瀬戸内寂聴

小説家、僧侶

  • Twitter
  • Facebook
  • Hatebu
  • Line
  • Copy

瀬戸内寂聴の名言

瀬戸内寂聴の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 恋を得たことのない人は不幸である。それにもまして、恋を失ったことのない人はもっと不幸である。

  • 同床異夢とは、同じ布団で寝ていても同じ夢は見られないことです。愛の情熱は三年位しか続きません。夫婦は苦楽を共にして愛情を持ち続けるのです。

  • 生きるということは、死ぬ日まで自分の可能性をあきらめず、与えられた才能や日々の仕事に努力しつづけることです。

  • 人生はいいことも悪いことも連れ立ってやってきます。不幸が続けば不安になり、気が弱くなるのです。でも、そこで運命に負けず勇気を出して、不運や不幸に立ち向かってほしいのです。

  • この世は変化するものだと思っていれば、どんな事態に直面しても度胸が据わります。孤独の問題も同じです。お釈迦様は人間は一人で生まれてきて、一人で死んでいくとおっしゃいました。最初から人間は孤独だと思っていれば、たとえひとちぼっちになったとしても、うろたえることはありません。

  • 60歳ぐらいのころ、ちょっと心臓の存在を感じるようになって、東京で3本指に入るという心臓のお医者さんに診てもらったことがあります。お医者さんが、「講演旅行などとんでもない。年寄りらしく庭で草むしりでもしてなさい」とおっしゃるので、「どうせ心臓が悪くて死ぬのなら、もっと仕事をしてやれ」と思って、仕事を倍に増やしたことがありました。そうしたら、私は死ななかったのに、そのお医者さんが亡くなってしまいました。

  • 老いや死は苦しいことだからみんな嫌がるんです。老いても、楽しく老いるならみんな嫌がらないと思うの。

  • 「結婚している人を好きになっちゃいけない」なんて言われても、ほんとに好きになったら止まりません。生まれてきた以上は、やはり好きな人に巡り合って愛し合った方がいいに決まっています。相手に奥さんがあろうが旦那さんがあろうが、そんなのは問題じゃない。年齢だって関係ありません

  • 恋とは雷に打たれたようなもの。情熱に身を任せて不倫でも何でもやってみたらいいじゃないですか。傷ついて別れたっていい、また誰かを好きになったらいいんです。

  • 私にできることといったら書くことだけで、私には小説しかないんです。僧侶になりましたが、それもいい小説を書くため。小説が私にとっての信仰です。

  • いつ死んでもいいと思っているんですよ。でも、ずっと何かをしていたい。病気をして一番いやだったのは何もできないことでした。

  • 一番純粋な恋愛っていうのは、肉体関係がないものだと思うわね。肉体関係があると、どうしてもそっちのほうに意識が行くじゃないですか。途中でもう、この人下手、イヤ! なんて思ったりするじゃない。でも、そういうのがないと、心だけになるでしょ? そのほうが楽しいような気がする。プラトニックだと、年齢も関係ないもの。

  • 結局人間は、若いときの気持ちが死ぬまで続く。情欲とか嫉妬とか、恥ずかしくて人に言えないような気持ちが90歳になってもなくならない。

  • 私ね、若い人に言うんです。若いときは「恋と革命だ」って。もっと言えば、生きることは「恋と革命」、女は死ぬまで「恋と革命」ですよ。

  • いずれにしても、大事なのは、自分の責任は自分でとること。

  • 想像力はみんな持っています。でも、鍛えないと磨り減って鈍くなってしまいます。

  • 愛とは、現在にしかないもの。

  • 与えられた限りある時間に、思い残すことなく人をたっぷり愛しておかなければとしみじみ思います。

  • 本当に苦しんでいる子どもに、いろんな理屈を言っても駄目。まずは、子どもを抱きしめてやることが大切なんです。

  • 人生にはいろいろなことがあります。しかし、悲しいことは忘れ、辛いことはじっと耐え忍んでいきましょう。それがこの四苦八苦の世を生きる唯一の方法ではないかと思います。

  • 別れの辛さに馴れることは決してありません。幾度繰り返しても、別れは辛く苦しいものです。それでも、私たちは死ぬまで人を愛さずにはいられません。それが人間なのです。

  • どんな悲しみや苦しみも必ず歳月が癒してくれます。そのことを京都では「日にち薬」と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです。

  • 美しいもの、けなげなもの、可愛いもの、または真に強い勇ましいものに感動して、思わず感情がこみあげて、涙があふれるというのは若さの証しです。ものに感動しないのが年をとったということでしょう。

  • 人は所詮一人で生まれ、一人で死んでいく孤独な存在です。だからこそ、自分がまず自分をいたわり、愛し、かわいがってやらなければ、自分自身が反抗します。

  • とにかく人のことが気になって気になってしょうがない、これが物事にとらわれている心です。そういう心を無くさない限り、心は安らかになりません。

  • 夜の熟睡を死んだように眠るとたとえるのは、適切な表現かもしれません。人は夜、眠りの中に死んで、朝目を覚ます時は死から甦るのだと考えられるからです。「日々これ新たなり」ですね。

  • 人間は生まれる場所や立場は違っても、一様に土にかえるか海に消えます。なんと平等なことでしょう。

  • いろんな経験をしてきたからこそ、あなたの今があるのです。すべてに感謝しましょう。

  • 自分を愛してもらいたいから、相手を愛する、それが渇愛です。自分を忘れて他人に尽くす仏さまの慈悲とは正反対ということです。慈悲はお返しを求めません。

  • 幸福になるためには、人から愛されるのが、いちばんの近道です。

瀬戸内寂聴の名言を見ている方へお薦めする名言

瀬戸内寂聴の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。

瀬戸内寂聴について

瀬戸内寂聴は徳島県出身の日本の小説家、僧侶。東京女子大学在学中に見合い結婚するが離婚し、作家生活に入る。女流文学賞を受賞し2度映画化された「夏の終り」や、谷垣純一郎賞を受賞した「花に問え」、野間文学賞を受賞した「場所」、源氏物語を題材とした多数の小説などを残す。作家でありながら僧侶を志、出家。出家以降は仏教関連の著作も多く執筆している。平成9年文化功労者。平成18年文化勲章受章

1922年(大正11年)5月15日 、徳島県徳島市に生まれる。本名・瀬戸内晴美。実家は仏壇店を営んでいた。東京女子大学に進学し、在学中に見合い結婚。一女をもうける。しかし、瀬戸内寂聴は夫の知人と不倫し、夫と娘を残して京都へ一人出奔、1950年(昭和25)年に夫と離婚する。離婚後は東京で少女小説や童話を書いて生活。1956年(昭和31年)「痛い靴」で正式に小説家デビュー。翌年「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞。1963年(昭和38年)三角関係に苦悩する女性を描いた小説「夏の終り」を発表、女流文学賞を受賞した。1970年(昭和45年)小説「蘭を焼く」、1970年(昭和46年)小説「おだやかな部屋」を発表。瀬戸内寂聴は人気作家としての地位を確立していった。

1973年(昭和48年)、中尊寺にて天台宗で得度し、出家。瀬戸内寂聴は出家後も執筆活動を積極的に行い、1988年(昭和63年)小説「女人源氏物語」、同年仏教の入門書「寂聴 般若心経」がベストセラーに。1992年(平成4年)小説「花に問え」で谷崎潤一郎賞を受賞。1996年から1998年には全10巻に及ぶ「源氏物語」を発表。1997年(平成9年)9文化功労者に選ばれる。2001年(平成13年)小説「場所」で野間文芸賞を受賞。2006年(平成18年)文化勲章受章。さらに1988年から1992年まで瀬戸内寂聴は敦賀女子短期大学の学長も務めた。