いつ死んでもいいと思っているんですよ。でも、ずっと何かをしていたい。病気をして一番いやだったのは何もできないことでした。
瀬戸内寂聴 小説家、僧侶
この名言を見ている方にお薦めの名言
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人生には選ばなければならない瞬間がある。自分自身の人生を充分に、完全に、徹底的に生きるか、社会が偽善から要求する偽の、浅薄な、堕落した人生をだらだらと続けるかの、どちらかを。
オスカー・ワイルド 小説家、詩人
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誰でも長い期間にわたって不幸なのは、自分が悪いからにほかならない。
モンテーニュ 哲学者
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昔の話をするときは楽しいが、現実に戻ると楽しくない、というのはたぶん「老化」。そうなったら「すでに自分には老化がはじまっている」という意識を持つことがまず大切かも知れない。
村上龍 小説家、脚本家
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ぼくはもう、一人の個人としてはもうだいたい先が見えたなという感じになってます。このまま仕事を続ければうまく行って手塚治虫さんの年令で死ぬだろうなって気がするんです。そうなりたくないから、「これを最後にしたい」って言ってるだけでね、他のこともやりたいから。アニメーションだけやって「あーっ忙しい」とか「クソーッ」とか言いながら死ぬのイヤですから。
宮崎駿 アニメーション作家、映画監督
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夢は持ったほうがいい。たぶん叶わないけど。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
瀬戸内寂聴の他の名言
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相手の立場を想像する力、相手の欲することを与えることが「愛」です。相手が何を欲しているかを考えて下さい。相手の身になってしたいことをしてあげればいいのです。
瀬戸内寂聴
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人間はみんな死にます。川端康成さんも、三島由紀夫さんも、遠藤周作さんも、つい最近は北杜夫さんも、みんな死んでしまった。私のように90まで生きてごらんなさい。親しい人間は全部死んだということが、よくわかります。だからもう、私は死ぬことも怖くないし、病気も気にしません。
瀬戸内寂聴
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もし、人より素晴らしい世界を見よう、そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、どうしたって危険な道、恐い道を歩かねばなりません。そういう道を求めて歩くのが、才能に賭ける人の心構えなのです。
瀬戸内寂聴
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30代半ばで「花芯」という小説を出した時、ポルノ小説だと言われて本当にひどいいじめに遭いました。私も若気の至りで、「そんなことを言う批評家はインポテンツで、女房は不感症だろう」なんて言ってしまったから、袋だたきに遭って。結局、文芸誌から5年間、締め出されてしまった。でも、そんなときも負けてなるものかと思ったわね。
瀬戸内寂聴
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チャンスは人の一生に何度も来ない。
瀬戸内寂聴
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与えられた限りある時間に、思い残すことなく人をたっぷり愛しておかなければとしみじみ思います。
瀬戸内寂聴
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私ね、若い人に言うんです。若いときは「恋と革命だ」って。もっと言えば、生きることは「恋と革命」、女は死ぬまで「恋と革命」ですよ。
瀬戸内寂聴
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八十歳なのにみっともないとか、九十歳なのに恥ずかしいという意識は、みんな頭にはあるんですよね。だけど、人間というのは、死ぬまで、二十歳ぐらいのときの気持ちが続いています。嫉妬とか、欲望とか、そういうものも。それを習慣によって、努めて見まい、行うまいとしているから、表向きは出てこないですけどね。心の中は、みんなそうじゃないかとこの頃思います。人間には、死ぬときまで、何か恥ずかしくて人に言えないような気持ちがあるんじゃないかしら。
瀬戸内寂聴
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人間は生まれる場所や立場は違っても、一様に土にかえるか海に消えます。なんと平等なことでしょう。
瀬戸内寂聴
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結局人間は、若いときの気持ちが死ぬまで続く。情欲とか嫉妬とか、恥ずかしくて人に言えないような気持ちが90歳になってもなくならない。
瀬戸内寂聴