このあいだ、自分から頼んである映画に出演させてもらって、非常に勉強になりました。新聞の号外を配るワンシーンだけの役だったんですが、手が滑って号外を一人に二枚渡してしまった。どうせ映っていないだろうと思って続けていたら、監督からストップがかかったんです。「いま、2枚配りましたよね?」って。映画監督って、シーンのイメージが明確にあって、それにとことんこだわって映画を撮っていくものなんだなぁと、自分の体験から理解することができました。こういう発見は、本を読むだけではなかなか得られるものではありません。だから私は、新しい仕事は、ダダでもやりたいって思っているんですよ。
森永卓郎 経済アナリスト
この名言を見ている方にお薦めの名言
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将来を期待しているエリート社員こそ、最初にクレーム処理の現場を経験するべきなんですよ。企業にとってクレーム対応はユーザーの生の声に触れることができる最前線じゃない。それも提灯記事のアンケートみたいな内容じゃなく、ズバズバと問題点を言葉にしてくれるありがたいお客さんばかりですよ。そこで、仕事ができるっていうのはすごく大きな経験。その後、社内のどの部署に移ろうが、転職しようが、独立しようが、必ず積み重ねた時間は生きてきますよ。
テリー伊藤 テレビプロデューサー、タレント
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定義するということは限定することだ。
オスカー・ワイルド 小説家、詩人
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職人たちは自分の技術を取り立てて後輩に教えるようなことはなかった。職人は長年の間に自然と仕事のコツをのみこむので、ヤスリひとつ使うにもその腰と手が上手く調和していないと、ぴったりと平らなものに削ることはできないものだ。こんなことは口で言ってもなかなか会得のいかぬもので、みんなが長い年月熟練の結果、それぞれ自得するよりほかはなかった。
早川徳次 シャープ創業者
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1日の時間が足りないので、一度にふたつのことをやってみたくなる。いまはエアロバイクで運動しながら新聞を読むという芸を極めているところだ。マルチタスクとしては、非常に実用的だと思うよ。
ビル・ゲイツ マイクロソフト創業者
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私が掲げるアイデアは私のものではない。私はソクラテスから借用し、チェスターフィールドからくすね、キリストから盗んだ。それを本にも書いた。彼らの鉄則が気に入らないなら、誰のアイデアを使えばいいんだ?
デール・カーネギー 評論家、著作家
森永卓郎の他の名言
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人生の三大不良債権は、専業主婦と子供とマイホーム。
森永卓郎
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大学受験や就職活動、出世レースなど、競争社会のなかでなかなか勝つ体験ができない人は心の底に勝ちたいという欲求が眠っている。見下しマーケットでは、消費者のコンプレックスを刺激しつつも、ちょっと優越感を与えるようなモノがウケます。が、実際にそうした商品を作ると、モノによっては抗議される可能性もあるので、注意が必要です。となると、一部のマニアに向けたモノでも、別の切り口が求められます。
森永卓郎
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新聞を1紙だけ読んでいると、視点がひとつに固定してしまい、物事の本質を正確に捉えられなくなってしまうのである。これを防ぐには、1紙に書かれたことを鵜呑みにせず、複数の紙面を比較すればいい。つまり、新聞を読む際は横読みというのが大事なのである。
森永卓郎
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人間にとって最悪の事態は、頭が真っ白になること。つまり、思考停止に陥ることです。思考を止めないために必要なのは、どんな場面でも絶対にアガらないこと。
森永卓郎
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私は人生をよく考えるべきだと思っています。3つしか人生のコースはないと思っていて、ハゲタカになるか、資本のしもべになるか、アーティストになるか。どこに自分の幸せを見いだすかっていうのを、きちんと見極めて人生設計をするべきだと思います。
森永卓郎
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個人的な意見ですが、日本はあえて「デフレを起こす」経済政策をとってきたように思います。これは先進国の中でも非常に特殊なケースで、その政策が切り替わった時には資産価格のジャンプアップが起こるでしょう。それはこれまで日本が経験したことがないほど大きなものだと予想しています。
森永卓郎
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ネットのニュースサイトは、いま何が起こっているのかを知るには便利だが、そこで思考がストップしてしまうのが怖い。この点は、センセーショナルな発言だけ編集してオンエアする情報バラエティーにも同じことがいえる。
森永卓郎
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立場や視点を変えるだけで、話って面白くなりますよ。蚊に刺された話を、蚊の立場になって話してみるとか。それだけでちょっと面白そうでしょ?
森永卓郎
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どんな仕事にも、必ず工夫や改善の余地はあるものです。専売公社に入ったばかりのころ、タバコエ場のラインに入って梱包作業の実習をやったことがありました。次々と流れてくるタバコの箱を、決められた数を取って封をして、次の工程に回すという作業です。単純作業には違いありませんが、どういう掴み方をすればより効率がいいのか、また、どういう置き方をすれば次の人の作業がしやすくなるかなど、工夫できることはいろいろあります。「どうやったらよりよくできるか」という発想をもてば、あらゆる仕事を「新しいもの」にすることはできるはずです。
森永卓郎
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就業後に投資や副業に熱中するのもいいですが、仕事で稼ぐための力をつけるために時間を使うことは、長い目で見て大切なこと。それを続けていけば仕事を効率的、面白くでき、出世や収入アップにつながります。まずは本業の地固めにトライしてみましょう。
森永卓郎