長いスパンで見た時に、目先の利益や結果だけを求め、売ることが目的になった商品やサービスは、必ず顧客を落胆させる。それはどのビジネスでも同じ。
糸井重里 コピーライター、株式会社ほぼ日創業者
この名言を見ている方にお薦めの名言
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僕は子供の頃、親と一緒の部屋で寝ていました。するとおふくろとおやじが夜、年末の資金繰りを話し合うんです。うちは大丈夫かと思うことが何度もありました。これが僕の原体験です。今は皆さんサラリーマンで、毎月毎月、同じ額の給料が入ってくる。これは現実のビジネスとは違います。会社はいつ潰れるか分からないし、店だっていつ閉店するか分からない。そういう現実感が希薄になっている。
柳井正 ユニクロ創業者
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創業時から株式上場を狙っていました。と言いたいところなんですが、全く考えていなかったですね。まずどうやったら食っていけるか、それだけを考えていました。
平野岳史 フルキャスト創業者
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モラルを保ち、それを真の企業評価に結びつけて利益を上げることが大切なのに、売上と利益のみを優先するとモラルの低下を招き、企業の存在理由すら失ってしまいます。問題を把握する想像力が欠落しているのは、経営者として致命的だと私は思います。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
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賃上げは、奴隷の報酬改善以外のなにものでもないだろうし、労働者にとっても、労働にとっても、その人間的使命や品位をかちとったことにはならないだろう。
カール・マルクス 経済学者、思想家
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私の職業である漫画家は、売れなければ終わりの冷酷な世界です。なんとか売れるようになった後も、ヒット作を捻り出し、マネーを獲得しないと食っていけない。普通の心臓ではもちません。よほど好きでないと務まりませんよ、ホントに。
水木しげる 漫画家
糸井重里の他の名言
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「ほぼ日」手帳も「自分が欲しい」が動機ですね。手帳に満足した覚えがなかったですから。
糸井重里
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ほぼ日のやり方は、「どうすべき」という目的意識が前提ではなく、「どうありたいか」という動機や望みを徹底的に議論するところから始まる。
糸井重里
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自分たちが考えたことが正しいのかどうか、確認する時に初めて他社の商品を見ればいい。作る前に横を見れば、他社と同じような形式の枠にとらわれてしまい、面白い発想ができなくなります。形式が思考を決定するんです。
糸井重里
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地方へ行くと、「水と緑の美しい○×町」と書かれた看板をよく見かけます。それは、海と山さえあればどの場所でも言えることで、看板を掲げても意味がない。水と緑の町がどう魅力的なのかを知って初めて視線は集まるんです。ハワイやバリも、海や自然という「財」を素敵に見せるからこそ、皆が行きたいと思うリゾート地になる。
糸井重里
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「忙しい」って、結局何かに使われている状態ですよ。
糸井重里
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以前なら「俺はこの会社をつぶすぞ」ってわがままも言えたかもしれないでも上場準備の過程で、それは無理だと気付いたんです。ほぼ日は読者や顧客も含めた組織です。自分でも意外なくらい、顧客のことを考えるようになったんです。まさかこんな人間になるとは思わなかった。上場によって、僕の会社ではなくチームの会社にやっとなれました。それが喜びを持って迎えられたことは、すごくうれしいですよ。重たくもあり、誇らしくもあります。
糸井重里
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あなたのやっていることが、世界の幸せの総量をちょっと増やしたかな、という問いかけ。これは、とてもいいなぁと思うわけです。目標とかめざすところを、このくらいの、「やればできるところ」に持っていったほうが、苦しまないでいいんじゃないでしょうかね。
糸井重里
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自分のじゃまをするやつとは、たいてい自分なのだ。
糸井重里
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どんな仕事でも、仕上がりの絵は想像できても、それを使ったり、参加したりするお客さんの姿までイメージできている人は、案外少ないのではないでしょうか。ほぼ日の社員は、そのビジョンが割と共有されています。だから、イベント会場を選ぶ際も、「ここで開催するとお客さんは喜んでくれるかな」とか、「少しイメージと違うからほかも探してみよう」という迅速な判断に結びつく。
糸井重里
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売れるものなら何でも売りたい、というわけではなく、僕にとってはTシャツを販売することも、「ほぼ日」で文章を書くことも、同じことなんです。商品も読み物も、すべてコンテンツ。やりたいことしかしたくない。
糸井重里