アリストテレス

哲学者

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アリストテレスの名言

アリストテレスの過去の名言をまとめた名言集です。

  • ねたみを避ける最良の方法は、自分が成功に値する人間になることだ。

  • 批判を避けるのは簡単だ。なにも言わず、なにもせず、何者でもなくなればいい。

  • 誰もが他人に対して責任を持たねばならない。そしてまた、自分の満足のためだけに行動してはならない。完全な自由が許されてしまうと、皆に内在する悪を抑止するものがなくなってしまう。

  • いない時にも相手を慕い、その人が自分のそばにいることを欲してやまぬ場合にのみ恋愛しているのである。

  • 高潔なる人物は恩恵を施すことを好むが、恩恵を施されることを恥じる。人々に恩恵を施す者は、他人より愛されるよりも多く、自分を愛する。孤独を愛する者は野獣、もしくは神である。

  • 愚か者は自分の立場を主張する。賢者は相手の立場から説得する。

  • 賢者のように考えよ。しかし、大衆のように簡単に話せ。

  • 優秀さは偶然に身につくものではない。高い意識を持ち、誠実に努力し、賢く遂行した結果である。それは多くの選択肢から正しい選択をしたことによる。機会ではなく選択。選択が運命を決めるのだ。

  • 「垣根」は相手がつくっているのではなく、自分がつくっている。

  • 我々は自分の友人に対しては、自分に対してやってもらいたいように、振る舞うべきである。

  • 我々は、繰り返し行った行動によって作られる。行動ではなく、習慣が素晴らしさを生む。

  • 愛というものは、愛されることによりも、むしろ愛することに存在すると考えられる。

    出典:  アリストテレス「ニコマコス倫理学」

  • 平等を求める者は、たいてい劣っている者で、能力の低い者ほど、平等を要求する。また中位の者は、むしろ優越を欲して特権を要求する。しかし、真に優れている人は、平等も要求しないし、優越も要求しない。

  • 中産階級が存在せず、貧困者が大多数を占めると、問題が頻発し国家は終りを迎えるだろう。

  • 多くを知れば、自分がなにを知らないのかがわかってくる。

  • 独自の考えを持ちなさい。耳にしたことをなんでも正しいと思ってはいけない。ものごとを批判的に捉え、信じるものを吟味せよ。

  • 時間は、物事を砕く。すべては時間の力のもとに成長し、時間の経過とともに忘れ去られる。

  • 威厳とは、名誉を得ているという事ではなく、名誉に値するという事からなる。

  • 勇気を持たずしては何事をも成し遂げることはできない。その偉大さは名誉に次ぐものだ。

  • 本当の幸福とは知識と美学を持つことによるものであり、物質を保有することによるものではない。

    出典:  アリストテレス「政治学」

  • 最も重要な関係は自己との関係性であり、もっとも重要な旅は自己探求の旅である。自分自身を知るには、自分のために時間を使わなければならなず、孤独を恐れてはいけない。自分自身を知ることはあらゆる知性の始まりである。

  • あたかも金に繁殖能力があるかのごとく、金に金を産ませるは最も不自然なり。

  • 多くの友を有するものは、一人の友をも得ず。野獣は野獣を知る。同じ羽毛の鳥はおのずから一緒に集まる。

  • 人間は、目標を追い求める動物である。目標へ到達しようと努力することによってのみ、人生が意味あるものとなる。

  • 暴君は恐怖と、不信の種を蒔くことで保身を図る。スパイ、外国との戦争、反逆者の粛清、人々の心を挫くことで行動を起こせなくする。

  • この世で最も大きな楽しみは、学ぶことの楽しさだ。

  • 我々自身は繰り返し行っている行動により作られる。したがって、優秀さは行動ではなく習慣によるものだ。

    出典:  アリストテレス「ニコマコス倫理学」

  • 生まれの良い人、権勢のある人、富裕な人は、名誉を受けるに値するとみなされている。だが本当は、善い人だけが名誉を受けるに値するのである。

  • もしどんな学問もその仕事を立派に果たすのに正しい方法を心がけているとすれば、もし優秀な職人たちが美徳という道を重んじているとすれば、それは中庸を目指しているということにほかならない。

  • 国家への最も大きな脅威は内紛ではなく、関心の欠如だ。

アリストテレスについて

アリストテレスは古代ギリシャの哲学者。プラトンの弟子であり、同じくプラトンの弟子だったソクラテスとともにプラトンの業績を受け継いで西洋哲学の基礎を作った。アリストテレスは植物、動物及び人間に関する体系的な研究を行い、その中で人間という存在について考察した。彼の著作は哲学にとどまらず、政治学、天体学、気象学、生物学、心理学などにも及ぶもので、アリストテレスはこれら全てを総称してフィロソフィアと呼んだ。

紀元前384年バルカン半島南東部トラキア地方スタゲイロス生まれ。スタゲイロスは当時ギリシア人が暮らしており、マケドニア王国の支配下にあった。紀元前367年ギリシャのアテネでプラトンが創設した学園「アカデメイア」に入門した。アカデメイアでの生活は20年に及び、時にはアリストテレスがプラトンに代わって教鞭をとることもあったとされる。紀元前347年プラトンが没するとアカデメイアをさり、トロイ地方のアッソス(現在のトルコ北西部にあった古代ギリシャの都市)に移住し研究に没頭。紀元前342年マケドニア王子アレクサンドロスの教師として招かれ、首都ペラに移住。アリストテレスはそこに学園を作り、アレクサンドロスだけでなく他の貴族の子弟にも教育を施した。紀元前336年アレクサンドロスが王に即位したのを機に、アリストテレスはかつてプラトンから師事を受けたマケドニア領アテネに戻り学園「リュケイオン」を設立し、弟子を育てた。紀元前323年アレクサンドロス大王が死去すると、アテネでのマケドニアの支配力が弱まったためアテネを追われ、母方の親戚を頼ってアリストテレスはエウボイア島に移住。翌紀元前322年死去。享年62歳。

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