W杯は日本のサッカーファンが熱狂するキラーコンテンツであることは否定しません。でも、僕はそもそもW杯を起爆剤にしようとは考えていません。予選で負けることだってあるわけだから、そんなものを当てにはできません。やるべきはスポーツ好き、サッカー好きの子供をどう育てていくか、優れた指導者をどう育てていくかという底辺づくりです。それなくしては、将来の日本のサッカーの発展はあり得ません。
川淵三郎 Jリーグ初代チェアマン、B.LEAGUE初代チェアマン
この名言を見ている方にお薦めの名言
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「他人に差をつける仕事の勉強方法」の大原則は、自分の得意を伸ばすこと。他人と見比べて差をつけようっていうのは初手から間違っているんですよ。
テリー伊藤 テレビプロデューサー、タレント
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自分の力を今日ここで使い切るぞという勢いでやってますからね。でも不思議なことに、ゆとりを残して力を出し惜しむより、使い切ったほうがまた元気に走れる。
鈴木おさむ 放送作家
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事を行うには、時機の善し悪しがあります。チャンスに恵まれなければ、どんなに有能な人でもその力を発揮することはできません。
福沢諭吉 思想家、教育家
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大事なのは、その辛い時期を残念と思うのか、自分にしかできないチャンスだと思うのか、っていうところだと僕は思っている。
本田圭佑 サッカー選手
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諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。
カール・ヒルティ 哲学者、法学者
川淵三郎の他の名言
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40年以上も五輪予選を突破していないんだから。それは明らかにドメスティックであり過ぎたからでしょう?世界大会にも出られないほど国内を優先している限りは、日本は世界のひのき舞台では勝てないよ。
川淵三郎
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係長のときは課長に、課長のときには部長に、コーチのときには監督になったらどうしようと思っていた。
川淵三郎
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Jリーグの理念は、賛同する人が多かった一方、「理念では食えない」という批判もありました。そうした批判に対しても、一歩も引かずに理念を熱く分かりやすく語ることにおいて、私はだれにも負けない自信がありました。
川淵三郎
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具体的な営業の数値や利益、どんな波及効果があるかといった目標は、もちろん重要だと思います。しかし、人や組織は効果や利益を追求する「定量的」発想だけでなく、情熱や一体感、喜怒哀楽といった「定性的」なものでこそ力強く動けるものなのかもしれません。上司としてはそういう目標を設定できるかどうかが重要なのではないかと考えています。
川淵三郎
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不器用でも何でも、嫌な話ほど面と向かって話す。それが長い目で見て、信頼関係や組織の連帯につながります。
川淵三郎
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したり顔で「時期尚早」と言う人は、やる気がないということ。それを正直に「私にはやる気がありません」とは情けなくて言えないから、「時期尚早」という言葉でごまかそうとします。「前例がない」と言う人は、「私にはアイデアがありません」と言えないから、「前例がない」という言葉で逃げようとします。これは仕事のできない人に共通している逃げ口上です。できない理由を探して、安穏とする。
川淵三郎
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改革を断行するうえでは、スピードが最も重要で、走りながら考え、いいと思ったことは、どんどん前に進めることが大切です。間違ったと思ったら修正すればいいのです。
川淵三郎
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メディアの人たちは野球をサポートする人の数が圧倒的に多い。記事も野球の方がずっと大きい。それは明らか。それでも、サッカー界は野球を敵視するのではなく、どうやってサッカー界としてファンを増やしていくか、という視点で考えないといけない。競技団体そのものが、一生懸命自分のスポーツを発展させると同時に、未成熟なスポーツを助けて一緒に発展させることが大事じゃないかな。
川淵三郎
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Jリーグができたことで、「世界に羽ばたく」という夢が見えてきたんです。選手もファンも、子供たちにも。Jリーグが広く受け入れられた理由は、「この道は世界につながっているんだ」という夢をみんなが持てたことが大きかったのではないでしょうか。
川淵三郎
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Jリーグ開幕当時から、私が、繰り返し発信してきたのは「地域に根差したクラブ運営」です。プロ野球は企業色を前面に出していますが、Jリーグは違うと。行政、市民、企業の三位一体の支援を得て、地域社会に愛される存在にならなければいけない。「空疎な理念」だともいわれましたが、指摘も批判もすべて推進力に変えて突っ走ってきた気がします。企業目線ではなく地域目線、サポーター目線での改革を繰り返してきたこと。これがこの20年間の原動力だったと思います。
川淵三郎