッシャーをかけられたときよりも、自分で自分にプレッシャーをかけて働いている方が、人は遙かに大きなことをやってのける。

  • 困難は避けるものではなく、解決するものである。

  • 「安定」があるというのは幻想だ。そんなものは存在しない。周囲の環境は常に変化している。高いレベルを維持するには変化するしかない。変化は脅威ではなく、機会である。

  • 企業が困難に直面するのは、いつでもその企業自身に原因があります。もちろん経済環境も無関係ではありませんが、問題の根源は常に企業自身にあるのです。日産の業績が傾いたのは日本の景気後退のせいでも、競争相手が強すぎたからでもありません。その原因は社内にあったのです。企業を弱体化させる因子は、必ずといっていいほど内部の構造にあります。

  • 私の言ったことを信じるのではなく、私のしたことを信じてください。

  • 私に「絶望的な状況だ」とか、「成功や失敗に終りがある」と確信させることはできないでしょう。

  • 他人と同じことをしていて自らの個性が生まれることはない。

  • 終身雇用と年功序列と同列に論じることはできません。私は、年功序列制度は企業の業績に悪影響を与えると思っています。しかし、終身雇用制度のほうは、働く人々に対して企業が誠意を示すという意味で、決して悪いことだとは思っていません。私たちは、なるべく終身雇用が実現できるよう努力していきたいと思います。

  • リーダーとは一体何か。私の答えは一言に尽きます。「変革者」、すなわち現実を実際に変える人です。これは、政治でもビジネスでも社会でも同じことです。

  • 経営では「常識とされることが間違っている」ことがしばしばあります。ビジネスは早い者勝ちではありません。誰も市場を「所有」などしていないのですから。

  • 国際的に活躍する人の共通点は、自分とは違う人に興味を持ち、共感し、敬意を払う姿勢があるところだ。

  • 正確な質問をすれば、正確な答えが返ってくる。 曖昧な質問をすれば、曖昧な答えしか返ってこない。

  • 「自分」が何をすべきかでなく、「他人」が何をすべきかについて話すようになったとき、その企業は終わりである。

  • 何かを手に入れようと思ったら、まず望むことだ。目標をあまり低く設定すると、結局はそこまでしか行かない。十分な検討は必要だがその上でならば、高い目標を掲げることで、よりよい結果を得られる可能性がある。

  • 新しい技術を取り入れる時、多くの人は問題点ばかりを見てしまいがち。でも、その技術が社会にどんなメリットをもたらすかをきちんと説明できれば、人々は「そんな技術ならいいな」と思うようになる。

  • 従業員はもっとも価値のある資産です。彼らは会社の中心であり、本質です。これは会社にとって最良な選択をしないという意味ではありません。

  • 危機的な状況にあっても、経営層が長期的な会社の存続に必要な決断を下すことを躊躇することが少なくありません。それはなぜか。厳しい決断というものは、短期的には非常に軋轢を生む、不都合なものだからです。

  • 会社の規模は直接競争力にはつながりません。会社の規模は成功の鍵にはなりませんが、何かあった時にそのリスクを和らげるクッションの役割を果たしてくれるのです。

  • 開かれた議論をすることによって、多くの人々が自分の考えを表明することができました。納得がいくまで議論を重ねたのです。解決策について自由に討論できたからこそ、ひとたび発表されれば、人々はもはや選択の余地がないと思うようになったのです。

  • 経営における迅速さというのは、決定の迅速さではありません。行動の迅速さです。大切なのは、問題を発見してから、その問題が実質的に解決されるまでの速さなのです。

カルロス・ゴーンについて

カルロス・ゴーンは経営不振に陥っていた日産自動車を立て直したことで知られる辣腕経営者。コストカッターとして知られる。

1954年ブラジル・ポルト・ヴェーリョ生まれ。両親はレバノンからの移民だった。6歳のとき両親の母国であるレバノンへ転居し、フランスで高等教育を受けた。フランスでは工学系のエリート養成校であるパリ国立高等鉱業学校を卒業。卒業後はフランスの名門企業で欧州最大のタイヤメーカー・ミシュランに入社。35歳で北米事業のCEOとなるなど、出世街道を歩むが、1996年にスカウトされてフランスの自動車メーカー・ルノーに入社する。ルノーでカルロス・ゴーンは上級副社長及び南アメリカ事業を任され、1997年のルノーの黒字転換に大きく貢献する。

1999年ルノーと日産自動車の資本提携が結ばれ、カルロス・ゴーンは当時経営不振だった日産にCEOとして送り込まれることになった。日産でカルロス・ゴーンは村山工場などの生産拠点の閉鎖、21,000人の人員削減、部品・部材の購買価格の低減、販売チャネルの統合などを断行。日産の経営を見事に立て直した。2005年にはルノーのCEOにも選出され、日産とルノー両方のCEOを務めるという異例の体制となった。2016年燃費データ改ざん問題でダメージを受けた三菱自動車へ日産が34%の資本参加を行い、カルロス・ゴーンは三菱自動車の会長に就任した。

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