人間には思考を省略して考えることができる。素晴らしい能力があるのですが、時にはそれが先入観や、偏見となって新しい発想を妨げることもよくある。
羽生善治 棋士
この名言を見ている方にお薦めの名言
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権力というのは、持つ人の人柄、人格によって変わりますよね。よくも使われるし、イッちゃってるやつが使えばとんでもないことになる。そのあたりは本当に難しいですね。あとは、権力というものを長く持ちすぎるのはどうかなって思います。やっぱり権力者が絶えず循環していくことは必要だと思う。
西田敏行 俳優
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未来を見通すためには、歴史を知らなければなりません。
フィリップ・コトラー 経営学者
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自分たちが直接やったわけではないけども、やはりシンパシーを持って時代と共に走ったことについての心情的な責任をとらなきゃいけないなっていうことがあるんです。
蜷川幸雄 演出家、映画監督
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新しい市場には必ず新規参入者が出てくる。 発明したと思っていても、世界では同じことを考えている人が3人はいる。
安藤百福 日清食品創業者
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経済にしろ、政治にしろ、社会にしろ訳が分からん時代になった。殺人事件にしても、いじめにしてもかつては想像しなかったような不気味な事件がありますよね。日本人自体が変わりよる思います。また、かつてないほど大規模に、想像していなかったような場所で地震が頻発する。全く予測不能です。
矢野博丈 ダイソー創業者
羽生善治の他の名言
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大量の情報に触れる機会が多いということは、自分の頭で考え、課題を解決していく時間が少なくなっていくことでもあるので、そこが少し気になります。未知の局面に出合ったときの対応力は、今の若い棋士たちは先輩たちより少し下がっているような気がするのです。
羽生善治
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ミスがミスを呼ばないようにするには、お茶を飲んだり窓の外の景色を眺めたりして、ひと呼吸置くといいでしょう。それから、私の場合は、ミスをしたという事実を頭から消して、この局面から新たに始めるのだと考えるようにしています。もちろん、同じミスを再び犯さないよう反省はしなければなりませんが、それは対局が終わってからやればいい。実践中はひたすら前だけを見ていることが大切なのです。
羽生善治
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プレッシャーは、その人の持っている器に対してかかるものだ。器が大きければ、プレッシャーを感じることがない筈だと、自分に言い聞かせています。
羽生善治
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いまの情報化社会では知識や計算は簡単に手に入る、出来るものです。だからもうあまりそれらに意味はない。これからの時代の人間にとって大事なのは決断する事だと思います。
羽生善治
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対局では一生懸命に先を読んでいます。しかし、それでも読みが当たらない、あるいは、わからないというケースも非常に多いのです。10手先をきっちり予想するのも極めて難しい。自分と相手の2人が5回ずつ指すだけなのに、です。これが世間一般の事象となると、まず自分では決められないことや介入できないことが多いですし、自分が決めたあとにいろいろな人が手を出してきて状況が変わっていきます。そうなると、2手先、3手先でも、どんな局面になっているのかわかりません。それを考えても仕方がないのではないでしょうか。
羽生善治
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勝負の世界では、ベストだと思う手法が通じるかどうかは、常に皆目わからないものなんです。ただ、この場面でこのやり方は通じないとか、この手はあまりよくないだろう、という当たりはつきます。経験知が活きるのは、そういう場面での対処ではないでしょうか。つまり「こうすればうまくいく」というより「これをやったらうまくいかない」ということを、いかにたくさん知っているかが大切であるような気がします。
羽生善治
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定跡を学ぶことと独創的なことをすることは相反する。
羽生善治
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将棋の対局は時間が長いので、何かアクシデントが起きて心が乱れても、わりとリカバリーしやすいです。テニスの試合を見ていると、不利な場面で審判にクレームをつけて試合を止める選手がいますよね。なぜ判定が覆らないのに文句をいうのか。あれは心を落ち着かせるための時間稼ぎでしょう。心がざわついても、時間が解決してくれることは多いと思います。
羽生善治
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将棋にはさまざまな種類の駒があって、それぞれが違う動きを持っている。
羽生善治