「人の働きの値打」をあげることが経済政策の根本主義だと思っている。またこれを経済法則に照して見ると、物の値打だとか、資本の値打のみを上げて「人の働きの値打」をそのままに置いては、購買力は減退し不景気を誘発する結果にもなる。
高橋是清 大蔵大臣、日銀総裁、総理大臣
この名言を見ている方にお薦めの名言
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英語が喋れないから英語は必要ないといい、お金が無いから世の中お金じゃ無いという。英語がしゃべれていれば喋れないやつはばかだと、お金があればお金が無いやつはだめだと言っただろう。それが他人に依存している人の特徴。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
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金儲けしたいという志を持つことは、悪いことではありません。住友財閥の伊庭貞剛は、「われ財を愛す」と言いました。しかし、その後に「これを取るに道あり」と続けたんです。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
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財産の不足を補うことはたやすいが、精神の貧しさを治すことはできない。
モンテーニュ 哲学者
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物事は何でも理念があって続いていくわけでね。理念がないのなら、単なるカネ儲けですよ。
川淵三郎 Jリーグ初代チェアマン、B.LEAGUE初代チェアマン
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金よりも大切な目的を持て。金は手段であって、目的ではないはずだ。
高橋がなり AV監督、ソフト・オン・デマンド創業者
高橋是清の他の名言
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私は考えるに、真実の楽天的境地というものは、人事を尽した後でなければ得られるものではない。即ち、事成ればもとより快、成らずともなお快たるを失わない。ここに至って初めて天を楽しむことができると思う。
高橋是清
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もとより財政上緊縮を要するといふ事はあるが、その場合には、なるべく政府の新たなる支出を出来るだけ控目にする事が主眼で無くてはならぬ。
高橋是清
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私は繰り返して言う。人間出世の目標は、精神的であって、物質的でないと。
高橋是清
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これまで私が官途についたのは、衣食のためにしたのではない。今日までは何時でも官を辞して差支えないだけの用意があったのである。従って、上官が間違っていて正しくないと思ったときは、敢然これと議論して憚るところがなかった。しかるにいまや、私は衣食のために苦慮せねばならぬ身分となっている。到底、以前のように精神的に国家に尽くすことができない。
高橋是清
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資本が、経済発達の上に必要欠くべからざることは言うまでもないことであるが、この資本も労力と相まって初めてその力を発揮するもので、生産界に必要なる順位から言えば、むしろ労力が第一で、資本は第二位にあるべきはずのものである。ゆえに、労力に対する報酬は、資本に対する分配額よりも有利の地位に置いてしかるべきものだと確信している。
高橋是清
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経済発展には、これまでの武官重視から実業人重視に切り替えねばならない。それでなければとうてい、国力の充実、伸長はない。
高橋是清
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国家といふものは、自分と離れて別にあるものではない。国家に対して、自己といふもののあるべき筈はない。自己と国家とは一つものである。
高橋是清