モンテーニュ

哲学者

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モンテーニュの名言

モンテーニュの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 苦難に恐れをなしている者は、すでにその恐れという苦難に直面している。

  • 明けゆく毎日をお前の最後の日と思え。そうすれば当てにしない日はお前の儲けとなる。

  • 誰もがその収入を公表はしない。ただ収入によって得たものを見せびらかすだけである。

  • 人生の価値は、何日生きたかではない。それを使って何をしたかだ。人生で満足を得るのはその年数によってではなく、自分の気持ちによるものだ。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 真実でさえ、時と方法を選ばずに用いられてよいということはない。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 結婚は鳥かごに似ている。外にいる鳥は餌箱の餌のために必死で中に入ろうとし、中にいる鳥は飛び立つために必死で逃げ出そうとする。

  • 自分について議論してはいけない、あなたは必ず負けるだろう。信用を得るには自分を卑下しなければならない。自分を称賛すれば、信用を失ってしまう。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 自分の記憶力が十分確かでない者は、嘘つきになろうとしてはいけない。

  • 我々の苦悩の中でも最も歓迎できないのは、自分の存在を軽蔑することだ。

  • 誰もが各々の方向へ生き急ぎ、将来へと向かう。なぜなら、内なる自分と向きた合いたくないからだ。

  • 知識のある人はすべてについて知識があるとは限らない。だが、有能な人は、すべてについて有能である。無知にかけてさえも有能である。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • どこで死が待ち構えているのか、定かでないのだから、こちらが、いたるところで待ち受けよう。死について予め考えることは、自由について考えることに他ならない。死に方を学んだ人間は、奴隷の心を忘れることができた人間なのだ。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 美しい女にはやがて飽きがくる。善良な女には永久に飽きはこない。

  • 自らを卑下すれば信用を得ることができ、自らを称賛すれば信用を失う。

  • 偉大で崇高なものを判断するには、それと同じ心がいる。そうでないと我々自身の中にある欠陥をそれに付与してしまう。まっすぐなオールも水の中では曲がってしまう。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 王国を統治するよりも、家庭内を治めることのほうが難しい

  • 各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。他人が見てそう思う人ではなく、自分でそう思う人が幸福なのである。

  • 私は自分の意見を述べる。それが良い意見だからではなく、自分の意見だから述べるのだ。

  • 今あるものに喜びを感じなさい。他の全てには今は手が届かないのだから。

  • 私の人生は、現実にほとんど現実に起こることのない、恐るべき不運を懸念することに費やされてきた。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 夫婦の仲はあまり続けて一緒にいると冷めやすいし、くっついてばかりいると損なわれやすい。知らない女性はどれも愛想がよく見える。

    出典:  モンテーニュ「エセー」

  • 怒りは奇妙な用法を有する武器である。他のすべての武器は、人間がこれを用いるものだが、この武器は我々を用いる。

    出典:  「新選モンテーニュ随想録」

  • 男が女に「いつまでも愛しつづける」と誓う前提には、「女がいつまでも愛すべき存在でありつづけるかぎり」という条件がついている。

  • 強い心で立ち向かっていく人には、向こうのほうが逃げ出し、降伏するのである。だから、断じて強気でいかねばならない。

  • 愛とはピアノのようなものだ。最初は規則に沿って演奏する必要があるが、その後は規則を忘れて心で演奏しなければならない。

  • 私は農夫を仲間にすることを好む、なぜなら彼らは十分な教育を受けておらず、誤った推論をしないからだ。

  • 運命は我々を幸福にも不幸にもしない。ただその材料と種子を提供しているだけだ。

  • 働きかけをあきらめることも、場合によっては働きかけそのものとまったく同様の効果をあげるものである。

  • なにごとも逃げてはいけない。敵に対しても、もしも、こちらが逃げれば、ますます激しく攻めてくるものだ。それと同じように、人生のさまざまな苦しみも、私たちが恐れおののいているのをみると、いい気になって、さらに降りかかるってくる。

  • 我々は他人の知識によって物知りにはなれるが、賢くなるには、我々自身の知恵によるしかない。

モンテーニュについて

モンテーニュは16世紀のフランスの哲学者。フランスの官僚を勤めたのち、人間を観察して人間の生き方を探求する随筆「エセー」を書き上げた。「エセー」はモンテーニュ自身を含めた人間のあらゆる行為を省察することによって、人間そのものを率直に描写。各国語に翻訳され、大きな影響を与えた。

1533年フランス・モンテーニュにユダヤ系商人の子として生まれる。一家は商人として成功しており裕福で、一家が保有していた城、モンテーニュ城で育った。法学を学び、フランスの法律官僚となる。1570年モンテーニュが37歳のときに官僚を辞めモンテーニュ城に戻り、王族の侍従を務めながら執筆生活に入った。1580年随想録「エセー」を出版。1581年ボルドー市長に選出され、4年間ボルドー市長を務めた。エセーは出版後も加筆・修正が続けられ、それは彼が死去する1592年まで続けられた。エセーは1580年に2巻の初版が出版された後、1587年には追加の第3巻の出版と、大幅に加筆修正された1、2巻の再出版が行われる。さらにモンテーニュが死の直前まで書き溜めた原稿をもとにして、1595年全3巻を大幅に改定した新版が出版されている。1952年死去。享年59歳。

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