橋下徹
弁護士、政治家
橋下徹の名言
橋下徹の過去の名言をまとめた名言集です。
-
今の国会議員で日本を変えられなかったのだから、国会議員が去っていくような案を出さないと、日本は変わらない。
解説: 参議院廃止、首相公選制などを盛り込んだ維新版・船中八策についての発言。
-
僕は、学者や思想家と称する人たちのように抽象論で物事を考えません。その考えって実際に何かの役に立つの?その考えで世のなかに何か影響があるの?という単純な問いを自分に発し続けるよう心がけています。死とは何か、生とは何か、正義とは?人生とは?戦争とは?といきなり考えません。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
現在の世界は激烈な競争社会。なんとなくの暗黙のルールに縛られて自己規制していたらあっという間に取り残される。明確なルールのみが行動の基準であって、明確なルールによる規制がない限りは何をやってもかまわないんだ。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
「正義とは何か」なんて言える奴はいない。その人の価値観によって変わってくるからね。価値観が違えば正義が相互に異なるのは当然。
-
僕が弁護士を目指した動機は、僕自身がいわれのない制限に怯えたくなかったからだ。世のルール、すなわち法律を知れば知るほど自分の動ける領域が広がるだろうとね。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
犯罪被害者は本来「復讐権」を持っている。「目には目を、歯には歯を」ってヤツ。だけど被害者が勝手に復讐権を行使したら社会は大混乱に陥る。だから国家が被害者から復讐権を取り上げて、被害者に代わって復讐を果たすことにした。これが刑罰制度の根幹だよ。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
被害者をなおざりにしたような判決が続けば、しまいには被害者は自分で復讐することになる。社会は大混乱だ。社会を安定させるために、更生よりも厳罰を与えること、つまり死刑判決が必要な事件もある。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
物事の本質をどう捉えるのかは、その人が歩んできた人生によって形成される価値観、哲学に左右される。
-
議論の当事者の立場・価値観が根本的に、決定的に異なるのであれば、いくら議論をやっても妥協の余地はなく、延々平行線。これは議論の中身の問題というよりも、どちらの立場・価値観に立つかの問題。すなわち議論には土俵があるんだよね。同じ土俵に乗らないと意味のある議論にはならない。議論の当事者が考えている土俵が違うのであれば、まずどちらの土俵で議論するかを決めなければならない。
-
専門家たちが散々議論しても結論が出なかった問題、あるいは誰も確信を持てないという問題、そこへ判断を下すのがトップというもの。
-
僕の性格、しつこいですから。やるといったらとことんまでやる。
-
いったん目標を決めたら、ルールの範囲内であれば、どんな手段を使ってでも実現する。これが僕の、弁護士になったときからずっと貫いてきたやり方。
-
何かを変えるには既存政党の抵抗を受けるのは明らかですし、それが大胆な改革であればあるほど水面下の調整で済ませるなど絶対に無理。だから、必然的に完全協調路線はとれない。
-
専門家レベルではないにせよ勉強することは必要だし、いろいろな経験を積んでおかなければならない。これらの勉強や経験は適切な論点設定や追加の論点設定をするときにも必要なことだ。そして当該問題の領域とは全く異なる領域の事柄が、腑に落ちる手助けや論点設定の役に立ってくれることも多い。
-
国内だけで、日本国民だけの評価を気にしていたら良い時代は終わった。世界の中で日本がどのように見られているのか。そこを意識し、日本国を正しく伝えいくことが非常に重要になる。
-
日本は敗戦国で、反省やお詫びをしなければならないことはたくさんある。しかし、不当な侮辱には抗議しなければならない。
-
統治機構が変わるときには、すさまじい戦争を経なければ変わらない。体制を維持したい勢力が話し合って変わることはあり得ない。
-
立場・価値観というのは論理的に絶対的に正しいというものがない。自分の価値観はどちらなのかというある意味単純なもの。好き嫌いに近い。
-
リーダーシップは個人に備わるものではありません。これはシステムが作り上げるものです。
-
僕は学校で教わった勉強なんて一つもない。別に(名門の)北野高校なんて行かなかったとしても、大学にも司法試験にも受かっていたと思う。
-
僕は、競争を全面に打ち出して規制緩和をする。小泉・竹中路線をさらにもっともっと推し進めることが、今の日本には必要だと思っている。
-
地方が税を奪い合うのはおかしい。国から地方が奪うようにしないと。官僚が考えたすごい制度だ。
解説: ふるさと納税について
-
学歴は大いに関係ある。ただし関係あるのは「事務所理系」の仕事。発想力や想像力、問題解決能力で勝負が決まる分野では学歴なんて全く関係ない。
-
人間、人のために自分を犠牲にできる奴などなかなかいないよ。よほど、人生の成功を収めた余裕がある人じゃないと真に他人のことなど考えてられない。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
「戦争がなぜ悪いのか」という問いに対して、根本を考えると、答えはただひとつ。「戦争に賛成していない者が、意に反して命を落としてしまう」という一点に尽きると思う。
出典: 橋下徹「まっこう勝負」
-
日本のメディアにも有識者にも、世界からの日本の評価に目を向けさせるのは大変な作業。メディアも有識者も日本の責任追及の視点ばかり。日本の責任は認める。それで世界は日本をどう評価しているのか。ここに不当性はないのか。他国に異議を出す必要性はないのか。この視点が日本にはない。
-
国は口ばっかり出して、現場のことを何もわかっていない。いまの日本のありとあらゆる領域は、民主主義の名のもとに「決定できない」「決定してないから責任をとらない」という枠組み・仕組みになっている。
-
そこまでやるか、というところまでどんどんやれば、民意は後押ししてくれる。
-
自分が正しいと思っている価値観でも、相手にとっては正しくないという事態がどんどん生じる。この価値観の実体論にこだわっているのが日本のメディア。自分の価値観が絶対的に正しいと信じ込んでいる。違う。どの価値観が正しいかは分からない。だから公正なプロセスでどれを採用するか決定しよう。
-
日本はギャンブルを遠ざけてお坊ちゃま、お嬢ちゃまの国になっている。ちっちゃいころからギャンブルを積み重ね、勝負しないと世界に勝てない。
橋下徹の名言を見ている方へお薦めする名言
橋下徹の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
-
多くの人が自分より先を行っているのを見た場合、一方で多くの人が自分より遅れていることを考えなさい。
ルキウス・アンナエウス・セネカ 哲学者、政治家、戯曲家
-
自分が努力して名をあげる望みのないものは、人が自分の位置まで落ちるのを喜ぶ。
ベンジャミン・フランクリン アメリカの政治家、科学者
-
怖いのは「小義」に惑わされて「大義」を見失うことです。人間は誰しも他人から悪く思われたくないという私心を持っています。とりわけ、プロ野球選手は年俸で生活していますから、試合に出てナンボ、打ってナンボの世界です。その生殺与奪を監督は一手に握っているわけですから「一回くらいはチャンスをあげよう」「たまには大目に見よう」という気持ちも出てきます。しかし、その甘さが勝ち星を逃がす失敗につながるのです。
川上哲治 プロ野球選手、監督
-
「原則としては賛成だ」と誰かが言う時、その人はそれを実行しようする意思を微塵も持っていない。
オットー・フォン・ビスマルク プロイセン王国首相、ドイツ帝国首相
-
政治家は下手な馬術家のようなものだ。鞍に跨ることに精一杯で、どこへ向かうのか考えられない。
シュンペーター 経済学者
-
人はものごとが間違っていると思うものだが、人が理解できるのはものごとが正しいということだけだ。間違っていると思っても、理解できていないだけという場合があるのだ。
ニュートン 物理学者、数学者、天文学者
-
金銭は例外なく、人の体における酒のように政治に作用する。それは重要な部分を食い物にし、究極的には破壊してしまう。
ジョージ・ワシントン アメリカ合衆国初代大統領
-
あるものに対する共通の嫌悪を持つことは、愛、友情、尊敬よりも人々を団結させる。
アントン・チェーホフ 劇作家、小説家
-
知らないまま否定するのはもったいない。興味を持った時に動かないと人って一生興味を持てないままになっちゃうんだよ。
テリー伊藤 テレビプロデューサー、タレント
-
人間の価値って個性でしょ。個性を裏打ちするものは感性、すなわち情念。情念までコントロールして、情報に埋没してるのが現代。
石原慎太郎 作家、政治家
-
人々の強みよりも弱みに注目するような人間は、決して管理職に任命されるべきでない。
ピーター・ドラッカー 経営学者
-
夢ほど重要なものはありません。それを心に描かない限りあなたは何も成し遂げられません。
ジョージ・ルーカス 映画監督
-
かつてマスコミに入るような連中はどこか道を外れたような人間が多かった。浪人や留年は当たり前、学生運動で逮捕歴があるとか。まともな会社に就職できないようなやつらばかりでした。反面、耐性は強かったですよ。でも、テレビも東大卒のエリートがどんどん入ってくるようになってから番組がつまらなくなった。エリートじゃない人ほど、じつは発想力や雑草力という強みがあることを知ってほしい。
池上彰 ジャーナリスト、テレビ司会者
-
サンフランシスコに行ってみると、人前で同性同士が堂々と手をつないで、キスをしている。厳格な保守派ではタブーとされていることが、平然と行われていた。その様子をこの目で見て安心したんだ。一般的に多数派の価値観を、捨てちゃってもいいんだって。気持ちが楽になったね。
猪子寿之 チームラボ創業者
-
夢はあった方がいい。でも、「夢を持て」というのは違いますよね。夢は自発的に持つもので、人から与えられるものではありません。今は夢が見つからなくても、心のどこかには必ずあるはずですから、じっくりと考えてほしい。
渡邉美樹 ワタミ創業者