いろいろ試してみると自分の天分にも気づきやすいと思います。やりたいことを10個ぐらいやれば、どれが自分に向いていて、何を全うすべきかというものが見える。一個やるだけではなかなか見つけるのがむずかしいでしょう。だから、たくさん経験をして、たくさん学ぶのです。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
この名言を見ている方にお薦めの名言
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ただ重要に思えるだけのことと、本当に重要なことを見分ける力を身につけなくてはいけない。
ジョージ・ルーカス 映画監督
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人間がこれだけはと思いきったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ。
山本周五郎 小説家
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科学とは知識が組織化されたものであり、知恵とは人生が組織化されたものだ。
イマヌエル・カント 哲学者
為末大の他の名言
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人を変えるには自分の人生をかける必要がある。
為末大
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スポーツの世界では天才は触らないのが一番ですが、秀才はある程度システムで作れる。秀才システムでは天才が死ぬし、天才システムでは凡人が秀才になれない。
為末大
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参加するレースは自分で決めたのか。ただギャラリーが多いからそのレースを選んでやいないか。レースはゴールして終わりではない死ぬまで続く。死ぬまでやり通せるレースを選んだか。
為末大
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人間はアドバイスをしながら優越に浸り、親切をしながら相手に恩を着せようとする。もちろんそれで違和感が無いならそれもいい。だけど、苦しいと感じている人は、抜け出す為に自分を見つめなきゃいけない。
為末大
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結果がすべての世界で生きていると、自分への要求はどんどん高くなっていきます。すると、満足できるレースがどんどん減っていく。そのなかで頑張るのは苦しい。1、2年もすれば誰でも燃え尽きてしまいます。大切なことは、自分の外側に目標を置くのではなく、自分の「モチベーションのフック」が何かを知ること。そのためには、まずは自分を観察することです。僕の場合、自分で立てた仮説を検証したり、人をビックリさせたりすることが、モチベーションのフックです。
為末大
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100メートル走をやっていた頃、記録が伸び止まり、自分がほんとうの一流ではないことに気づきました。そして、「だとしたら、身体的にトップではない人間でも勝てるものは何だろう」と考えるようになったのです。それから、自分の人生に対する考え方がより戦略的になっていったように思います。
為末大
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他人の浮き沈みに一喜一憂し、誰かをけなす事で憂さを晴らす。でも朝起きてみれば自分の人生は何も変わっていない。
為末大
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実際にはやめる事が簡単じゃなくても、でもいざとなったら全部捨ててやめてしまおうという選択肢が頭にあるだけで随分世界が違う。逆説的だけど、本当に大事なものを無くさない為に、やめるという選択肢を常に置いておくべきだと、僕は思う。
為末大
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世の中にはどうしようもないことがたくさんあって、そこに出口がないなら、どうにかしようがあることに努力や時間を割いていったほうがいい。あきらめたものが多いほうが、ひとつのことに集中投下できる。それゆえ成功しやすい。
為末大
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僕の競技者としての人生は失敗でしたが、人生はサドンデスのトーナメント戦ではなくリーグ戦です。僕にとっては、もう次のシーズンが始まったので、ここでまた勝負して、死ぬ瞬間にどう思えるかが大事だと思っています。
為末大