ブームはいつも「誤解」から生まれる。実は「ゆるキャラ」を一気に広めたのはマスコミ。奈良の「せんとくん」が批判されたり滋賀県彦根市の「ヒコにゃん」に使用停止問題で騒がれたとき、「地方のキャラクター」と書いて「何か違う」と思ったマスコミの人たちが、「ゆるキャラ」を使ったんですよ。マイナスの意味で使われ始めたにもかかわらず、すごく普及するうちに、価値が裏返って「いいもの」になった。
みうらじゅん イラストレーター、ライター、タレント
この名言を見ている方にお薦めの名言
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インターネットの台頭は、言ってみれば地球に落ちた隕石みたいなもの。恐竜は死んでしまったが、哺乳類は生まれてきた。環境の変化に対応できる哺乳類が生き残り続けている。これから、つまり未来に備えてどういうものを作っていこう? と考えるのが好きで、そんなことを考えること自体が趣味で生きがい。そう呼べるんだと思う。
出井伸之 元ソニーCEO、クオンタムリープ創業者
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インターネットの台頭は、言ってみれば地球に落ちた隕石みたいなもの。恐竜は死んでしまったが、哺乳類は生まれてきた。環境の変化に対応できる哺乳類が生き残り続けている。これから、つまり未来に備えてどういうものを作っていこう? と考えるのが好きで、そんなことを考えること自体が趣味で生きがい。そう呼べるんだと思う。
出井伸之 元ソニーCEO、クオンタムリープ創業者
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誰もあまりやらない、またやり難い事業をものにするところに人生の面白味がある。
豊田喜一郎 トヨタ自動車創業者
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小説家になると決めたものの書いたことないし、書き方も知らん。最初は見様見真似で書き始めた。そうしたら小説を見てくれる人、僕にとってのお師匠さんと出会って、「君は天才やから、やる気あるならウチにおいで」と言われた。同人雑誌を主宰していた人です。それがお宅へ行ったら、お師匠さんは僕の目の前で、原稿の最初の一枚を鉛筆でくちゃーっと消すんですよ。「何するんですか!」「これ要らん。二枚目から書けるようになったら、ほんまに天才になれる」と言うんです。試しに二枚目から読むと、言っている意味が腑に落ちたんです。一枚目は要らなかった。
宮本輝 小説家
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もしみんなが同じ意見を言い出したら要注意。ただ私が喜びそうな意見をみんなで言っているだけだからです。
カルロス・ゴーン 元日産自動車CEO
みうらじゅんの他の名言
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バカなことをやり続けなきゃいけないとは思ってる。なにしろ仕事内容が「バカ」なんで。「来年の景気はどうなるか?」とか難しいこと考えてちゃダメなんですよ。
みうらじゅん
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親孝行とは「演技」することです。形から入れば、心は後からついてきます。
みうらじゅん
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「できない」ということが、どれだけ地球にやさしいのかをちょっと考えてみてださい。みんな、自分の可能性を試しすぎて、「オレは、これもできるんじゃないか、あれもできるんじゃないか」そう言って、鼻息を荒くしてCO2を排出してるんですよ?
みうらじゅん
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好きなものは誰しもありますが、自分が好きなことが、即他人に伝わるほど世の中は甘くない。プレゼンでもそうですが、「自分」が出すぎるとウザいんです。多くの人に思いを伝えるためには、たとえ自分作業であっても「読者」という第三者の目が必要です。
みうらじゅん
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世の中に完全なオリジナルなんてありません。ただし、自分で情報を切り取って、並べて貼ることで化学反応が生まれ、より「ないもの」に近づけることはできる。
みうらじゅん
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世の中で流行ったりすることって誤解ですもんね。というか、誤解される要素が入ってないと広がらないもんなんですよね。逆に言うと、そんなにみんなわかってるのかって疑問です。
みうらじゅん
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先人が手をつけておらず、まだジャンルとして成立してないものを探し、あたかもあるように見せてきた。それをネーミングするのも、仕掛けて広めるのも自分。デビューしてから「一人電通」をずっと続けてきたわけです。
みうらじゅん
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仏像ってそもそも絢爛豪華な世界だったけど、今は渋い感じのものとして美術価値がついてるんだよ。
みうらじゅん
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「いくら使ってるんだよ!」と思われないと、面白みは出ないですから。応接間に置いてあるラブドールも70万円もするから、笑える。世間で「得ブーム」が続く中、自分はわざと損する「損ブーム」なんだ、と考えればいい。
みうらじゅん
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ブームのネタを考えるのも、名前を付けるのも、デザインや見せ方を考えるのも自分。雑誌やテレビやイベントで発表したり、編集者と飲んで「接待」するのも自分。肝心なのは「自分ありき」ではなく、「自分をなくす」状態、「どーかしてる」状態まで、我を忘れて取り組んでみること。これを「一人電通」と呼んでいます。
みうらじゅん