かくということははき出す行為ですから、それだけでは、たちまちのうちにスッカラカンになってしまいます。かく一方で、摂取する、つまり、おもしろいことをさがして、それを貪欲に吸収してほしいのです。
藤子・F・不二雄 漫画家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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学部や大学が強くなっていけば、海外から優秀な人材も集まって来るでしょうし、新しいイノベーションも生まれやすくなると思います。イノベーションを生み出す源泉というのは、大学を頂点とする教育現場ですから、大学改革を進めることは非常に意味のあることだと思います。
御手洗冨士夫 元キヤノン社長
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レコードは買わず、店で試し聴きした。一度か二度聴けば覚えてしまうんだ。
ボブ・ディラン 歌手
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想像力を鍛えるためには本を読むことです。とにかくよい本を読むことです。
瀬戸内寂聴 小説家、僧侶
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ユーモアというのは、「頑張ること」と、真逆です。ユーモアのセンスというのは生まれつきではなく、学ぶものです。ユーモアがまったくない生真面目な家庭に生まれ育った人が、豊かなユーモアの持ち主ということはあまり考えられません。だからといって、自分にユーモアのセンスがないと落ち込む必要はないです。
村上龍 小説家、脚本家
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本を読めば何でも書いてあります。でも、それを真似することは、自分を見失うということです。だから真似をしてはいけない。他人がしたことをそのままやっても、それは自分自身が思っていることではないから、それで成功したところで何の満足感も得られません。やはり自分のオリジナルのものでなければダメ。絵だって、人様の描いた絵をどんなに精緻に模倣しても、それは自分のものではないんです。
松井道夫 元松井証券社長
藤子・F・不二雄の他の名言
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本当に普通の人であったのでは、漫画なんてものは描けません。プラスアルファ――なにか自分だけの世界を、ひとつは持っているべきである。それは、必ずしもまんがに直結したものでなくてもいいのです。釣りが上手であるとか、模型作りに熱中するとか、SF小説を読みあさるとか。そういったことが、その人の奥行きになって、至極ありふれたものにプラスして、何か個性みたいなものが生まれてくるんじゃないか、と思うのです。
藤子・F・不二雄
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「まんが」にムダは禁物!「まんが」のアイディアについても、絵についても、このことはいえます。ムダの多い「まんが」は、ポイントがどこにあるのか、さっぱりわからないものです。そのせいで、印象は弱くなるし、ひどい時には意味さえ通じなくなってしまうものなのです。
藤子・F・不二雄
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プロのまんが家になるということは、何万、何十万という単位の読者を相手にしなければなりません。まんが家は、自分の頭の中で作りあげたフィクションの世界を、紙面にうつしかえて読者に伝え、その共感をえたいと思って一生懸命にまんがをかきます。読者を喜ばせたい、楽しませたい、感動させたい、という気持ちがあるからこそ、プロのまんが家になるわけです。
藤子・F・不二雄
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のび太は本当に「だめ人間」だけれど人にはない立派なところがひとつある。それは時々反省をすること。
藤子・F・不二雄
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「ドラえもん」ののび太は、決して優等生ではありません。むしろ、落ちこぼれ的存在で、きみのクラスの君の机のとなりにいるかもしれないのです。「エスパー魔美」の佐倉魔美にしたって、日常生活では、どこにでもいる、ちょっぴりおっちょこちょいの女の子なのです。そんなふつうの子に、ドラえもんがやってきたら、超能力をえたら、という、読者のみなさんがいつも夢見ていることを、かわりに演じさせているのです。わかりやすく、親しみやすくと考えていった結果が、こうした作品になったわけです。
藤子・F・不二雄
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人気漫画を、どうやって描いたらいいか。そんなことが一言で言えたら苦労はしない。
藤子・F・不二雄
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四十歳を過ぎると、今までの経験などが武器になってくれても、アイディアの出方などは衰えてきます。
藤子・F・不二雄
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人気がある漫画をということは、大勢の読者が喜んで読んでくれたということです。つまり、その漫画の描き手と読者との間に、共感を持つ部分がたくさんあったということなのです。
藤子・F・不二雄
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体温を感じさせるような人物を創っていきたい。そう思いながら漫画をかいているのです。
藤子・F・不二雄
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ドラマはつねに対立するものの間に生まれます。なぜ対立が生じたか、どうすれば対立が解消するのか-そこに悲劇も、そして喜劇も生まれてくるのです。
藤子・F・不二雄