羽生善治
棋士
羽生善治の名言
羽生善治の過去の名言をまとめた名言集です。
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相手のことを知るよりも、自分自身が強くなればそれで済む世界だし、それを目指したほうが本筋というか、王道という気がしたんです。
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私は目標を立てたことがありません。あえて言うなら、いまの自分自身が思い描いている50代、60代になっていないのが目標です。人生は、意外性や偶然性が混ざって進んでいくのが一番いいと考えていますので。
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強さを手に入れるまでには、いい負けを重ねていく必要がある。
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私は、才能は一種のひらめきだと思っていました。けれどもいまは、十年とか二十年、三十年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っています。
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実は、将棋では、勝ったケースのほとんどは相手のミスによる勝ちである。本当のことだ。
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損を一気に取り戻そうとすると、うまくいかないことが多い。
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自分が思いついたことは、他の誰かも思いついているものなんです。これは経験則として、ほぼ間違いなくそうなんで。あんまり持っていてもしようがない、というのはあるんですよ。
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人生は食事をして眠るだけのくり返しではない。「こういうことができた」「こういうことを考えた」という部分がある。
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若いころは、破天荒なことをやることですごい勢いとか、運を呼ぶことがある。
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最終的には同じ結論にたどり着くとしても、それまでの時間とプロセスによって全く違ってきます。
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棋譜にどれだけの深みを持たせることができるか。どれだけ美しい手順を見つけることができるか。
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マイナス面に打ち勝てる知性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、経験を生かしきるのは難しくなってしまう。
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新しい戦型は、実戦で試して一度負けないとマスターできない。
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勝敗を決するのは、高いテンション、自分への信頼、分が悪い時に踏みとどまる根性。
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何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。
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よく「経験知を活かす」といわれますが、それは経験してきたことが「そのまま活かせる」ということではないと思います。世の中も、自分を取り巻く情勢も変わりますから。「経験知を活かす」とは、経験から得たさまざまな選択肢の中から、目の前にある問題やテーマに対して、何が一番いいアプローチの方法なのかを選んでいくことだと思います。
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意識しているのは、一生懸命やることでしょうか。もちろん何を一生懸命やるのかという中身も大事なのですが、精神状態についていうと、一生懸命にやり尽くしたという事実が大きい。
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やる気の源は、発見し続けること。
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情報収集をしすぎたり、対策を練りすぎると、かえって時代に取り残されてしまうことになりかねない。「捨てるべきときには、過去の蓄積を惜しまずに捨てる」という覚悟が重要。
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若いうちは時間がかかっても、考える習慣をつけた方がいいのではないでしょうか。若手の棋士にも、感覚的にどんどんいい手を指してくる、才気あふれる人がたまにいますが、勢いだけで指している人は、たとえ強くてもあまり伸びません。それよりも、この局面ではどの手を選ぶのが正解なのか、常に考えながら指す人の方が、たとえいまはそれが結果に結びついていないとしても、将来、確実に強くなるといっていいでしょう。
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基本的に人間というのは怠け者です。何も意識しないでいると、つい楽な方向や平均点をとる方向にいってしまいます。だから、相当意志を強く持って、志を高く揚げ核となっている大きな支えを持たないと、一生懸命にやっているつもりでも、無意識のうちに楽な方へ楽な方へと流されていく。自分自身の目標に向かって、ちょっと無理するくらいの気持ちで、踏みとどまらないといけません。
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今努力しても突然強くなるということはありません。反対に努力しないからといって突然弱くなるということもありません。
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好きなことなら時間が経つのも忘れてやり続けることができる。本当に夢中になったら黙っていても集中するものだ。
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将棋に限らず何事でも発見が続くことが楽しさ、おもしろさ、幸せを継続させてくれる。
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人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ。
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ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの「学び」がある。
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誰でも最初は、真似から始める。しかし、丸暗記しようとするのではなく、どうしてその人が、その航路をたどったのか、どういう過程でそこにたどり着いたのか、その過程を理解することが大切。
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いくら情報が溢れていても、創造の基本となるのはゼロからの視点です。私も棋譜検索を使っていますが、必要以上にデータに頼らず、自分で考え抜いた方が、新しいことを思いつきやすいという経験則があります。効率は悪いですが、長い目で見ると自分にとってプラスになります。
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「どうせムダ」「役に立たない」といったくらいの気楽な気持ちで考えることが新しい発想を生むコツです。ちょうどジグソーパズルをバラバラに適当に、わざと間違えて置いてみるイメージです。そうすると、ひとつのピースを手に、「ここのブロックではないか」「このブロックはこういうふうに出来上がっているのではないか」と、少しずつ考えて、ある一定まで進むと、全体を把握できるようになります。
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自分なりに何かをやってみて、微調整を繰り返していく。これを習慣化すること。そうやって修正していけば、目標や目的に近づける。柔軟性を持って振り返りながら検証し、対処していける。
羽生善治の名言を見ている方へお薦めする名言
羽生善治の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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目標にある程度の目処がついたら、それを遥かに超える目標を立てる。さすれば再度興奮で武者震いしてくる。
孫正義 ソフトバンクグループ創業者
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人間の最も偉大な力とは、その一番の弱点を克服したところから生まれてくるものである。
カール・ヒルティ 哲学者、法学者
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自分に対する不安がなくなると、相手を抑えるためにどうすればいいのかというところに集中できるようになってきました。相手と勝負できるようになったんです。
大谷翔平 プロ野球選手・メジャーリーガー
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物を作る人間には、ふっと神様が降りてきてくれる瞬間があるような気がします。でも、その前に技術は磨いておかないといけません。ひらめいたときに、それを具体化する能力を、技術として持っていないといけない。
倉本聰 脚本家
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人は少ししか知らぬ場合にのみ、知っているなどと言えるのです。多く知るにつれ、次第に疑いが生じて来るものです。
ゲーテ 詩人、劇作家、小説家
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自分がそれを好きか嫌いかってこと以外に、自分がそれをできるか、できないかってことを見極める必要がある。
宮崎駿 アニメーション作家、映画監督
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僕は歌でありギターを通して「いったい自分は何者であるか?」と探し求めていく。僕はそれを死ぬまでやり続けていくんです。そうしなければ、生きている意味がない。
長渕剛 シンガーソングライター、俳優
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存在している物を見て、それがなぜ存在するのかを語ることは誰でも出来る。私は存在しないものを夢見て、それがなぜ存在しないのかを語りたい。
ジョン・F・ケネディ アメリカ合衆国大統領
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人間、キャリアを重ねると冒険をしなくなる。それは若い人でも同じことだ。年数の長さに関わらず、実績とともに自分のスタイルができてくると、それをもとに考えたり、行動することしかできなくなる。それでは、何も新しいことを生み出せない。
テリー伊藤 テレビプロデューサー、タレント
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「努力しなくても成果が出るところ」で勝負すべきです。苦手な分野で努力して能力を磨いても、たいして上がらないものなんです。
勝間和代 公認会計士、経済評論家
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酒は大いに飲むべし、酔うべからず。飲んで乱れる弱卒は用いるに足らず。
岩崎弥太郎 三菱財閥創始者
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社長なんて偉くもなんともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。
本田宗一郎 本田技研工業創業者
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問題に対処するにあたって重要なのは、解決策ではなく解決策を見つけるにおいて身につける強みである。
ルキウス・アンナエウス・セネカ 哲学者、政治家、戯曲家
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困難を解決することで勇気や自尊心を持ち、自分自身を知ることができる。
アルフレッド・アドラー 心理学者、精神科医
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誰もが思いつきそうなことを、人より鼻の差ぐらい先を見越して、現実化すればいいんだ。「鼻の差ぐらい」がポイント。それ以上先でも、それ以下でもダメ。
志村けん コメディアン
羽生善治について
羽生善治は将棋の歴史で初めての7大タイトル独占や永生7冠を成し遂げた天才棋士
1970年埼玉県所沢市生まれ。小学校入学前に東京都八王子市に移り住み、小学2年生で「八王子将棋クラブ」に通いはじめる。翌年、羽生善治が小学校3年生のときアマチュアの初段、小学校5年生で五段。1982年小学校6年生で小学生将棋名人戦優勝し、さらに奨励会入会試験に合格。二上達也九段の門下生になった。奨励会入会後の成績は目覚ましく、1985年中学校3年生で4段に昇段してプロ棋士になった。中学生のプロ棋士は加藤一二三、谷川浩司に続く3人目だった。翌1986年、羽生善治は勝率74.1%という全棋士中トップの勝率を記録。1988年には80戦64勝、勝率80%の成績を残し将棋大賞の最優秀棋士賞を史上最年少で受賞。無冠での受賞も史上初だった。1989年羽生善治は島朗を破り初のタイトルとなる竜王位を獲得。1996年には2月14日から7月30日までの間、竜王、王将、名人、王位、王座、棋王、棋聖の七冠全てのタイトルを保持する七冠独占を達成。2017年には七冠全てで永生位を獲得する永生七冠を達成。2019年公式戦1434勝目を達成し、歴代最多勝利棋士となった。羽生善治の残した記録は凄まじく、通算タイトル獲得数、通算タイトル戦登場回数、連続タイトル保持年数、同一タイトル獲得数、同一タイトル連覇数、通算優勝回数、最多最優秀棋士賞受賞数、歴代最多勝利数などで歴代一位の記録を打ち立てている。