いかに善を思っても、行いによって善を表さなければ、善人とは言えない。それは、悪い事を考えていると言っても、実際に悪事をしなければ悪人といえないのと同じである。従って私はどんな小さなことでも、実際に善を行う事を尊ぶ。善心が起きたら、すぐに実行するのが良い。
二宮金次郎(二宮尊徳) 農政家、幕臣
この名言を見ている方にお薦めの名言
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目的には、理想が伴わねばならない。その理想を実現するのが、人の務めである。
渋沢栄一 実業家、官僚
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非義の勅命は勅命にあらず
大久保利通 武士、政治家
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資本主義を殺すたった1つの方法は、課税して、課税して、重税を課すことだ。
カール・マルクス 経済学者、思想家
二宮金次郎(二宮尊徳)の他の名言
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村を仁にすることは難しくはない。まずは自分の家を仁にすることである。それから善人や正直者を厚く賞すれば必ず村全体が仁となる。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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よく徳に報いる者は、将来の繁栄のことはさておき、今日ただいまの丹精を心掛けるから自然と幸福を受けて、富貴がその身を離れない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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一人の人間は、宇宙にあっては限りなく小さいが、その誠意は天地をも動かすことができる。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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財はよく人を富ますが、またよく人を貧しくするのは、なぜかといえば、天分の度合に小と大とがあるからだ。小と大とに即応して経理する術を知っている者は、貧窮の憂いがない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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樹木を植えて、30年たたなければ材木にはならない。だからこそ後世のために木を植えるのだ。今日用いる材木は、昔の人が植えたものだとすれば、どうして後世の人のために植えないでよかろうか。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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心の力を尽くして、私心がないものは必ず成功する。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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一万石の米は一粒ずつ積んだもの。1万町歩の田は一鍬ずつの積んだもの。万里の道は一歩ずつ積み重ねたもの。高い築山も、もっこ一杯ずつの土を積んだものなのだだから小事を努めて怠らなければ、大事は必ず成就する。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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今、富める者は、必ずといってもよいほど、その前から徳を積んだものである、もし麦を蒔かなかったら、来年は麦がまったく実らない。麦の実りは冬から力を入れてきたからである。稲を仕つければ秋には実る。米の実りは、春から丹精してきたからである。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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世間の人は、とかく小事を嫌って大事を望むけれども、本来、大は小を積んだものである。だから、小を積んで大をなすほかに方法はない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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恩には報いていかなければならないという道理をわきまえることができれば、この世の中のこと全てについては、何の迷いも無く進められる。
二宮金次郎(二宮尊徳)