「ここ描きたくない」とか「ここつまらない」となったら、それは絶対に読者もつまらないんだから。すべての絵を描きたい絵にすることで、読者もすべてのコマが楽しくなる。
浦沢直樹 漫画家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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僕は毎日、今を楽しくしたいから、無理やり何かイベントしてますよ。
所ジョージ タレント、歌手
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「おもしろいこと」は常に違和感から生まれる。その違和感を楽しむのが「マイブーム」の原点。
みうらじゅん イラストレーター、ライター、タレント
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面白そうと思った周囲の人は、そのアイデアに乗っかりたがる。つまり、楽しいところを攻めれば、実現するスピードも速まる。
糸井重里 コピーライター、株式会社ほぼ日創業者
浦沢直樹の他の名言
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僕は、日本マンガのすばらしいところは、即興性だと思います。あることをパッと思いついたら、ストーリー全体も変わっていきます。7年や8年、長いこと連載が続く状態で、最初に考えたことを貫徹するのは、すごく立派な感じがしますが、飽きると思います。作り手が飽きちゃった作品は、絶対におもしろくないです。描きながら、作り手が「えっ、こうなるんだ!」っつってワクワクドキドキしていないと、作品は絶対におもしろくない。
浦沢直樹
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「面白い」とは何かというのを自分で体得していく以外にない。何を吸収して、何を見て感動してとか、何を見て怒ったとか、どうなって嬉しかったとか、そういうようなことが全部総動員になって、「面白い」というものが出来上がる。
浦沢直樹
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僕らの若い頃って、描き手はみんなアート寄りなんですよ。だけど「そんなアート描いていないでもっと売れ線描けよ」って言われる。やっぱりそういうのと、売れ線みたいなのがせめぎ合いながら、混合して混ぜながら行く方が面白い感じがする。
浦沢直樹
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毎回毎回、毎ページ白い紙が来るじゃないですか。これ埋められなかったらどうしようとか、全然気に入った絵が入れられなかったらどうしようとか、新人が白い紙に向かうのも、ベテランが白い紙に向かうのも、基本同じみたいな気がする。
浦沢直樹
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一流の人と自分を比較し、焦りを感じる人も多いでしょう。そんなときは、彼らの新人時代を追体験してみることをおすすめします。たとえば、僕がやったのは黒澤明監督の全作品を一作目からたどること。デビュー作の「姿三四郎」は荒けずりだけど面白い若手監督が出てきたなと思い、二作目の「一番美しく」は戦争中で戦意高揚色が強い中、しっかりメッセージを入れているなとか、五作目の「わが青春に悔なし」は若くして彼の代表作になるかもとか……。彼らも試行錯誤しながら成長していったことを知れば、一流の人にも臆する気持ちがなくなります。
浦沢直樹
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誰かが描いたものは、もう自分が描く意味がないので、せっかくこの白い紙に何かを描くんだったら、まだ誰も描いたことがないものを描きたいという願望はある。
浦沢直樹
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できあがった作品がどういうムードで、どう思われるかということが重要であって、そこにおける手法はなんでもいい。
浦沢直樹
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つまんなくなっちゃうのよ、思い通りになっちゃうと。思い通りにならないというか、ドラマが勝手にアメーバのように動き出す方が、描いていて面白い。
浦沢直樹
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若い頃は暴走してわかる人にだけわかればいいみたいな考えだったときもありますが、より多くの人に届けるのってすごく重要なんじゃないかと考え方に変化しましたね。あとは本当に良い物を作れば多くの人が振り向いてくれると思ってます。
浦沢直樹