棋士の生活はマラソンに似ています。一般に、競技生活が長いですから。私はプロになって26年目ですが、「まだあと30年あります」といわれたら、気持ちが萎えてしまいます。あまり先のことまで考えると、道のりが途方もなさすぎて辞めたくなる。むしろ「とりあえず1キロ走ろう」という気持ちでやっていくほうが、自然に続けられるのではないでしょうか。
羽生善治 棋士
この名言を見ている方にお薦めの名言
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年齢を重ねて、諦めることが増えたとしても「自分」を諦めてはいけない。
三浦雄一郎 登山家、プロスキーヤー
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人間はずっとやってきたことをやめると、簡単につぶれてしまう。
伊集院静 小説家、作詞家
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時は命なり。刻一刻ときざむ時間は確かに大切であるが命がきざまれているのだと思っている人は少ない。そこまでの切迫感を持って私は生きたい。周りの人にもそうして欲しい。
安藤百福 日清食品創業者
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全ての行動が普遍的法則に転化するかの如く、自らの人生を生きよ。
イマヌエル・カント 哲学者
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君の一生が順風満帆のままで終わるなら、君は自分の人生に何も得られず、何も残すことができない。
石原慎太郎 作家、政治家
羽生善治の他の名言
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物事を忘れるのは、脳がそれを必要としないと判断したから。
羽生善治
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何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている。
羽生善治
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よほど先見性のある人でない限り、「自分が進むべき羅針盤を見つけることができて、それがいつも合っている」ということは、ほとんどないと思います。羅針盤は、「方向性が完璧に合っていないといけない」わけではなく、大まかでいいわけです。
羽生善治
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山ほどある情報から、自分に必要な情報を得るには、「選ぶ」より「いかに捨てるか」の方が、重要なことだと思います。
羽生善治
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積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすること。
羽生善治
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ミスには2種類あります。1つは「自分が認識できるミス」、もう1つは「認識できないミス」です。正しいことをやっているつもりでも、「後から見れば間違っていた」というケースはよくあります。とすれば、少なくとも今の時点で「ミスに気づいている」ということは、それほど深刻な状況ではない、ということでもある。むしろ、気づかずミスすることの方が怖い。
羽生善治
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リスクを避けていては、その対戦に勝ったとしてもいい将棋は残すことはできない。次のステップにもならない。それこそ、私にとっては大いなるリスクである。いい結果は生まれない。私は、積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にすると、いつも自分に言い聞かせている。
羽生善治
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確かに負けている時の方が、新しいことはやりやすいですね。どうせ今、状況が悪いんだから何か違うことでもやるかという。とにかく良くなるまで色々手を尽くせばいいので、そういう時の方が、思い切ったことはやりやすい。
羽生善治
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調子が戻るまでにはある程度の時間は必要。一局一局を丁寧に指しているうちに、いつの間にかよくなっている。
羽生善治
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日々の中でどんなことでもいいので、何かを発見するように心がけています。たとえば、一局指して勝ったものの、収穫も進歩もなかったとなればモチベーションは下がります。でも、こういう発見があった、こういう課題が見つかったとなれば次につながります。
羽生善治