ソクラテス
哲学者
ソクラテスの名言
ソクラテスの過去の名言をまとめた名言集です。
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金を貪ってばかりいて、君は恥ずかしくないのか。評判や地位を気にしても、思慮と真実を気にとめず、己の魂を磨き上げることに、何ら気を使おうとしない。
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唯一の真の英知とは、自分が無知であることを知ることにある。
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よりよく生きる道を探し続けることが、 最高の人生を生きることだ。
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子供をも、生命をも、その他のものをも、真理以上に、重視するようなことをするな。
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わたしは、誰の師にもなったことはなかったが、一方で、誰の問にも、答えなかったことはなかった。
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何人たりとも、不正に報いてはならない。
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勉学は光であり、無学は闇である。
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最も尊重しなければいけないことは、生きることではない。善く生きることだ。
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暇な時間は、かけがえのない財産である。
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泣いている女性を信用してはいけない。女性は意思を通したいたいときに泣くものだ。
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嘘は最大の殺人者だ。それは真実を殺してしまう。
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ある人が快楽に支配されているとき、どうしてその人が自由だということができようか?
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道を誤りたいのであれば、多数派に従うことだ。
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我々を含む多くの人々は無知の世界に暮らしている。我々は無知の世界を心地よいとさえ思っている、なぜなら、そこでは我々が全てを知っているからだ。最初に真実に直面しようとすると、その過程は恐怖を感じさせ、多くの人々は元の暮らしに戻るだろう。しかし、もし真実を探求し続ければ、その恐怖をうまく扱えるようになる。そしてさらに真実を探求したくなるのだ。あなたの周囲の人々は、あなたが奇異だと感じ、あなたは社会の危険分子とさえ見なされるかもしれない。だが、それを気にすべきではない。一度真実の味を味わえば、無知の世界に戻りたいなどと決して考えないものだ。
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指導者とは、自己を売って、正義を買った人間だ。
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富は良心をもたらさない。しかし良心は、富ばかりでなく、望まれるもの全てを、個人にも国家にももたらすのである。
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世界を動かそうとする者は、まず自ら動け。
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嘘はいつまでも続かない。
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富める人がその富を自慢しても、
彼がその富をいかに使うかがわかるまで彼を誉めてはならぬ。 -
われわれは自分の意見や人の意見で勝利を確かにするためにだけ努力しているのではない。真理と偽りのない真実のために闘うべきなのである。
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心の底からの悪人など、この世に存在しません。
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吟味を欠いた人生というものは、人間にとって生きるに値しない。
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いかに多くの富を有するか、自慢する者が居ても、いかに使うが分かるまで、彼を、誉めてはならない。
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死ぬことと、自分の信念とどちらが大事か!
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良い評判を得る方法は、自分自身が望む姿になるよう努力することだ。
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悪法も、また、法なり。
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人間の美徳はすべてその実践と経験によっておのずと増え、強まるのである。
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私は豚となって楽しむより、人となって悲しみたい。
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書物を読むということは、他人が辛苦して成し遂げたことを、容易に自分に取り入れて、自己を改善する最良の方法である。
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他人にこう思われたいと考える自分になりなさい。
ソクラテスの名言を見ている方へお薦めする名言
ソクラテスの残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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本をめくることばかりしている学者は、ついにはものを考える能力をまったく喪失する。本をめくらないときには考えない。
ニーチェ 哲学者
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幸せになりたかったら、幸せだなと思いながら生きていればいい。性格も実力も経験も関係なし。しかもタダ。幸せになるって、実は簡単なことなんですよ。
武田双雲 書道家
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瞬間、瞬間の幸せを感じなさい。それで十分なのです。必要なのは瞬間そのものです。それ以上ではありません。
マザー・テレサ 慈善活動家、修道女
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映画を作る方法を学ぶのはとても簡単だ。どのような映画を作るべきか学ぶのはとても難しい。
ジョージ・ルーカス 映画監督
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今が幸せかどうかなどと考えることは、まったく無意味なことです。そんなことは後になってから自然に分かってくる。
養老孟司 解剖学者、著作家
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自分が賛成するような意見だけではなくて、自分が読んでいて不愉快な意見とか、自分の考え方とは違う意見にも接してみる。そこで初めて、自分なりの考え方ができてくる。
池上彰 ジャーナリスト、テレビ司会者
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幸福とは蝶のようなものだ。あなたが追いかけるほど、それは逃げていってしまう。しかし、あなたが他のことに注意を向けると、それはこちらにやってきて優しく肩にとまるのだ。
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何かを犠牲にすることが育てることだと思っている人がいるが、それは違う。皆に迷惑をかけてまで、力のない者を育てることはあり得ない。レベルに達した者がグラウンドに立てる。力のない者を立たせるわけにはいかない。最初から手塩にかけてではチームに不協和音が生じる。
落合博満 プロ野球選手、プロ野球監督
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大人になったらつまんなくなっちゃうって若い頃は思いがちじゃないですか。大人になってくってのはすごく面白いことで、自分が楽しいことなんだってことを伝えたいです。
忌野清志郎 ミュージシャン、ボーカリスト
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幸福への旅路は、自分の世界の中にあり、自分の心に残る体験にある。
カール・ヒルティ 哲学者、法学者
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良くない司会者はね、分かんないのに分かったフリするのは良くない。だから番組はつまんないですよ。
田原総一朗 ジャーナリスト
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幸福というものは少しずつの進歩によって手に入るものであり、1回きりの成功によってでは決してない。小さな家から始まって、1つずつ部屋を建て増してゆく過程にこそ幸せがあるのであって、宮殿に住むことからではない。
ウォーレン・バフェット 投資家、バークシャー・ハサウェイ会長兼CEO
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人間が生きるのは、社会の利益のために存在するということだ。ただ生きているのではつまらない。
大隈重信 内閣総理大臣、早稲田大学創設者
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紙に書かれた過去は、先人の足跡に過ぎない。先人が何を見たかは、時を辿らなければ解らない。
モンテスキュー 哲学者、法学者
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人間という存在は、本来自然そのままで野蛮である。したがって人間は修練されなければならない。
イマヌエル・カント 哲学者
ソクラテスについて
紀元前アテネの哲学者。よく生きることを求め、問答法を使って相手に自らの無知を自覚させ、真の認識に到達させようとし、街角で青年の教育を行った。しかし、これが古くからのしきたりを重んじる人々を怒らせ、神々を冒涜し青年に悪影響を与えたとして告発され死刑を宣告された。
ソクラテスは紀元前470年古代ギリシャ・アテネに生まれる。父ソフロニスコスは石彫家、母ファイナレテは助産婦だったとされる。「知識」と「徳」を合一して追い求めることを説き、善く生きるためには知識のみならず正義、真実、善、美、敬虔、勇気、わきまえ、友情などの「徳(倫理的価値)」を正しく知ることが必要だと訴えた。ソクラテスはそういった客観的真理の存在を確信し、街角に出て青年の教育に没頭したという。
しかしながら、スパルタとのペロポネソス戦争に破れ、寛容性を失ったアテネの人々は、ソクラテスが伝統の神々を汚し青年を惑わせたとして死刑を宣告する。親しい人物からは逃亡や亡命を薦められたが、ソクラテスは死刑を受け入れ、自ら毒杯をあおり、70年の生涯を終えたという。ソクラテス自身は著書を残さず、彼の思想は弟子のプラトンやセノフォンの著書によって伝えられている。