捕手に配球の根拠を聞いたときに、「なんとなく……」「いや、直感です」等と答えた日には、こっぴどく叱った。たとえその配球がズバリ決まったとしても、根拠なき選択は次に活かせないからな。
野村克也 プロ野球選手、監督
この名言を見ている方にお薦めの名言
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きみはあなた自身を創造していると思いなさい。
岡本太郎 前衛芸術家、画家、彫刻家
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子供にはあまり「勉強しろ」とは言いませんでした。小学校の頃から「冒険しろ」「一緒にキリマンジャロに登ろう」と。要するに面白いけど、苦しいことをやらせるわけです。それを何回も経験させるんですよ。勉強だって苦しくなってくる。それを「面白くなるように工夫してみろ」と言っていたら、いつのまにか医学博士を取っていて。
三浦雄一郎 登山家、プロスキーヤー
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僕はライバルがいるほど頑張れるタイプ。
羽生結弦 フィギュアスケート選手
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どんなに豊かな土壌でも、耕さなければ実りをもたらさない。人の心もまた同じである。
ルキウス・アンナエウス・セネカ 哲学者、政治家、戯曲家
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どんなにいいヒントを貰っても、それを実行しなければ成果は上がってこない。
落合博満 プロ野球選手、プロ野球監督
野村克也の他の名言
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細やかで丁寧な仕事を続ければ、激情に心を惑わされることもなくなる。やるべきことに平常心を持って常に集中しよう、という思考も根づくものだ。丁寧に丁寧に……。続けるうちに結果は、自ずとついてくるよ。
野村克也
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僕はもう、南海ホークスの育ちですから、人気がないっていうことの虚しさが骨の髄までしみこんでいるわけです。両軍ベンチの選手の数の方が、スタンドのお客さんより多いといわれるくらい人気がなかった。実際数えてみたら、本当に選手の方が多かったこともあります。同じプロ野球なのに、巨人と南海でどこが違うんだ、南海の方がよっぽどいい野球をしていると思うんだけど、客が入らない。大阪の中心地の難波に球場があるのに、関西のファンはみんな阪神電車に乗って甲子園へ行ってしまう。とにかく、観客を増やすにはどうしたらいいかを常に考えていました。
野村克也
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一芸に秀でた人間が、気づけば他の芸も身につけ、さらに一流のプロとして磨きをかける。そんなことも少なくない。ひとつを極めた人間にとっては、別の道でも「何をどうやれば結果が残せるか」が見えやすくなる。そして、一芸で得た「自分はデキる!」という自信が、別の道でも自分を磨く時の余裕となる。つまり一芸があれば、他の道も開くんだよ。
野村克也
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監督の仕事で大事なのは人間教育、社会教育。
野村克也
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失敗した選手でも、こいつは我慢したら働く、伸びてくると思えば辛抱します。三振して帰ってくる選手の顔をじっと見てみると、悔しい顔をして帰ってくる若い子は見込みがあります。あっけらかんとしているのはダメですね。なぜダメだったのかを考えられる人間には、次のチャンスを与えたいと思います。
野村克也
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謙虚さとともに必要なのは、やはり夢。己の未熟さを感じながらも、こうなりたい、ああなりたいと強く願っていくこと。2つが合わさった先に、成長がある。
野村克也
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不器用でも一流になれる人がいる。そこには必ず哲学があります。不器用な人は、器用な人ならしないですむ苦労をしなければいけませんから、自ずと独自の工夫、哲学が生まれてくる。これは持って生まれたものではありませんから、一度身につくと強いんです。器用な人は、もう一工夫、もう少しの地道な努力が足りないことが多いので、短い勝負で一時的に勝つことはあっても、長期戦になれば、最後は必ず不器用が勝つんです。
野村克也
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選手がどういう場所で生きてくるかを気づかせるのが監督の役目でもあるんです。監督業というのは「気づかせ業」だと思っています。気づかせることが「再生」なんです。南海時代、それまで1勝もしてなかったピッチャー3人をトレードで獲得して「俺が言うとおりに投げれば間違いない」と言って3人とも2ケタ勝利で優勝。それで再生工場というような異名がつけられたわけです。
野村克也
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謙虚な人間は強い。「自分はまだひよっこだ」、そんな思いがあれば「結果が出ないのは努力が足りないからだ」と素直にたち戻れるから。
野村克也