譲りの道を実行する者は、豊かになり評判も高くなる。これを実行できない者は反対に富を失い、評判を落とすことになる。少なく譲れば少なく帰り、大きく譲れば大きく帰る。他の人に対して、歩く道も譲らなければならない。言葉も手柄さえも譲らなければならない。
二宮金次郎(二宮尊徳) 農政家、幕臣
この名言を見ている方にお薦めの名言
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一国民は言ふまでもなく、ひとりの人間といへども、一日にて回心せしめらるべきものと信ずるなかれ。真の意味における回心は数世紀の事業である。
内村鑑三 キリスト教指導者、思想家
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私は34歳で現役を引退するまで、「足が速い」という価値基準にしばられてきましたが、引退後に出会ったさまざまな業種の人たちは、当然ですが別の価値観を持ち、それぞれが輝いていました。思っていたよりも世界は広い。業種や国籍、世代の違う人たちと積極的に交流することで、私はそのことを実感しました。ビジネスマンも、もっと「外」に目を向けてはどうでしょうか。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
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相手の気持ちが分からずに、人に好かれるわけがない。
田中角栄 第64代、第65代内閣総理大臣
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感謝の言葉を振りまきながら日々を過ごす。これが友を作り、人を動かす秘訣である。
アンドリュー・カーネギー カーネギー鉄鋼会社創業者
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ぼくは人間とは不思議なものだと思います。疑いの気持ちで接すれば、おそらくその気持ちが相手に伝わるでしょう。相手も自分に対して心をひらいてはくれません。けれども、こちらがまず信頼していけば、その信頼に応えてくれる場合が多いものです。
松下幸之助 パナソニック創業者
二宮金次郎(二宮尊徳)の他の名言
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世の中は、知恵があっても学があっても、至誠と実行がなければ、事は成らない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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朝夕に善を思っていても、その善事を実行しなければ善人とはいえない。だから悟道治心の修行などに時間を費やすよりは、小さい善事でも行なうのが尊い。善心が起こったならば、すぐ実行するがよい。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。相手の長じているところを友として、劣っているところは友としてはいけない。人の短所を捨て、長所を友とするのだ。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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誠実にして、はじめてわざわいを福に変えることができる。術策は役に立たない。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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富は人の欲しがるものだ。けれども人のために求めれば福を招き、己のために求めれば禍を招く。財貨も同じことで、人のために散ずれば福を招き、己のために集めれば禍を招く。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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湯船のお湯をかき寄せれば、自分のほうに引き寄せられるが、その後にお湯は向こうに流れていってしまう。反対にお湯を押し出せば、自分の前から流れて行くが、少し後にはお湯が自分の方に戻ってくる。少し押せば少し返り、大きく押せば大きく返る。奪うに益はなく、譲るに益がある。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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富貴天にありという言葉は、寝ていても勝手に豊かになると考えている人もいる。これは大きな間違いである。その意味は、日々励んで、その言動が天理にかなっているときには、富は向こうから近づいてくるということだ。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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貧となり富となる。偶然にあらず、富も因て来る処あり、貧も因て来る処あり。人皆貨財は富者の処に集まると思へども然らず。節約なる処と勉強する所に集まるなり。
二宮金次郎(二宮尊徳)
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真の学問とは、小欲を大欲に変えるための手段。小欲とは己のみの欲求を満たすことであり、大欲とは人間そのものの幸福を満たすことである。
二宮金次郎(二宮尊徳)