相手に合わせて、相手の距離で戦っていると、自分が戦いのイメージを先取りできない、ゲームを作れない感じになってしまう。逆に相手は先の予測がついてしまう。面白い漫画って、読者が「この主人公、いったいどうなるんだ?」って思うものですけど、それができている時は、作者の方が自分の間合いで戦っている感じなんですよ。
井上雄彦 漫画家
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
私はいつも前もって予言をするのは避けることにしている。なぜなら、事が起こった後に予言する方が優れたやり方だからである。
ウィンストン・チャーチル イギリス首相、軍人、作家
-
傑作も駄作もありやしません。人がいいと言えば、よくなるし、悪いと言えば、悪くなるんです。
太宰治 小説家
-
頭で失敗したと思った時にも、ヒットになることが結構ある。その数を減らしたい。
イチロー プロ野球選手、メジャーリーガー
-
朝令暮改は悪い意味で使われることが多いですが、私はむしろ褒め言葉だと思います。環境に合わせて、どれだけ自分を変化させるられるか。それが厳しい時代を生き抜いている人とそうでない人の違いだと私は考えます。
矢野博丈 ダイソー創業者
-
最近の仕事はラクですねぇ。小さな原稿を描けば、拡大コピーして電車に貼ってくれますからねえ。
松本零士 漫画家、イラストレーター
井上雄彦の他の名言
-
本の形で読者が読む時のことを考えて、めくった時に最初に目に飛び込んでくるものがどういうものか、そこに驚きがあって欲しいし、目を引いて欲しい。
井上雄彦
-
漫画のストーリーはどうでもいい、キャラクターたちが物語の中で躍動していけるかが大事。
井上雄彦
-
体を動かすとか、散歩しているだけでも、絶対にいろいろなことに気づくと思うんです。歩くのは意外に大事なことですよ。歩いているとやっぱり見えてくるものが違ってきます。自分も歩きながらアイデアとか、ネームとか、よく考えています。
井上雄彦
-
長く連載しているとモチベーションを安定して保ち続けるというのは大切ですね。バガボンドなんかは最初は気負ってガーっとやっていたんですけど、何年か経つとだんだんきつくなって。もう続けらんないやっていうような時もあって。そこから緩いというか、力がいい意味で抜けた状態で仕事に取り組むようになりました。だから、無理矢理「やるぞー」っていう感じでモチベーションを持っていくということじゃなくて、自然の延長上で仕事をできるようになったかなっていう。
井上雄彦
-
下書きの時に思っていた以上に自分の思っていた以上のいい顔ができる時ってあるんですよね。
井上雄彦
-
マンガの絵は、どこか「分かったつもり」で描いている。そうじゃないと描けないんです。「こういう顔なんだ、こいつは」というのを決めないと成立しない。でもずっとそれをやっていると、「何かがくっついちゃっている状態」になっちゃう。
井上雄彦
-
やっぱり読者がいなければ、マンガは成立しないんです。自分の内なる衝動みたいなものを爆発させようと描いているわけでは全くなくて、読んでくれる人がいるからこそ描いているんです。
井上雄彦
-
いかに分かった気にならないかが、漫画を楽しく描けるかどうかの分かれ道。
井上雄彦
-
僕にとって「スラムダンク」のラストは「ああ、こんなに良い終わり方はないな」というものでした。
井上雄彦
-
自分が例えば「スラムダンク」を書いて、「ああ、井上雄彦はバスケマンガの人だな」と世の中から見られるようになったときに、ずっとそこにいるのはもう絶対に嫌なんですよ。
井上雄彦