インターネットのBtoCで成功している企業は、黙っていてもお金がチャリンチャリンと入ってきます。一方、BtoBで成功するためには、営業力を高め、お客さんに頭を下げて回らないとお金が入ってこない。BtoCで成功し、お金が入ってきてしまっている企業は「どうせ、頭を下げても入ってくるのは1000円でしょ」という考え方になり、頭を下げなくなってしまうのではないでしょうか。そういった心理的なものが、大きく影響しているのではないかと思うのです。
西村博之(ひろゆき) 2ちゃんねる開設者
この名言を見ている方にお薦めの名言
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お金は後からついてくる、というのはどうやら真実らしいです。私がインタビュアーをつとめる番組「カンブリア宮殿」は、成功企業の経営者がゲストですが、彼らに共通するのは「利益を最優先しない」ということでした。
村上龍 小説家、脚本家
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ヤフーBBがイー・アクセスの原価を下回る価格でADSL市場に参入してきたとき、大いにあわてましたが、徹底したコスト削減で切り抜けました。
千本倖生 DDI(現KDDI)共同創業者、イー・アクセス、イー・モバイル創業者
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最近の洋楽はよく出来ていて、ラジオで聴こうがスマートフォンやPCで聴こうが成立するように最小限の音数で作られていますよね。情報もデジタル音源も無限と言える選択肢が存在する昨今ですから、曲の方向性、歌詞の言葉選び、アレンジにおいても「何を選ぶのか」ではなく「何を選ばないのか」が重要になってくる。
桑田佳祐 ミュージシャン
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マーケティング担当者にとっての市場とは、製品またはサービスの、現在および潜在的な買い手の集団を意味する。
フィリップ・コトラー 経営学者
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「偏差」を解消しなくてはいけない。ローソンは全国に1万2千店あるけれど、頑張っている店舗とそうでない店舗との差が大きい。これまではベストプラクティスを言語化し、標準化するためのツールが不足していたのかもしれません。ただ、偏差があるということは、改善する余地があるということです。差を劇的に縮めて、頑張っている店舗のやり方を体系化し、みんなでそれを目指せばいい。
玉塚元一 元ファーストリテイリング社長、元ローソン社長
西村博之(ひろゆき)の他の名言
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企業が行う投資というのは、現在価値はあるけれど将来的に価値のないものへの投資と、現在価値はないけれど将来的に価値のあるものへとつながる投資の2種類に分けられます。どう考えても、後者の方が企業のためになるのですが、いまの日本の企業経営というのは将来的にあまり価値がない投資、つまり広告費や接待費にお金を使った方が、企業が得する構造にあります。
西村博之(ひろゆき)
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僕自身が海外にいて言うのもなんですが、無理に海外に出ていく必要はないと思っていますよ。海外を全く知らなくても、日本の文化圏の中で、微妙な差を嗅ぎ取って、そこでマーケティングセンスを発揮して日本人からお金をとって暮らす。それでも売上規模としてはそれなりになりますから、この先30~40年は暮らせると思います。
西村博之(ひろゆき)
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インターネット上のサービスは、技術を多少勉強して作り上げるか、サービスそのものを買い取ることで、運営が可能になります。その運営するサービスをどのようなものにするか、というセンスが成功の秘訣だと考えられます。
西村博之(ひろゆき)
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日本の多くの企業の上層部というのは、基本的に下から上へ登っていく場合がほとんど。そういう状況を見てもわかるように、もともと「経営が得意なプロのビジネスマンです」と呼べるような人は、日本にはあまりいないのが現状なのです。
西村博之(ひろゆき)
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何かを行うことで何を犠牲にするのか、ということなのですが、毎朝9時に起き、スーツを着て出勤しなくてはならなくなってしまったら、僕は大好きなゲームができないでしょう。2ちゃんねるの管理人をすることで、大事なものが犠牲になってしまうのであれば、2ちゃんねるの管理人はしていません。そういう視点でものを見てしまう。
西村博之(ひろゆき)
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安倍政権が始めた働き方改革は、とりあえず働きたくない人の方に合わせて、残業させないほうが安全だよね、っていう話だと思うんです。 だから「あまり働きたくないよね」という人を幸せにするのが、今の働き方改革なんですよ。一方で、「仕事が好きでしょうがない」人の可能性を制限してしまっている側面も強いんです。――働き方改革には、
西村博之(ひろゆき)
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これは個人的な思い込みなのですが、インターネットの場合BtoCで成功している企業はBtoBで失敗しているということです。たとえばヤフー。日本での知名度は抜群になり、宣伝力も技術力もあるにもかかわらず、ヤフーサーバーをBtoBで使用している企業はありません。ヤフードメインも使われていないような気がします。もちろん、多少は使用されていると思いますが、宣伝効果に対しての比率で考えると、非常に効率がよくないというイメージです。
西村博之(ひろゆき)
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需要と供給のバランスさえ押さえておけば、この先どういった方向に行くかは結構読めると思うんですよ。
西村博之(ひろゆき)
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同じ赤字でも、将来的に価値のある投資をした方が、企業にとっては確実に良いことです。ニコニコ動画も赤字で苦しいですが、頑張って先を考えたうえで技術と設備にお金を使っているわけです。
西村博之(ひろゆき)