田中角栄

第64代、第65代内閣総理大臣

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田中角栄の名言

田中角栄の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 結局、努力、勉強だ。こういったものが、運をとらえるキッカケになる。そのうえで、運を変えて見せるという気概も不可欠だ。

  • 失敗はできるだけしたほうがいい。骨身にしみる。人を見る目ができてくる。

  • 自分の物差しは引っ込めて黙って汗を流せ。いいところは人に譲ってやれ。損して得取れだ。人にも好かれる。

  • 貸したカネは忘れろ。借りたカネは忘れるな。

  • 時間の守れん人間は、何をやってもダメだ。

  • 政治家は発言に、「言って良い事、悪い事」「言って良い時、悪い時」「言って良い人、悪い人」に普段から気を配らなければならない。

  • 勉強せよ、専門知識をもて、議員立法せよ。

  • 何もしないでおれば内閣が長く持つなんてことはないんでね。ここまできたら、期限内で物事を片付けていくべきだ。4年なら4年のうちに、キッチリ仕事をする。急ぐとケガをするとか、仕事をやらなければ長生きするとか、孫子の兵法を国の政治に使うのは誤りです。まさに、自民党、内閣がいま心しなければならないのはそこだな。人間のやることですからね。そりゃぁ未熟なところもあります。しかし、それは長い間の歴史の中で補完されていくんだ。空しく日を送っていたのでは、責任政党の務めは果たせないですね。慎重の上にも慎重で時機を失するマイナスより、少しピッチを上げて拙速が生じ、批判が出ても、こちらの方が国民は納得する。

  • 食って、寝て、嫌なことは忘れることが一番。

  • 保険は人が死なないうちに、事故が起こらないうちに掛けるものだ。保険には掛け捨てというものもある。日本人も生き延びるために保険の掛け捨てを考えなくちゃいけない。本当だよ。

  • 偉くなるには大将のふところに入ることだ。大将は権力そのものだ。だから、そのふところに入れば、あらゆる動きがすべて見える。それがわかればムダな手間がはぶかれ、ボタンのかけ違いもなくなる。

  • 法律を使うのは人間である。人間が使えないような法律は、法律ではない。

  • 身内のことを知りなさい。身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ。

  • 皆さん、政治というものは国民全体のものなんです。

  • 皆がちゃんと写っていなかったら、写ってない人はどんな気持ちになる。写真屋に任せてはおけん。

  • 男は、一杯飲ませて握らせれば転んでくれる。しかし、女はそうじゃないぞ。一度、こうと決めて支持してくれたら動かない。浮気はしない。むしろ、あちこちで宣伝に努めてくれる。近所の奥さんに売り込んでくれる。歩く広告塔になって支持を取りつけてくれるのだ。女性の支持こそ大事にしろ。

  • まず、身内を知ることに神経を使え。身内のこともよく知らないで、一人前の口をきいてはいけない。自分の物差しばかりで物を言うなということだ。

  • 「踏まれても、踏まれても、ついて行きます下駄の雪」ということだ。我慢、我慢ということだ。

  • 私が田中角栄だ。ご存じのとおり小学校高等科卒だ。

  • 野党は政策を競うのではなく、取引ばかりしている。労働組合のやり方が蔓延している。日本政治の最大の問題は野党が無いことだ。

  • いやなことは、その日のうちに忘れろ。自分でどうにもならんのにクヨクヨするのは阿呆だ。

  • 一国の総理総裁はなろうと思ってもなれるものではない。時がきて天が命じなければ絶対になれない。

  • 人間誰しも、若いときはみな偉くなりたいと思うもんだが、簡単にはなれない。経験も知識も素養も無くてしゃべっているのは、バカ騒ぎを繰り広げているだけで、しまいには誰も相手にしなくなる。

  • 日本のマスコミは、司法、立法、行政の三権と並ぶ第四権力だ。

  • 99%大丈夫でも1%の不安があればオレは決断しない。

  • 第一は、できるだけ敵を減らしていくこと。世の中は、嫉妬とソロバンだ。インテリほどヤキモチが多い。人は自らの損得で動くということだ。第二は、自分に少しでも好意をもった広い中間層を握ること。第三は、人間の機微、人情の機微を知ることだ。

  • ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい。

  • 一人の悪口を言えば、十人の敵をつくる。よほど信用している相手でも「君だけには言っておくが、じつはあいつは……」とやれば、一日経たないうちに知らぬ者なしとなる。それが政界、社会もまた同じだ。プラスになることは一つもない。どうしても悪口を言いたければ、一人でトイレの中でやれ。

  • 世の中は男と女、半分ずつだ。女の本質がわからずに、支持があるわけがない。選挙だって勝てるわけがない。

  • 何事も相手に対して手を抜くな。誠心誠意、全力投球で向き合うことだ。それが最大の気配りということだ。真の信頼関係はそうした中から生まれる。

田中角栄の名言を見ている方へお薦めする名言

田中角栄の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。

田中角栄について

田中角栄は昭和の政治家。第64代、第65代日本国内閣総理大臣。鉄道、道路など地方への積極的な公共投資で地方の工業化を推進するとの「日本列島改造論」を主張。総理大臣時代はは日中国交正常化などを成し遂げる一方、その金権政治が批判を浴び、田中金脈問題で辞任。のちにロッキード事件で起訴された。

1918年(大正7年)新潟県生まれ。実家は農家で、小学校卒業後すぐに土木工事の現場で働き、16歳で上京。1937年独立し、建築事務所「共栄建築事務所」を設立(のちに田中土建工業に改組)。田中土建工業の顧問だった進歩党代議士の大麻唯男に政界入りを勧められた田中角栄は1946年、進歩党から衆議院選挙に出馬するが、落選した。翌年、日本国憲法下で最初の総選挙が行われ、田中角栄は進歩党が改組した民主党から立候補し当選。

1957年、田中角栄は30歳の若さで郵政大臣に就任すると、自民党政務調査会長、大蔵大臣、自民党幹事長、通産大臣と要職を歴任。1972年自民党総裁選で「日本列島改造論」を掲げ福田赳夫を破り、田中角栄は第64代総理大臣に指名された。在任中は日中国交正常化を達成する一方、拡大的な財政政策から地価や物価が急上昇し社会問題となった。1974年田中角栄のファミリー企業の土地取引に絡む疑惑「田中金脈問題」を追及され辞任。1976年アメリカ・ロッキード社の航空機に関わるリベート疑惑「ロッキード事件」が浮上。田中角栄は5億円の受託収賄罪と外国為替・外国貿易管理法違反で逮捕され、自民党を離党。1993年死去し、ロッキード事件では判決が下されないまま公訴棄却となった。