「描くのが好きだ」っていうことに任せちゃうと、体がボロボロなのに気づかないときがある。でもまあ、思いっきり好きなことをやって寿命を縮めるっていうのも、そこそこ幸せな話なのかもしれないですけどね。
浦沢直樹 漫画家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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僕のブログのタイトルは「仕事が遊びで遊びが仕事」。この本当の意味は「24時間仕事」ということなんですよ。要するに仕事も遊びもないということですから本当はきついんです。普通に読むと楽しそうに感じますけど
松浦勝人 エイベックス創業者、音楽プロデューサー
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僕は60年以上生きてきて、若いころ組織の中でリスクをとらなかったエリートが、どれだけみじめな晩年を送るかを実際に見てきました。これははっきり断言できます。いくら組織で偉くなっても、新たな価値を生み出せない人は、世の中から居場所がだんだんなくなるのです。
千本倖生 DDI(現KDDI)共同創業者、イー・アクセス、イー・モバイル創業者
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「休みが欲しい」とか口では言っていますが、実際に3カ月ぐらい仕事がなかったらきっと焦ってしまうと思います。役者さんタイプだったら大丈夫なんでしょうけど、ずっとレギュラー番組を中心にやってきましたので貧乏性なんでしょうね。少しでも空いてしまうと、怖いと思うタイプです。
内村光良 コメディアン、タレント
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人間は仕事がないと、健康を損なうばかりでなく精神的にも退廃する。
アダム・スミス 経済学者
浦沢直樹の他の名言
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漫画家はいつも締め切り追い込まれてるし、なんやかんやで、もしかしたらいちばんひどい仕事かもしれませんよ。
浦沢直樹
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毎回毎回、毎ページ白い紙が来るじゃないですか。これ埋められなかったらどうしようとか、全然気に入った絵が入れられなかったらどうしようとか、新人が白い紙に向かうのも、ベテランが白い紙に向かうのも、基本同じみたいな気がする。
浦沢直樹
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週刊誌の連載って、だいたい18から20ページなんですよ。7日間でそれだけのページを描くって、そんな作業は人類史上ないと思うんです。戦後の日本人しか成し得ない感じがする。
浦沢直樹
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漫画家が1週間だったら1週間、作品を出すために寝食忘れて18ページ20ページを描いて世に出しているのに対し、読み手はほんの数分でパラパラパラッ、でしょう。もしかして漫画家と読者の熱量に差がありすぎるのでは、というか、上手な読み手は、熱量をもって読んでいるんですけどね。
浦沢直樹
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人に見せたり聞かせたりするものだから基本的にはそのお客さんが喜ぶ物を作らないといけないという感覚は持っていますが、それだけではただのコマーシャルになってしまうのでそれは絶対にやりたくないんです。だけど逆に自分のやりたいことだけをやってお客さんたちがドン引きという状態なのはやる価値があるのかな、と考えたりしてしまうんです。
浦沢直樹
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すべてのコマで、自分が楽しむポイントをつくってやらないと、下手すると「お仕事」の絵になっちゃう。
浦沢直樹
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ヒーヒー言いながら描いている線っていうのが、実は個性になっていて、あまりに上手い線が達者に入っていると、そこには誰かわからな無記名な感じになってしまう。
浦沢直樹
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ネット通販のように「あなたはこれが好きでしょう」とレコメンドしてくる世界に危機感を覚えます。新たな世界と出合う可能性をどんどん狭めている気がするからです。
浦沢直樹
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漫画の成功なんて「雑誌に載った」ことなんですよ。で「何人かの人に見てもらった」という、まずそこに立ち返らないとね。
浦沢直樹
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読者を喜ばせたいとか、「うわっ」と言わせたいとか、ドキドキさせたいとか、「そのためだったら命をどのくらい削ってもいいわ」って、そういうことなんじゃないかなと思うんですよ。
浦沢直樹