万事はどうなるかという先を見通して、前もって決めておくことが肝心だ。人は生まれると必ず死ぬべきものである。死ぬべきものだということを前に思い定めてかかれば、生きているだけ日々もうけものだ。これが、わが道の悟りである。
二宮金次郎(二宮尊徳) 農政家、幕臣
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
人間の目は失敗したとき初めて開く
アントン・チェーホフ 劇作家、小説家
-
毎日少しずつでも心配事に時間を使っていると、長い人生では何年も無駄にしてしまう。問題があるなら、できる限り自分で解決しなさい。そして心配をしないことを学びなさい。心配してもなにも解決しない。
アーネスト・ヘミングウェイ 小説家
-
喜びの声を発すれば喜びの人となり、悲しみの声を発すれば悲しみの人となる。
内村鑑三 キリスト教指導者、思想家
-
アドバルーンを上げれば、何かが動き出す。
アントニオ猪木 プロレスラー、政治家
-
人生というのは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。
安藤忠雄 建築家
二宮金次郎(二宮尊徳)の他の名言
-
人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。相手の長じているところを友として、劣っているところは友としてはいけない。人の短所を捨て、長所を友とするのだ。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人となせ。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
よく徳に報いる者は、将来の繁栄のことはさておき、今日ただいまの丹精を心掛けるから自然と幸福を受けて、富貴がその身を離れない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
朝夕に善を思っていても、その善事を実行しなければ善人とはいえない。だから悟道治心の修行などに時間を費やすよりは、小さい善事でも行なうのが尊い。善心が起こったならば、すぐ実行するがよい。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
富は人の欲しがるものだ。けれども人のために求めれば福を招き、己のために求めれば禍を招く。財貨も同じことで、人のために散ずれば福を招き、己のために集めれば禍を招く。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
世の中には、人がまだ捨ててはいないが、活用していないものが多い。これらをよく拾い集めて、国家を再興する資本とすれば、多くの人を助け、まだ余りが出る。これが私が小さい頃から行ってきた道である。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
譲りの道を実行する者は、豊かになり評判も高くなる。これを実行できない者は反対に富を失い、評判を落とすことになる。少なく譲れば少なく帰り、大きく譲れば大きく帰る。他の人に対して、歩く道も譲らなければならない。言葉も手柄さえも譲らなければならない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
貧者は昨日のために今日つとめ、昨年のために今年つとめる。それゆえ終身苦しんでも、そのかいがない。富者は明日のために今日つとめ、来年のために今年つとめるから、安楽自在ですることなすことみな成就する。
二宮金次郎(二宮尊徳)
-
大事をなしとげようと思う者は、まず小さな事を怠らず努めるがよい。それは、小を積んで大となるからである。大体、普通、世間の人は事をしようとして、小事を怠り、でき難いことに頭を悩ましているが、でき易いことを努めない。それで大きなこともできない。大は小を積んで、大となることを知らぬからである。
二宮金次郎(二宮尊徳)