放送作家になりたくて「ノーギャラでいいので、何でもやらせてください!」と言っていたら、すぐにラジオの仕事をやらせてもらえるようになったんです。それから2年間ぐらいは、ほぼノーギャラでいろんな仕事をやりました。弁当の買い出しや合コンの盛り上げ役など、直接、仕事に関係ないこともやらなきゃいけなくて、正直、かなりハードでしたけど、そうして頑張っていると、人脈が広がって次第に声をかけてもらえるようになり、レギュラー番組が増えていきました。
鈴木おさむ 放送作家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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やるべきことはたくさんある。新しい方向性にどう行くか、タスクフォースなくして、そういう議論は起こり得なかったということ。
川淵三郎 Jリーグ初代チェアマン、B.LEAGUE初代チェアマン
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自軍の力と敵軍の力を、ともに冷静に把握している指揮官ならば、負けることはまずあり得ない。
マキャヴェリ 政治思想家
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腕のいい人はみんな独立するというけれど、それはとんでもないことで、独立した方がいい人は独立した方がいいし、会社の中で腕をふるえる人は、会社の中で腕をふるえばいい。会社という機構の中で腕を磨ける人だってたくさんいると思う。
盛田昭夫 ソニー創業者
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知的労働においては、時間の活用と浪費の違いは、成果と業績に直接現れる。
ピーター・ドラッカー 経営学者
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人の世に失敗ちゅうことは、ありゃせんぞ。
坂本龍馬 維新志士
鈴木おさむの他の名言
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22歳前後の頃のことです。僕はあるラジオ番組をレギュラーでチーフ作家として担当するはずでした。しかし、後日、別の先輩作家がその番組を担当すると知りました。先輩は僕にこう告げました。「自分はあの番組をやりたかったから、ディレクターに直訴しに行ったんだよ。この業界は、やりたいと言わないと盗られるぞ」と。聞いた瞬間は、ぶっ飛ばしてやりたいと思いました。でもその忠告のおかげで、僕も変わることができ、数々の仕事を得てきました。
鈴木おさむ
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一回文章にすると忘れにくくなりますので、僕は観た映画の感想をブログに書いていますが、整理や分析に費やす時間は無駄なような気がします。観たものをまとめている時間があったら、もう一本別の作品を観たいなあと僕は思ってしまうんです。とにかく貪欲に吸収していたい。
鈴木おさむ
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大学生のとき、放送作家になりたくて太田プロに売り込みに行くと、「放送作家は芸人の気持ちがわからなきゃダメだ。まず芸人をやってみろ」と言われたんです。それで半年間、ピンの芸人として舞台に立ちました。まったくウケなかったですけどね。
鈴木おさむ
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世の中がまじめになったのだと、僕は思っています。時代が慎重になったとも言える。視聴者はいい加減な人を見たくないと感じ、一緒に番組を作るスタッフもそういう人と仕事をしたくないと嫌うようになった。だから芸人さんも、僕たち制作の人間も必死で体を張り、知恵を絞る。
鈴木おさむ
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自分の好奇心に従って行動することにオンもオフもなく、プライベートも仕事も全部つながっている状態は決して悪くないような気がします。
鈴木おさむ
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成功するのはあくまで本業の実力が伴ってこそ。実力がない人が接待や業務外の勉強に励んでも、チャンスはつかめないでしょう。
鈴木おさむ
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僕がここまでこれたのは、年長の先輩たちの度量の大きさのお陰だとも思っているんですよ。だって、いくらアピールしていたとは言え、よくもまあ、23歳の若造にチャンスをくれる気になったなあって思うわけですよ。若手にチャンスを与えるにはすごく勇気がいる。野球だって、どんなに能力があっても監督が「こいつを使う」と決断しないと打席に立てないじゃないですか。僕は当時、それにとても感謝し、彼らに恥をかかせないように、それこそ寝ないで、死ぬほど努力をしました。根性論みたいですけど、楽しい場に居続けるには、ものすごくもがいてないといけないじゃないですか。しんどくても、それも含めて楽しいと思えるかどうかが大事でしょう。
鈴木おさむ
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ネタが出るまでは何も書かない。普段からテーマについて考えているから、思い付いたらパッと書いちゃう。
鈴木おさむ
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テレビ業界の大先輩たちを見てきて、キャリアとは何かということを、けっこう前から考えていたんです。仕事に邁進した結果、60歳を過ぎて奥さんから離婚届を突きつけられたり、体を鍛えるしかやることがなくなったり……。会社でどれだけ出世しても、退職すれば、自分しか相手にする人がいなくなってしまうんですよね。もちろん、仕事を通して世の中をワクワクさせたいとか、感動させたいという気持ちもあるけど、自分の人生をもっとトータルで考えるようになったというか。「自分はどう老後を送り、どう死を迎えるか?」という人生のゴールから、逆算するようになったんですよね。
鈴木おさむ