打込めることを真剣に探そうとすると真面目な人たちには、案外それが見つからないものです。見つけるにはコツがある。簡単なことです。好奇心を大事にすればいい。好奇心が湧き起こったら、とことん熱中してみる。これが近道であります。そうすると、「しないではいられないこと」が姿を現してくる。それでも、姿を現さないなら、ベビイのころを思い出してみなさい。無我夢中で遊びや趣味に没頭したころを思い浮かべてみるのです。
水木しげる 漫画家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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人は感動すると、より大きな感動に出合いたいという気持ちが強くなります。そしてそれが強まれば強まるほど、面白いものに対する嗅覚が鋭くなり、創造的になる。まさに、好奇心の大きさが、そのままその人の生きる力になると言っても過言ではありません。
安藤忠雄 建築家
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今はサブカルも評論めいてきて、昔とは変わってきているけれど、昔のサブカルというのは、「これって変だよね」と面白がっている人たちそのもののことだった。
みうらじゅん イラストレーター、ライター、タレント
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僕の心はいつも感動している、何かを感じている状態なんです。人間って、何も感じずにいると、当たり前ですが何も感動できなくなりますよね。でも、それじゃつまらない。僕はいちいち、その瞬間、そのものをとことん味わうことにしているんです。たとえば、温泉に入ったときに、誰もがわざとその瞬間の喜びを、大げさに味わうものです。喉が渇いているときに飲むビールのおいしさもそうだし、おいしいものを食べるときもそう。特別な瞬間だけでなく、毎日、すべての瞬間にそれをやり続けたらどうなるだろう?という実験を、僕は日常的にしている。それが創作にも表れているのかなと思います
武田双雲 書道家
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リフレッシュは京都に行くこと。食事の予定を入れたり、本を読んだり、リゾートでやるようなことをするんです。今は2、4カ月にいっぺんくらいの頻度で行っています。滞在は短期だと2泊3日、長期だと一週間くらい。そういうときこそ考えられることがあるので、仕事の道具は一式、一応送る。けど、たいてい仕事はしません。でも、実はそのときに生まれているアイデアってものすごく多いんです。
糸井重里 コピーライター、株式会社ほぼ日創業者
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芸人とは、本筋から外れた生き方の名前だと思っている。「それもいいけど、こういう”おもしろい”があってもよくない?」と提案したり、時に、「アイツのやっていることは、はたして正解なのかなぁ」という議論のネタになったり、そういった存在そのものが「質問」になっている人を僕は芸人と定義している。
西野亮廣 お笑い芸人
水木しげるの他の名言
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若いときは怠けては駄目です!でも、中年を過ぎたら愉快に怠けるクセをつけるべきです。なんとか食えるようになってから、連載の本数を減らして、世界中の楽園や妖怪の棲み処を訪ねる世界妖怪紀行を始めました。いままでに78回も世界中を旅していて、これが私の最大の怠け術です。ときどき怠けることは生きていくうえで大切なことです。そして、仕事でも役立つのです。
水木しげる
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まだ現役の漫画家である。バリバリとまではいかないが、ぼちぼちと仕事をしている。創作意欲とか、何を描きたいとか、そういう次元を超越してしまって、無意識のうちに描いている気がする。妖怪か背後霊のようなものが私にとりついて、描け描けと背中を押しているのかもしれないと思うほどだ。70歳をすぎたら悠悠自適でのんびり暮らす予定だったのに、いまでも結構忙しいのは、やはり憑き物が憑いているとしか思えない。でも、それは苦痛ではなく、幸いなことに楽しく、充実感があって愉快なのである。
水木しげる
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自分を理解することが大事ですよ。自分のことを正しく見られない人っていうのは勘も鈍いし、成功や幸せとは縁遠い。
水木しげる
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「楽をして、ぐうたらに生きる」が私の座右の銘で、60歳を超えてから何度も南洋の村に永住しようと本気で考えた。だがその都度、妻子の猛反対にあって断念した。世俗の仕事に追いまくられ、「人生思い通りには運ばない」とボヤいていたが、このごろは生涯現役も悪くはないのかなあという心境になってきた。どうやら、勤勉な妖怪が私に乗り移っているらしく、死ぬまで忙しそうだ。
水木しげる
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多忙だと、心が鈍くなります。
水木しげる
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他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
水木しげる
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アホなベビイという評判は気にならんかったのです。私は世の中の法律とは別の法律にのっとって生きてたわけです。
水木しげる
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我が人生は半分寝ぼけたようなことの繰り返しで、パッとした出来事や思い出はあまりない。うまい話や儲け話とも縁が薄かった。それでも、自分がつくったルールに忠実に、マイペースで生きてきた。でこぼこ道や回り道が多かったものの、画業という好きな道を半世紀以上にわたってずっと歩いてくることができた。その意味では、とても幸せな人生なのかもしれない。
水木しげる
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適当にやらないとね、漫画家は、死ぬよ。寝なきゃ駄目。食べたいものは食べないと駄目。疲れたら休まないと駄目。
水木しげる
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世の常識を授けてくれる学校は大事な場所だ。しかし、学校の成績は下がるかもしれないけれども、興味を持ったり、心を動かされたりしたことは、周りからどんなにくだらないと言われても、とことん突き詰めるのは本当にいいことだ。
水木しげる