モンテスキュー

哲学者、法学者

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モンテスキューの名言

モンテスキューの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 私には著書を書く病癖があり、しかも著書ができあがった後にはこれを恥じる病癖がある。

  • 恋愛は仕事のない人々の仕事である。

  • 役に立たない法律を作ることは、必要な法律を損なうことだ。

  • 愚か者は、まじめさを盾にする。

  • 1時間の読書をもってしても和らげることのできない悩みの種に、私はお目にかかったことがない。

  • 国民が恐怖や論理からではなく、情熱から法に従うよな強力な国家は存在しない。

  • 独立と自由の違いについて、常に頭に入れておかねばならない。自由は法が許すことであれば、なんであれ行えるということであり、国民が違法行為を行った場合、もはや自由を保持できない。

  • 法とは、最も広い意味に解釈すれば、物事の根源に由来する必然的な関係である。

  • 自分で実行できることは、決して他人の手を煩わすな。

  • 寡頭政治において王の独裁が行われても、民衆は民主主義に対して冷淡であり、公共の福祉に対してさほど危険ではない。

モンテスキューの名言を見ている方へお薦めする名言

モンテスキューの残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。

モンテスキューについて

モンテスキューは18世紀のフランスの哲学者、法学者。「法の精神」の中で提唱された三権分立の考え方は、フランス革命やアメリカ憲法などに影響を与え、現代の多くの国の憲法に引き継がれている。また、「ペルシア人の手紙」「ローマ人盛衰原因論」ではフランスの政治制度や社会制度を風刺した。

1689年フランス・ボルドー近郊ラ・ブレード城で生まれた。7歳の時に母が死去し、ラ・ブレード男爵となり、その領地を相続した。ボルドー大学で法律を学び、卒業後は弁護士となる。1716年叔父の死去によって、モンテスキュー男爵の地位と所領、ボルドー高等法学院院長の官職を相続した。1721年モンテスキューは東方人の視点から当時のフランス社会と政治を批判した小説「ペルシア人の手紙」をを出版、好評を得た。1728年から3年にわたってヨーロッパ各地を旅して各国の社会状況や政治状況をつぶさに観察した。帰国後は1734年「ローマ人衰退原因論」を出版。1748年その調査も含めて20年をかけて執筆したと言われるモンテスキューの代表作「法の精神」を出版。「法の精神」は政治学、法学、社会学、人類学などを多岐にわたって論じた政治理論書で、共和制、君主制、専制の三政体論と、三権分立論が特に有名。「法の精神」はたいへんな売れ行きとなるとともに、その内容について大きな議論も巻き起こした。その後のモンテスキューはフランスで作られた百科事典「百科全書」に趣味論」の執筆に取り組むも、完成することなく1755年に死去。享年66歳。