60歳ぐらいのころ、ちょっと心臓の存在を感じるようになって、東京で3本指に入るという心臓のお医者さんに診てもらったことがあります。お医者さんが、「講演旅行などとんでもない。年寄りらしく庭で草むしりでもしてなさい」とおっしゃるので、「どうせ心臓が悪くて死ぬのなら、もっと仕事をしてやれ」と思って、仕事を倍に増やしたことがありました。そうしたら、私は死ななかったのに、そのお医者さんが亡くなってしまいました。
瀬戸内寂聴 小説家、僧侶
この名言を見ている方にお薦めの名言
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ダスキンのときはお客さんの家を1日に200軒くらい回るんです。勤務時間は8時間でしたが、ムダなく効率的に回れば5時間で終わります。そうすれば、早く競艇場に行けるわけですよ。好きなことをするために、どう効率的に仕事をするかを考えていました。
蛭子能収 漫画家、タレント
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役者というアンダーシャツを着て、役者というセーターを着て、役者というコートも着ている感覚なんです。何枚脱いでも、まだ役者という服を着ていますよ、みたいなね。もっと言えば、裸になっても役者という肌がある、そんな確信を持ちたいんです。
西田敏行 俳優
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職業は、強いて言うなら「人生家」。何にでも夢中になることが大事だね。仕事が手に付かなくたっていい。仕事より趣味のほうが面白いに決まってるから。
石原慎太郎 作家、政治家
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僕は忙しいと思ったことが1回もありません。たぶん、本当に忙しくないのでしょう。「お疲れさま」と言われても、たいていは疲れていないので、冗談を言える人には「疲れてません」といいます。
松岡修造 元プロテニスプレーヤー
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私は問題が手に余ると、手を引いて問題自身に解決させる。
ヘンリー・フォード フォード・モーター創業者
瀬戸内寂聴の他の名言
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自由に生きるとは、心のこだわりをなくすことです。自分の心を見つめて、ひとつでもふたつでも、そこに凝り固まっているこだわりをほぐしていくことが大切です。
瀬戸内寂聴
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これからもね、いくらでも書きますよ。若い人たちからの刺激もあるし、昔の思い出もたくさん、心の奥に、鮮明に残っています。ふたを開ければ人間みんな同じですからね。そんな心の奥のことを書いていきますよ。楽しみながら。だって、私は、本当に、書くことだけですから。
瀬戸内寂聴
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人は所詮一人で生まれ、一人で死んでいく孤独な存在です。だからこそ、自分がまず自分をいたわり、愛し、かわいがってやらなければ、自分自身が反抗します。
瀬戸内寂聴
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いくつになってもおしゃれ心を失わないこと、好奇心を失わないこと、若い人と付き合うこと。これが、若さを保つ秘訣です。
瀬戸内寂聴
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書くことは大好きです。すらすらと何の苦労もなく書けます。息をするように身体に沁みていて、かえって書かないことが苦痛になりますね。
瀬戸内寂聴
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私にできることといったら書くことだけで、私には小説しかないんです。僧侶になりましたが、それもいい小説を書くため。小説が私にとっての信仰です。
瀬戸内寂聴
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いずれにしても、大事なのは、自分の責任は自分でとること。
瀬戸内寂聴
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この世は変化するものだと思っていれば、どんな事態に直面しても度胸が据わります。孤独の問題も同じです。お釈迦様は人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくとおっしゃいました。最初から人間は孤独だと思っていれば、たとえひとちぼっちになったとしても、うろたえることはありません。
瀬戸内寂聴
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お釈迦様は「この世は苦である」とおっしゃいました。生きることは苦しいと。しかし、この世は苦であると最初から思っていれば、どんな苦しみにも耐えられます。苦だと決まっているのだから、じたばたしたって仕方がないのです。
瀬戸内寂聴
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美しいもの、けなげなもの、可愛いもの、または真に強い勇ましいものに感動して、思わず感情がこみあげて、涙があふれるというのは若さの証しです。ものに感動しないのが年をとったということでしょう。
瀬戸内寂聴